結婚式二次会の自己負担はいくら?費用・会費の平均額や節約のコツ

これから結婚式を挙げようと考えているカップルのなかには、「結婚式二次会の費用はどれくらいかかる?」「二次会の費用はすべて新郎新婦が負担するの?」など、費用について気になっている方もいるでしょう。

この記事では、結婚式二次会の費用や会費などについて詳しくご紹介します。平均額などを把握してから、二次会を開催するかどうか決めたいという方は、ぜひ参考にしてください。

 

結婚式二次会を実施するカップルの割合は?

そもそも、結婚式のあとに二次会を実施するカップルはどれくらいいるのでしょうか。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020によると、結婚式を挙げたカップルのうち41.2%が二次会を実施しているようです。つまり、半数近くのカップルが二次会を開催していることになります。

また、二次会の会場はレストランが22.6%、披露宴会場が16.5%、カフェやバーが30.2%とさまざまです。そのほかには、居酒屋やパーティースペース、カラオケボックスなども利用されていますが、どれも少数派となっています。

二次会の会場をどこにするかは参加する人数にもよりますが、想定する人数に適した広さがある場所を選ぶことが重要です。また、料理・ドリンクなどのコストパフォーマンスについても考慮して選択するとよいでしょう。

 

結婚式二次会にかかる費用の一覧

次に、二次会にかかる費用の内訳と相場を一覧で紹介します。
先ほどと同じく、ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020によると、二次会のゲスト人数は平均47.2人となるようです。この数値をもとに二次会にかかる費用の目安を計算してみましょう。

なお、二次会にかかる費用の内訳は以下のとおりです。

・二次会会場に支払った総額(料理代、ドリンク代、会場代など):約26万3,000円
・会場装飾代(装花、ウェルカムボードなど):約1万9,000円
・新郎新婦の二次会用衣装代:約5万9,000円
・新郎新婦の二次会用ヘアメイク代:約1万円
・ゲームなどの景品代:約6万2,000円
・ゲストへのプチギフト代:一人あたり200円~400円
(例:200円×平均出席者数46.9人=9,380円)
・幹事へのお礼金:約2万円
・幹事代行業者を利用した場合の費用:約10万9,000円
※上記金額にゲームの景品代などを含む場合もある。
・写真・ムービー撮影代:約3万8,000円

上記の金額を合計すると、二次会にかかる費用の目安は約45万円~55万円となります。
二次会の費用は決して安くはないため、新郎新婦のふたりで費用の全額を支払うのは難しいでしょう。だからといって、ゲストにもできるだけ負担をかけたくないものです。どこを妥協して、どこにこだわるべきなのか、ふたりでよく話し合って決めましょう。

また、二次会に参加するゲストの人数は、少なく見積もっておくことをおすすめします。あらかじめ全員に参加可否を確認したとしても、当日になって急用が入り、来られなくなる方もいます。少なめに見積もっておけば、欠席者による赤字は避けられるでしょう。

 

結婚式二次会の会費の平均額はいくら?

続いて、結婚式の二次会に招待するゲストの会費について見てみましょう。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020によると、二次会会費は首都圏平均で男性7,800円、女性7,000円となっています。首都圏のゲスト人数の平均約54人を男女半数ずつで二次会を開催した場合は、次のように計算できます。

・男性:7,800円×27人=21万600円
・女性:7,000円×27人=18万9,000円

つまり、新郎新婦が受け取る会費の総額は39万9,600円となります。前述のとおり、二次会会場に支払う総額の平均は約26万3,000円なので、それを10万円以上上回る金額です。

このように、ゲストから集まった会費で料理代やドリンク代をまかなうケースが多いため、費用をしっかりと把握したうえで会費を決めていきましょう。ただし、二次会の会費を高めに設定してしまうと、ご祝儀を用意したゲストに負担をかけてしまうことになるため注意が必要です。

また、二次会の幹事を友人などに依頼する場合、幹事からは会費を受け取らないのが一般的です。二次会を進行する幹事には、ゆっくりと食事などを楽しむ余裕がないことが多いからです。幹事分の費用は新郎新婦が支払うことを忘れないようにしましょう。

 

結婚式二次会での自己負担額の目安は?

結婚式の二次会をおこなう場合、新郎新婦の自己負担額はいくらになるのでしょうか。これまでのデータをもとに、自己負担額の目安を計算していきます。

二次会の自己負担額は、以下の計算式で算出することができます。

二次会の自己負担額=費用総額-入ってくるお金(会費)

前述のとおり、会費を男性7,800円、女性7,000円とし、54人のゲストを招待した場合を想定すると、以下のようになります。

50万円(結婚式二次会にかかる費用総額の中央値)-39万9,600円(入ってくるお金) =10万400円

この場合、新郎新婦の自己負担額は約10万円となることがわかります。ただし、二次会の演出などによって金額は前後しますので、あくまでも目安として考えましょう。

 

結婚式二次会で自己負担額を減らすコツ

最後に、結婚式の二次会で自己負担額を減らす4つのコツを紹介します。

お得な特典や割引付きの二次会プランを選ぶ

まずは二次会をおこなう会場で、お得な特典や割引付きのプランがないかチェックしましょう。例えば、「新郎新婦と幹事は料金無料」や「音響機材の使用料は無料」などの特典が付いている二次会プランもあります。
こうした二次会プランを利用すれば、自己負担額を抑えられるでしょう。

なかには、二次会プランなどがなく、一から自分たちでプランを立てなければならない二次会会場もあります。そういった会場を選ぶと、細部までこだわることはできますが、費用が高くなることもあるため注意しましょう。

また、二次会会場の候補がいくつかある場合には、それぞれの特典や割引をしっかりと比較検討して、最適な会場を選ぶのがおすすめです。

不要なものはカット・縮小して費用を節約する

二次会の演出などを考える場合には、不要なものはカットまたは縮小して費用を節約しましょう。例えば、二次会会場に飾る装花や演出、幹事代行の費用、撮影代などは節約の余地がありそうです。

もしも、二次会の余興でダンスなどを披露する方がいる場合には、ライトやミラーボールなどが必要になるかもしれませんが、こうした演出機材のレンタル代は高額になる可能性もあります。その場合には余興をせず、ゲストとゆったりとした時間を過ごす歓談メインの二次会にするのもよいでしょう。

また、新郎新婦の衣装代も節約できるポイントです。ドレスやタキシードなどは変えずに、ヘッドドレスやネクタイなどの小物のみを変えるだけでも、印象をガラッと変えることができます。

景品サイトで豪華景品を安く手配する

二次会でビンゴなどのゲームをする場合には、景品代も必要になります。
景品を用意する場合には、個別に購入するのではなく、景品サイトなどを利用して安く手配しましょう。

例えば、景品の予算が6万円の場合、景品サイトを利用すれば豪華な景品を含む10~20点の景品を一気に用意することも可能です。

利用する景品サイトによっては、一定額以上を購入すると、二次会を盛り上げるためのクラッカーや景品パネルを飾る雛壇なども付いてきます。簡単に景品を用意することができるため、二次会の景品を選ぶ際は、ぜひ利用してみてください。

プチギフトは専門サイトの利用か手作りで

結婚式や二次会でゲストをお見送りする際に手渡すプチギフトは、専門サイトで1個100円程度から購入することができます。あまりにも安いと見栄えが気になるかもしれませんが、専門サイトならかわいらしい見た目のプチギフトがそろっているので、安心して選べるでしょう。

また、ふたりで手作りしたものをプチギフトとして渡すのもおすすめです。手間や時間はかかりますが、費用を抑えられるだけでなく、ゲストに対して感謝の想いを伝えることができます。

 

まとめ

結婚式二次会の費用総額は、平均約45万円~55万円かかりますが、全額を新郎新婦が負担するわけではありません。ゲストからいただく会費を支払いに充てるとすれば、自己負担額は約10万円程度になります。ただし、これらは二次会の内容や人数、会費金額などによって変動するため、あくまで目安として考えてください。

今回紹介した、自己負担額を抑えるためのコツを参考にして、自己負担を抑えながらもゲストとともに楽しめる結婚式二次会を目指しましょう。

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