結婚式の自己負担を減らす方法7選と、ケチるとバレる要注意ポイント

華やかな結婚式に憧れていたとしても、結婚式にかかる費用の高さに驚き、結婚式場の予約をためらってしまう方もいるかもしれません。もちろん、工夫次第で結婚式の費用を抑えることもできますが、方法や加減を間違えてしまえば、ゲストに節約がバレてしまう恐れもあります。

結婚式の自己負担をできるだけ減らすためには、どのような方法が効果的なのでしょうか。
結婚式の自己負担を減らす方法と、覚えておきたい要注意ポイントをご紹介します。

 

結婚式の費用感、自己負担の平均をおさらい

結婚式の自己負担額を計算するために、まずは結婚式の費用感を把握しておきましょう。以下の内容は、ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べを参考に記載しています。

・結婚式の費用の総額平均:362万3,000円
・ご祝儀総額の平均:227万8,000円
・親・親族からの援助総額の平均:172万1,000円
・結婚式の自己負担額の平均:154万6,000円
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べ

結婚式の自己負担額を知るためには、結婚式にかかる費用の総額から、ご祝儀総額と親・親族からの援助総額を引いて計算する必要があります。ご祝儀総額と援助総額によっては、結婚式の自己負担が0円となるケースも考えられるでしょう。

 

結婚式の自己負担額を抑える方法~予約編

結婚式の自己負担額を減らすためには、結婚式場を予約する段階から、節約のコツを意識しておかなければなりません。
ここでは、自己負担額を抑えるためのポイントとして、結婚式場の予約時にできる以下3つを紹介します。

人気のシーズンにこだわらない

結婚式を挙げるにあたって人気のあるシーズンは、気候の穏やかな春と秋です。
寒すぎず暑すぎない、春と秋におこなう結婚式の基本料金は、高めに設定されているケースが多いです。

費用を抑えたいのであれば、オフシーズンの夏(7月・8月)や冬(12月・1月・2月)を選びましょう。結婚式の費用が全体的に安くなるほか、季節限定のお得なプランが用意されていることもあります。

結婚式の日取りに強い希望がない場合は、オフシーズンから都合の良い日を選ぶとよいでしょう。

おめでたいお日柄にこだわらない

結婚式を挙げるカップルやその両親・親族のなかには、おめでたいお日柄にこだわる方もいるかもしれません。お日柄というのは、カレンダーによく書かれている六曜(大安・友引・仏滅・先勝・先負・赤口)のことです。結婚式には大安が最もふさわしいとされ、逆に仏滅や赤口は避けたほうが良いとされています。

しかし、大安の日は縁起が良いお日柄であることから人気が高く、その分費用も高くなる傾向があります。そのため、近年では仏滅の日をあえて選び、費用を抑えて結婚式を挙げるカップルも少なからず存在するようです。

こだわるポイントと妥協するポイントを決める

結婚式の準備を進めていくなかで、衣装や料理、演出、装花など、決定しなければならないものがいくつもあります。これらにかかる費用は、華やかでグレードの高いものにするほど高額になりがちです。

しかし、費用をなるべく抑えたいといっても、結婚式に不満が残るのは避けたいものです。また、「好みのウェディングドレスを着れば良かった」「もっとゲストへのおもてなしにこだわるべきだった」といった後悔をしないためにも、こだわるポイントと妥協するポイントをあらかじめ二人で決めておきましょう。また、二人のやりたいことを予算内で実現するために、こだわりたいポイントを結婚式場の担当者に相談しておくことが大切です。

 

結婚式の自己負担額を抑える方法~準備編

次は、結婚式の準備をするときに実践できる、自己負担額を抑えるためのコツを紹介します。

持ち込みできるものは持ち込む

結婚式で必要なアイテムは、結婚式場で注文するよりも、外部の業者に依頼して持ち込むほうが安く済む傾向があります。
例えば、以下のようなものは結婚式場に持ち込むことが可能であるケースが多いです。

・ウェルカムアイテム(ウェルカムボード、ウェディングツリーなど)
・ウェディングドレス
・アクセサリー
・ブーケ、ブートニア
・ペーパーアイテム(招待状・席次表・席札など)
・引出物、引菓子
・カメラマン、ヘアメイク
・ムービー(プロフィールムービー、エンディングムービーなど)

ただし、アイテムを持ち込む際には持ち込み料が発生する場合もあります。かえって費用が高くなってしまうこともあるため、前もって結婚式場に確認しておきましょう。

手作りできるものは手作りする

結婚式までに時間の余裕があるなら、必要なアイテムを手作りするのもおすすめです。
手作りできるアイテムとしては、以下のものが挙げられます。

・ウェルカムアイテム
・リングピロー
・ウェディングドレス
・アクセサリー
・ブーケ、ブートニア
・ペーパーアイテム
・ムービー

ただし、結婚式の準備に追われて、手作りアイテムの用意が間に合わないこともあるでしょう。時間がかかりそうなアイテムは、早めに準備できるよう計画を立てることが大切です。また前述のとおり、持ち込み料がかかる場合があるため、持ち込み料の有無や金額についても必ず事前に確認しておきましょう。

ゲストをたくさん呼ぶ

結婚式では一般的に、ゲスト数が多くなるほど自己負担額が減るといわれています。
というのも、結婚式場に支払う費用の総額は高くなりますが、ゲストをたくさん呼ぶほど、ご祝儀総額も高くなるからです。

ゲスト数が増えた分だけ、料理や引出物などにかかる費用は増加しますが、挙式料、会場代、衣装代、写真撮影代など、費用がゲスト数に左右されない項目もあります。そのため、ゲストをたくさん呼ぶことで、結果的に自己負担額を減らすことができるでしょう。

会費制にする

自己負担額のことを考慮し、会費制ウェディングにするカップルもいます。会費制の場合はご祝儀を受け取らず、会費だけをゲストから受け取ることになります。

会場代など全部の費用を会費だけでまかなうのは難しいものの、ご祝儀制で結婚式をおこなうよりも、費用を安く抑えられるでしょう。カジュアルな雰囲気の結婚式を挙げたい方は、会費制ウェディングを検討してみてはいかがでしょうか。

 

【結婚式】ここをケチるとバレやすい!要注意ポイント3選

結婚式の自己負担額を減らしたいとはいえ、節約していることをゲストに気づかれたくないと考える方も多いはずです。
最後に、結婚式で節約するとバレやすい要注意ポイントを確認しておきましょう。

料理

料理のグレードを落としたり、ボリュームを減らしたりすると、ゲストの満足度が下がってしまう恐れがあります。結婚式での料理を特に楽しみにしているゲストも少なくないため、できるだけ満足してもらえるよう配慮したいところです。

とはいえ、ゲスト数が多いほど、料理のグレードを上げたときの費用の総額が高くなってしまいます。二人の予算に応じて、無理のない範囲で料理の内容を決めることが大切です。

なお、ドリンクは料理ほど注目する方が少ないため、節約してもバレにくいと考えられます。フリードリンク制にしても、ドリンク自体をあまり飲まないゲストもいるでしょう。
料理のグレードを落とすのが難しければ、ドリンクの内容で費用を調節するのも1つの方法です。

引出物・引菓子

引出物や引菓子はゲストの手元に残る品物であるため、いかにも安そうなものを渡すのはできるだけ避けたいところです。また、カタログギフトなど、品物によってはインターネットで調べれば、すぐに価格がわかってしまうものもあります。
節約したことがバレないよう、引出物・引菓子の選択には十分に気をつけましょう。

どうしても引出物や引菓子を節約したい場合は、持ち帰り用の紙袋だけを持ち込む方法もあります。もしくは、引出物の宅配を利用してみるのも1つの手段です。

装花

披露宴会場などの装花のボリュームを極端に減らしてしまうと、見た目が寂しくなってしまいがちです。結婚式当日にあまり気にならなかったとしても、写真として見るとボリューム感が少なく見えてしまうこともあります。
また、結婚式での写真は思い出として長く残るものです。装花代を節約したことで、あとから残念な気持ちになることもあるでしょう。

とはいえ、会場装花のすべてをボリュームのある生花でそろえようとすると、装花代が高額になります。比較的費用が安い場合が多いグリーンや造花を混ぜてみるなど、ボリューム感を損なわずに費用を抑える工夫をしてみましょう。

 

まとめ

結婚式場の予約や結婚式当日に向けて準備をする際に、ご紹介した自己負担額を抑える方法を試してみてはいかがでしょうか。自分にとってのこだわりポイント、妥協ポイントを理解したうえで、どの費用を節約するのが最適かを考えることが大切です。

料理代、引出物・引菓子代、装花代については節約がバレやすいとはいえ、いずれも節約効果が高いものです。二人の懐具合とゲストへのおもてなしのバランスを考え、無理のない範囲で費用を決めていきましょう。

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