親族のみの結婚式の自己負担額は?費用を抑えるコツや人気の演出などを紹介

ここ数年、親族だけなど少人数でおこなう結婚式に注目が集まっています。親族のみの結婚式は、一般的な結婚式に比べて費用が安く、アットホームな雰囲気になるといわれていますが、その実態はどうなのでしょうか。

この記事では、親族のみでおこなう結婚式の特徴や自己負担額の目安、費用を節約するコツ、少人数だからこそできる人気の演出・おもてなしを紹介します。
「親族のみの結婚式なら、どれくらい費用を抑えられるのだろう?」「少人数ならではのすてきな結婚式にしたい」と思っているカップルは、ぜひ参考にしてください。

 

近年、親族のみでおこなう結婚式が増えている

かつて、結婚式は大きなパーティールームを貸し切って盛大におこなうものというイメージがありました。しかし最近では、親族のみなど少人数で結婚式をおこなうカップルも増えています。

まずは、そうした近年の状況と、親族のみでおこなう結婚式のメリット・デメリットについて紹介します。

親族のみの結婚式をおこなう人の割合

近年、いわゆる“王道”と呼べるような盛大な結婚式ではなく、近しいゲストのみを招待し、厳選した演出をする“等身大”の結婚式を選ぶカップルが年々増加しています。

リクルートブライダル総研の「結婚トレンド調査2018」によると、等身大派のカップルで、親族のみを招待して結婚式をおこなったカップルは、王道派のカップルよりも、11.7%も多くなっています。
出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ」

このように親族のみ、あるいは親族と近しい友人のみを招待する結婚式が増加しているようです。その背景には、将来のためにお金を残しておきたいという考えや、派手な結婚式を希望しないカップルが増えたことなどがあると考えられます。

親族のみの結婚式のメリット

親族のみで結婚式をおこなうメリットには、家族・親族水入らずでゆっくり話せること、結婚式の費用を抑えられること、結婚式の準備期間が短く済むことが挙げられます。

親族のみでの結婚式は、大人数のゲストを招待する結婚式と比べて、時間に追われることなく過ごせるのが魅力です。大人数での結婚式では、ゲスト全員とゆったりと話すのは難しいですが、少人数であればゲスト1人1人に感謝の気持ちを伝えられるでしょう。

また、結婚式の準備期間が短く済むことも、親族のみの結婚式が持つ魅力の1つです。大規模な結婚式だとその分費用も高く、ペーパーアイテムや引出物などの準備にもたくさんの時間がかかってしまいます。その点、親族のみの結婚式であれば準備に時間がかからないため、忙しいカップルでも安心しておこなえるでしょう。

親族のみの結婚式のデメリット

一方、親族のみで結婚式をおこなうデメリットとして、プログラムによっては自己負担が増す可能性があることが挙げられます。「少人数の結婚式であれば必ず費用が少なく済む」と思い込まず、1つ1つの費目で節約の工夫をすることも大切です。

また、親族のみの結婚式では演出が少ないケースがありますが、このような場合は歓談の時間が間延びしてしまう恐れがあります。結婚式らしい演出を盛り込んだり、会場が一体となって楽しめるようなプログラムを組んだりすることで、ゲストが退屈するのを防ぐことができるでしょう。

親族のみの結婚式を検討している場合は、こうしたデメリットを回避できるようなプログラムや演出を選ぶことが大切です。

 

親族のみの結婚式の費用と自己負担目安

親族のみの結婚式といっても、ゲストの人数はさまざまです。そこで、親族のみで結婚式をおこなう場合の、ゲスト人数別の費用目安と自己負担額を見ていきましょう。

ちなみに、一般的な結婚式における費用の平均額は、以下のようになっています。

・費用総額:354万9,000円
・ご祝儀の総額:224万3,000円
・自己負担額:149万5,000円
※いずれも、親からの援助は含まない
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ」

これらの数字とも比べながら、親族のみの結婚式にかかる費用を確認していきましょう。

10人の場合【家族のみの挙式・食事会スタイル】

10人程度のゲストを呼んでおこなう結婚式の場合、費用の目安は次のようになります。

・費用総額:55万円
・ご祝儀の総額:33万円
・自己負担額:22万円

この人数だと、ゲストは親やきょうだいなどの家族のみになることがほとんどでしょう。司会者は基本的に呼ばず、お色直しもしないケースが多いため、費用を大幅に削減できます。

20人の場合【家族+親族のみの挙式・食事会スタイル】

20人程度のゲストを呼んだときの費用の目安は以下のとおりです。

・費用総額:110万円
・ご祝儀の総額:66万円
・自己負担額:44万円

親やきょうだいに加えて、祖父母やいとこなどの親族を呼ぶと、20人程度の結婚式になります。

ゲストの人数が増える分、料理や飲み物、引出物の費用も増えます。また、会場が広くなるとその分、会場代も高くなるでしょう。一方、これくらいの人数であれば、席次表を作らず、会場入り口に席次ボードを設けることもできるため、ペーパーアイテム代の節約につながります。

30人の場合【家族+親族+親しい友人での挙式・披露宴スタイル】

30人程度のゲストを呼ぶ場合、費用の目安は以下のとおりです。

・費用総額:165万円
・ご祝儀の総額:99万円
・自己負担額:66万円

この規模になると、挙式後のパーティーは「食事会」というよりも「披露宴」に近いものになってきます。10人や20人での結婚式に比べて、テーブルを増やしたり会場を広くしたりする必要があるので、装花や会場にかかる費用が増えることになるでしょう。また、友人も招くため、お色直しをすることも考えられます。

 

親族のみの結婚式で自己負担を減らすコツ

結婚式にかかる費用のなかには、ゲストの人数に応じて金額が増減するものと、そうでないものがあります。親族のみの結婚式では、大規模な結婚式に比べて「人数によって費用が変わるもの」を節約できるため、結婚式の費用総額を抑えることができます。

ゲストの人数によって費用が変わるのは、以下のようなアイテムです。

・料理、ドリンク
・ペーパーアイテム
・引出物、引菓子
・テーブル装花

一方、以下のアイテムは、ゲストの人数が少ない場合でも費用が変わりません。

・会場使用料
・演出
・撮影
・ヘアメイク
・衣装
・ブーケ

親族のみの結婚式でゲストの人数が少ないからといって、ウェディングドレスや演出をグレードアップしすぎると、予算をオーバーする可能性があります。ですから、親族のみの結婚式では固定でかかる費用を節約し、ゲストの人数によって費用が変わるアイテムをグレードアップするほうが、結果的に費用の節約につながる場合があります。

10名程度のウェディングなら、派手な演出を省いて歓談の時間を増やし、会話を十分に楽しむケースも少なくありません。このように、費用をかける部分を工夫することによって、自己負担を減らしながらも、ふたりの気持ちをゲストにしっかりと伝えられる結婚式になるでしょう。

 

親族のみの結婚式のおおまかな流れ

親族のみでおこなう結婚式は、一般的には以下のような流れで進行します。新郎新婦が希望する演出がある場合は、この流れをベースに加えていくとスムーズに進行できるでしょう。

・簡単な顔合わせ
・記念撮影
・新郎新婦からのウェルカムスピーチ
・ケーキカット
・親族紹介
・乾杯
・歓談、演出
・お色直し(※)
・歓談、演出
・両家代表者挨拶
・新郎新婦による締めの言葉

※お色直しは、親族のみの結婚式では省略する場合も多いですが、おこなう場合は上記の流れが一般的です。

 

親族のみの結婚式の注意点

親族のみの結婚式であっても、気を付けておきたいことがあります。注意してほしいポイントは2つです。

新郎新婦からの挨拶をしっかりとおこなう

まず1つめは、新郎新婦からの挨拶をしっかりとおこなうことです。
ゲストが親族ばかりだからといって、いつもの「親戚の集まり」のようになるのは避けましょう。ふたりからの挨拶をきちんとおこない、結婚式に集まってくれたことへの感謝の気持ちを伝えることが大切です。

乾杯の挨拶は新郎側の親族にあらかじめお願いしておく

もう1つの注意点は、乾杯の挨拶を新郎側の親族にあらかじめお願いしておくことです。
親族のみの結婚式では、新郎側の親族が乾杯の挨拶をするケースが一般的です。依頼したい方には、事前に直接会うか、電話をかけてお願いしておきます。そのうえで、招待状にも乾杯の挨拶をお願いしたい旨を付せんなどに書いて添えておきましょう。

 

親族のみの結婚式で人気の演出・余興・おもてなし6選

最後に、親族のみの結婚式で人気の高い演出や余興、おもてなし方法を紹介します。
少人数でアットホームな結婚式だからこそ、できることはたくさんあります。ぜひ参考にして、すてきな結婚式にしてください。

料理やドリンクに気を配る

親族のみの少人数だからこそ、おいしい料理やドリンクで感謝を伝えるのはいかがでしょうか。ゲストの好みや年齢層に合わせた料理を選ぶ、新郎新婦の出身地の食材をベースにしたコースにするなど、さまざまな工夫ができます。

たっぷりと時間をかけてテーブルラウンドする

親族のみの結婚式ではテーブルの数も少ないので、テーブルラウンドの際に時間を気にして焦る必要もなくなります。たっぷり時間をかけて各テーブルを回り、感謝の気持ちを伝えながら、ゲストとの会話や写真撮影を楽しみましょう。

新郎新婦にまつわるクイズ大会をおこなう

会場全体が一体感を持って楽しめる余興として、新郎新婦にちなんだクイズ大会を催すのもおすすめです。親族のみの結婚式では、新郎新婦が幼い頃のエピソードを交えたクイズを出題すると盛り上がるでしょう。

ムービーでゲスト1人1人にお礼のメッセージを贈る

少人数での結婚式なら、ムービー上でゲスト1人1人への感謝の気持ちを伝えることも可能です。それぞれのゲストと写った思い出の写真とともにメッセージを伝えれば、懐かしさも相まってとても喜んでもらえるでしょう。

ゲストの好みに合わせた引出物を用意する

ゲスト1人1人に合わせた、きめ細やかなおもてなしができるのも、少人数でおこなう結婚式の魅力です。例えば、各ゲストの好みに合わせた引出物を用意する、といったおもてなしはいかがでしょうか。

年齢に合わせて選んだり、小さなお子さまがいる方にはキッズ用品を送ったり、遠方からのゲストには荷物にならないカタログギフトを選んだりと、ゲスト全員に喜ばれるような工夫をしてみましょう。

ダーズンローズセレモニーをおこなう

ダーズンローズとは、新郎がゲストから花を1本ずつ受け取り、それらを花束にしてゲストの前で新婦にプロポーズする演出です。花束を受け取った新婦が、花を1本選んで新郎の胸元に飾ることで、ふたりの誓いが成立します。

会場中を巻き込んでおこなう幸せいっぱいのセレモニーは、親族のみの結婚式にぴったりの演出です。

席次表などに家系図を載せる

親族のみの結婚式だからこそできる演出として、席次表やプロフィールブックなどのアイテムに両家の家系図を載せるのもおすすめです。
ふたりの入場を待つ間にも、ゲスト同士で盛り上がってもらえることでしょう。

 

まとめ

親族のみでおこなう結婚式では、一般的な結婚式をおこなう場合よりも自己負担額を減らすことが可能です。節約できるところは節約しながら、ゲスト1人1人に楽しんでもらえるような演出を取り入れましょう。

アットホームな雰囲気も親族のみの結婚式の魅力ですが、歓談の時間が間延びしたり、「いつもの親戚の集まり」になったりするのは避けたいものです。新郎新婦からの挨拶をきちんとおこなうなどの工夫をして、思い出に残る結婚式にしましょう。

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