ハワイでふたりだけの結婚式はアリ?メリット・デメリットや節約法

海外結婚式のなかでも、高い人気を誇るハワイ。しかし、海外での結婚式には飛行機代もかかるので、「ハワイでの結婚式には憧れるけれど、費用面で不安がある」という方もいると思います。

そんなカップルの方には、ハワイでおこなうふたりだけの結婚式がおすすめです。この記事では、ハワイでふたりだけの結婚式をおこなうメリット・デメリットや楽しみ方、海外結婚式の費用を節約する方法をご紹介します。

 

海外での結婚式、一番人気はやっぱりハワイ!

画になるロケーションをバックに愛を誓い、非日常を満喫できる海外での結婚式に憧れを抱くカップルは少なくないでしょう。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020では、結婚式を挙げたカップルのうち7.1%が海外で結婚式をおこないましたが、そのうち61.9%のカップルが結婚式をおこなう場所としてハワイを選択しています。2番目に数値が高いグアムでの結婚式が、全体の15.9%に留まっていることからも、ハワイには根強い人気があることがわかります。

 

ハワイでふたりだけの結婚式が人気!そのメリットとは?

海外での結婚式は、ゲストを少人数に絞っておこなわれるのが一般的です。しかし、最近ではゲストを呼ばず、新郎新婦ふたりだけで結婚式をおこなうスタイルも人気を集めています。ここでは、ハワイでふたりだけの結婚式をおこなうメリットについて見ていきましょう。

費用を抑えつつ、憧れの海外結婚式が実現できる

ふたりだけでおこなう結婚式の最大のメリットは、費用を抑えながらも、すてきな海外結婚式を実現できることです。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020【海外ウエディング編】調べによると、海外での結婚式にかかった費用総額は213万3,000円が平均となり、ゲスト数は8.0人が平均という結果でした。

一方、ハワイでの結婚式にかかった費用総額は、さらに高い215万9,000円が平均となります。この金額には、結婚式の費用126万円、ふたりの旅行代89万9,000円などが含まれています。さらに、ゲストの交通費を一部でも負担するとなると、費用総額は一気に膨れ上がるでしょう。

上記の金額を見て、「ハワイでの結婚式は意外と安い」と思われた方もいるかもしれません。たしかに、国内での結婚式費用の総額平均362万3,000円と比較すると安くなっています。しかし、海外結婚式ではゲストからご祝儀をいただかないのが一般的であるため、費用総額が比較的安く済んだとしても、結果的に自己負担額が高くなる場合があるのです。

結婚式の費用には、料理代や引出物、負担する場合はゲストの交通費など、ゲストの人数に比例して増えるものがあります。そのため、同じハワイでの結婚式であっても、ふたりだけでおこなうスタイルにすれば、費用を大幅に節約できる可能性が高いのです。

準備が比較的楽で期間も短く済む

ふたりだけでおこなう結婚式の魅力は、費用面だけではありません。結婚式までの準備が比較的楽に進められることも、ふたりだけでおこなう結婚式のメリットです。

結婚式の準備で時間がかかるのは、ゲスト選びと席次決め、招待状・席次表などのペーパーアイテムの用意、料理選びやムービーなどの演出の手配、引出物の準備などです。
ゲストを招待しないふたりだけの結婚式であれば、こういった準備が必要なくなるため、結婚式までの負担を大幅に減らすことができます。

打ち合わせの回数も、国内での結婚式に比べて少なくて済むケースが多く、なかには1回の打ち合わせで結婚式を迎えられるプランもあります。ふたりだけでおこなう海外結婚式は、忙しいカップルにもおすすめのスタイルです。

ゲストに気を遣う必要がない

ゲストに喜ばれる結婚式を実現するためには、ゲストへのさまざまな配慮が必要となります。「交通費をどれくらい負担すべきか」「どのような料理や演出が喜ばれるか」「ご祝儀の予想額と引出物のバランスはどうか」など、細やかに気を配らなければなりません。
もし、ハワイでの結婚式でゲストを招待した場合には、ゲストの予定に合わせてスケジュールの調整も必須になるでしょう。

一方、ふたりだけの結婚式であれば、これらの気遣いは不要です。ふたりの希望を最優先し、自分たちのペースでハワイ滞在を楽しめるのは、ふたりでおこなう結婚式ならではのメリットだといえます。

 

ハワイでふたりだけの結婚式をするデメリットとは?

ハワイでおこなうふたりだけの結婚式を成功させるには、先ほど紹介した魅力だけでなく、注意点やデメリットもあります。ここでは、デメリットについて紹介していきます。

花嫁姿をたくさんの人に見てもらえない

ゲストを呼ばない結婚式では、ふたりの晴れ姿を家族や友達に見てもらうことはできません。ふたりだけの結婚式を挙げた先輩カップルからは、「お祝いの言葉を直接かけてもらえないのは少し寂しかった」といった声も聞かれました。

こうしたデメリットをカバーするためには、帰国後にお披露目パーティーをおこなうことをおすすめします。ハワイでの幸せな写真やエピソードなどをパーティーで披露すれば、お世話になった方々にも喜んでもらうことができます。

ゲストと一緒に写真撮影ができない

結婚式で撮った写真は一生の宝物ですが、ふたりだけの結婚式ではゲストとともに写真撮影ができないため、寂しいと思う方は少なくないでしょう。

この問題も、帰国後にパーティーを開くことで解決できるかもしれません。たとえ、結婚式当日の撮影でなくても、ふたりを心からお祝いしてくれるゲストと撮った写真は、思い出深いアイテムとなるでしょう。

結婚式場の下見ができない

実際の結婚式場を事前に見に行けないことも、ハワイでおこなう結婚式のデメリットです。結婚式場の設備を自分の目で確かめられないので、不安になる方もいるかもしれません。

現地に着いてから「イメージと違った」ということにならないためにも、しっかりとした下調べが必要です。英語に自信がない場合、現地に日本語が話せるスタッフがいるかを事前に確かめておくとよいでしょう。
また、ハワイではスコールなどの急な天候の変化もよくあります。現地の気候を把握したうえで、天候の変化に対応できるかどうかも、あらかじめ確かめておくことをおすすめします。

そのほか、気になることがあれば積極的に担当スタッフに質問して、疑問点はすべて解消しておきましょう。

 

ふたりだけのハワイ結婚式を楽しむ方法

ふたりだけのハワイ結婚式を楽しむ方法

ゲストを呼ばずにおこなうハワイでの結婚式には、ふたりだけだからこそできる楽しみ方があります。ここでは、ふたりだけのハワイ結婚式を満喫する方法を紹介しますので、ぜひプランニングの参考にしてください。

新婚旅行として長めの滞在を楽しむ

ふたりだけの結婚式でおすすめしたいのが、結婚式と新婚旅行をセットにする方法です。

ゲストを呼んでハワイでの結婚式をおこなう場合でも、新婚旅行と併せて楽しむカップルはいますが、その場合にはゲストだけが先に帰国することが多くあります。ゲストが帰国する際にお見送りするため、自分たちの滞在日程だけでなく、ゲストの滞在日程も気にかけなければなりません。

その点、ふたりだけの結婚式であればゲストの送迎などを気にせず、ゆったりと滞在を楽しめるでしょう。

チャペルや衣装、ホテルのグレードを上げて贅沢に

先述のとおり、ふたりだけでおこなう結婚式は、ゲストを呼んでおこなう結婚式よりも費用を抑えることができます。

予算に余裕が出たら、結婚式場やウェディングドレス・タキシード、ホテルのグレードを上げてみてはいかがでしょうか。浮いた費用を上手に活用することで、より華やかな体験が叶うかもしれません。

写真撮影にとことんこだわる

ゲストを招待しない結婚式では、用意された時間を新郎新婦ふたりのためだけに使うことができます。そこでおすすめしたいのが、ウェディングフォトにとことんこだわることです。じっくり時間を取って、思い出に残るすてきな写真を撮りましょう。

おすすめの撮影場所は、ダウンタウンやサンドバー、ダイヤモンドヘッド、キラウエア火山、ヌアヌフォレストなどです。こういったハワイの人気スポット・絶景スポットで思う存分写真撮影できることも、ふたりだけのハワイ結婚式ならではの楽しみ方だといえるでしょう。

帰国後は、盛大なお披露目パーティーを開催

ふたりだけの結婚式をおこなう場合、帰国後にお披露目パーティーを開くのもおすすめです。

結婚式はふたりきりでハワイを満喫し、家族や友人へのお披露目はゲストのアクセスが容易な日本でおこなえば、「ゲストにお祝いしてもらえない」「ゲストと写真撮影ができない」といったデメリットも解消できます。

帰国後に開くお披露目パーティーは、一般的な披露宴のようなものではなく、「1.5次会」と呼ばれるカジュアルなパーティーにすると費用面でも安心です。1.5次会について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

関連記事: 【結婚式】1.5次会の費用相場、自己負担はどれくらい?

関連記事: 1.5次会の会費相場とは?金額別(2万・1.5万・1万)のプラン例も紹介

 

ふたりだけの海外結婚式で費用を抑える方法

最後に、ふたりだけでおこなう海外結婚式で、なるべく費用を抑える方法を紹介します。

ハイシーズンを避けて、旅行代を節約する

ハワイは一般的な旅行先としても人気のスポットであるため、長期休暇などのシーズンは飛行機代が高くなる傾向があります。
そのようなハイシーズンを避ければ、ハワイまでの旅行代を節約できるでしょう。結果的に、ハワイでの結婚式にかかる費用全体を抑えられる可能性があります。

比較的安くハワイに行けるオフシーズンは、ゴールデンウィークを除いた4~6月と、年末年始を除いた10~3月です。ふたりの予定と予算に合わせて、最適な日程を選びましょう。

航空券や宿泊先の手配を自分たちでおこなう

海外旅行に慣れていて語学力に自信のあるカップルなら、航空券や宿泊先を自分たちで手配することで費用を大幅に節約できるでしょう。

最近では、インターネットでも手軽に航空券や宿泊先を予約できるようになりました。ふたりで協力し合い、理想の旅程をプランニングするのも楽しいかもしれません。

衣装小物などのアイテムを持ち込みする

ウェディングドレスや衣装小物などのアイテムを結婚式場に依頼するのではなく、自分たちで手配して持ち込むことも節約テクニックの1つです。

特に、帰国後にお披露目パーティーを企画している場合には、もう一度衣装を使うことになるため、レンタル料が2倍かかる可能性もあります。その点では、衣装や小物類をあらかじめ購入しておくことで、費用を抑えることが可能です。

ただし、会場やプロデュース会社によっては持ち込み料がかかることがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。また、ウェディングドレスを持ち込む場合は大きな荷物を飛行機で運ぶことになるので、搬入・搬出の方法も確かめておくと安心です。

 

 
 

まとめ

ハワイでふたりだけの結婚式はアリ?メリット・デメリットや節約法

ふたりだけでおこなうハワイでの結婚式には、「費用を抑えられる」「準備の負担を減らせる」「ゲストへの気遣いが不要」といったうれしいメリットがあります。ハワイでの結婚式に憧れているカップルにとって、ふたりだけの結婚式は魅力的な選択肢の1つとなるでしょう。

一方で、ゲストを招待しないため、ゲストからお祝いの言葉をもらえない、ゲストと写真撮影ができないなどのデメリットもあります。また、事前の下見ができないため、しっかりした下調べが必要となるでしょう。
こうしたデメリットがあることをあらかじめ知っておくことで、トラブルを防ぐことができるかもしれません。

ふたりだけの結婚式の楽しみ方や費用を抑える方法などを上手にプランに取り入れて、すてきなハワイでの結婚式を実現させましょう。

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