結婚後の生活費はどうする?リアルな収入と生活費のパターンを大公開!

食費に光熱費、ローンの支払い…結婚後の生活費はどれくらいかかるのでしょうか。
カップルの収入の事例と生活費のパターンをご紹介します。
あなたは多い方?少ない方? 気になる生活費について考えてみましょう。

 

結婚後の生活費をパターン別に考えよう!

愛する者同士で結婚したとはいえ、お金がなければ結婚生活は成り立ちません。
たとえ贅沢な生活を望んでいなかったとしても、子どもができたときを見越した収入は欲しいはず。
そこで、さまざまなカップルの事例を参考に、夫婦のお金事情をご紹介します。

 

生活費にかかる項目は?ふたり暮らしの相場を考えてみよう

生活費とは?

  • 家賃
  • 光熱費
  • 水道代
  • 通信費
  • 食費
  • 日用品・雑貨
  • 保険代・医療費

その他にかかるお金とは?

  • 趣味・交際費など
  • 小遣いなど

生活費は、条件によっては増減します。例えばペットを飼っていたら育てるのに必要なお金が毎月かかります。
他にも、趣味で毎月釣りに行くのであれば、その交通費と釣り道具の費用がかかります。
そのため雑費や趣味・交際費は、思っている以上にかかってしまいます。

 

どうすればお金が貯まる?共働き夫婦の上手な貯金の仕方とは

結婚 共働き夫婦 貯金の仕方

共働き夫婦の場合、家計を大きく分けると、「共有口座管理」「一括口座管理」「個別口座管理」の3つに分けられます。
口座の管理方法に加えて、「給与明細を開示しているかどうか」でもお金の管理の細やかさが異なってきます。

共有口座管理

夫婦の共有口座を作る方法です。主に共有口座で生活費の支払いと夫婦の貯金を行います。
お互いの個人口座では、結婚後の生活費や貯金を差し引いた金額を管理します。

個人口座は主に、個人の小遣い・個人貯金用に使用します。
貯金額を先に決めておいて入金をし、残ったお金が小遣いになるため、毎月一定のお金が貯まりやすいというメリットがあります。

共働き夫婦に多い管理方法です。

一括口座管理

お互いの給与をすべて一括の口座に入金。ひとつの口座で、お互いの生活費や貯金をすべて管理する方法です。
小遣いは毎月定額を夫婦に渡します。生活費を差し引いた金額が貯金になります。そのため、夫婦のどちらかが家計簿をつけて毎月の収支を計算します。

どちらかがパート、専業主婦の家庭に多い管理方法です。

個別口座管理

全く共有のお金を管理せずに、個人口座で個別に管理する方法です。
家計状況が見えづらいという特徴があります。お互いが給与を開示する、個人家計簿を共有するなどしないと、状況が把握しづらいため貯金ができにくいことがあります。

お金の管理方法の選択は、まず「共働き夫婦であるかどうか」がポイント。
それに応じて、共有か一括にするかで分かれる傾向です。
給与は内緒にし合う夫婦もいますが、開示した方が、お金が細やかに管理できます。

お互いの給与を開示して、なおかつ共有口座に貯金、残りは自由という風に行うと、毎月定額のお金が貯まりやすいです。
将来に向けての貯金の目標金額がある夫婦におすすめのやり方です。

 

家計の考え方、まずは20代男女の平均年収を参考に!

結婚 家計 20代男女の平均年収

国税庁が2014年に発表したデータを参考にすると、男性の平均年収は、20代前半で265万円、20代後半で378万円という結果になっています。

女性の年収は、20代前半で231万円、20代後半で344万円という結果になっています。
実際には、こちらの平均よりも手取りが少ない方もいるかもしれません。
今回はこちらの平均年収を参考にしながら夫婦の生活費を考えてみます。

共働き夫婦Aさん(夫婦ともに正社員・ふたり暮らし)の場合

日本の平均年収をもとに、共働き夫婦の生活費の一例をご紹介します。

夫 月収31.5万円 妻 月収26.6万円 の夫婦の場合

 

夫(31.5万円)

妻(26.6万円)

家賃

6万円

6万円

光熱費(電気ガス)

1万円

1万円

水道代

6,000円

0万円

食費

2万円

2万円

日用品・雑貨

2万円

2万円

保険代・医療費

月による、1万円以内

月による、1万円以内

通信費

1.5万円

1万円

夫婦の貯金(共有口座)

6万円

5万円

自由に使えるお金(こづかい)

11.4.万円

8.6万円

※あくまでも平均年収から換算した一例です

共働きで子どものいないAさん夫婦は比較的余裕があります。
年収の高い夫の方が、夫婦の貯金を少し多めにしています。

Aさん夫婦の場合、毎月定額で決めた貯金の分と生活費を支払えば、後に残るお金は個人の自由。毎月定額で貯金額を達成しつつも、個人でお金を自由に使いやすい傾向です。

共働き夫婦Bさん(夫正社員・妻パート・2人暮らし)の場合

夫 月収31.5万円 妻 月収8万円 の夫婦の場合

 

夫(31.5万円)

妻(8万円)

家賃

10万円

0万円

光熱費(電気ガス)

2.5万円

0万円

水道代

6,000円

0万円

食費

4万円

0万円

日用品・雑貨

1万円

1万円

保険代・医療費

月による、1万円以内

月による、1万円以内

通信費

1.5万円

1万円

夫婦の貯金(共有口座)

5万円

2万円

自由に使えるお金(こづかい)

5.9万円

3万円

※あくまでも平均年収から換算した一例です

夫正社員、妻パートで共働き夫婦よりも収入が少ないBさんカップルの場合、お互い小遣いを減らして、少しでも貯金に回せるようにしています。

Bさん夫婦の場合は、夫婦ともに「一括口座管理」。お金の管理は妻がすべて行っています。

夫婦の口座にお互いの給与を入金して、妻がExcelで家計簿を毎月つけています。Excelの家計簿をもとに、月末に夫婦でお金について相談し合います。

将来子どもをもつことを考えて、妻のパートを増やして貯金できる金額を増やすことを検討しています。

 

都心と地方の生活費の違い

家賃は高いが車やバイクを所有しなくても生活できる都心

都心と地方の生活費で最も大きく異なるのは、家賃にかかる金額。都心では家賃が高いため、地方よりも狭い家で住むことを余儀なくされます。
その分、交通網が整備されているので、車を持っていなくても便利に暮らせます。
生鮮食品の金額は、地方に比べればやや高い傾向。食費を抑える工夫が必要です。

交通手段の確保はマスト!その分生活費が抑えられる地方

結婚 地方 生活費

一方地方では、車やバイクといった交通手段の確保が必要な場合が多いです。
そのため、自動車税や車・バイクの維持費、駐車場代を考えておかなければなりません。
しかし、その代わりに家賃や食費といった生活費を都心に比べてグっと抑えられます。

 

生活費と貯金についてじっくり話し合いましょう

夫婦の生活費の管理方法は、夫婦の数だけ個性があります。
また給与やお金について話し合わなければならないので、人によっては繊細な話題になります。そのため、結婚前から事前にじっくりと話し合っておくことがおすすめです。
相手の職種や住んでいる場所など、色々な条件を加味して無理のない貯金を心がけてくださいね。

協力し合えば乗り越えられるはずです。

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