オンライン結婚式の費用はいくらかかる?ご祝儀や注意事項とは

コロナ禍で大人数が集まるイベントの開催が難しくなり、オンライン結婚式の需要が高まっています。「オンライン結婚式は費用が安い」という話を聞くものの、実際にはどれくらい費用がかかるのでしょうか。

今回は、オンライン結婚式に必要な費用、ご祝儀の目安を紹介します。
ゲストへの案内やインターネット環境など、開催にあたって注意しておきたいポイントも解説しますので、事前に理解を深めておきましょう。
 

 

そもそも、オンライン結婚式とは?

そもそも、オンライン結婚式とは?

オンライン結婚式とは、ZoomやSkypeなどのビデオ通話アプリを使って、リモートで挙げる結婚式のことです。ゲストはスマートフォンやタブレット端末、パソコンから気軽に出席できます。

2020年は新型コロナウイルスの影響で、結婚式を予定通りに挙げられないカップルが続出しています。外出をなるべく控えて、人と人との間隔を空ける必要性があるなか、オンライン結婚式は次世代の結婚式スタイルとして注目を集めているのです。

オンライン結婚式といっても、ふたりだけで一から準備するパターンもあれば、オンライン結婚式のプロデュース会社や結婚式場に依頼するパターンもあります。指輪交換やケーキ入刀など、通常の結婚式に近いプログラムを組むこともできますので、コロナ禍で結婚式を諦めていた方におすすめのスタイルです。

 

オンライン結婚式の費用の目安

オンライン結婚式を挙げるのに必要な費用の目安は、数万円~数十万円とされています。
一般的な結婚式の平均費用総額が362万3,000円であることを考えると、オンライン結婚式の費用ははるかに安いといえます。
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020 調べ

結婚式場ではなくスタジオや自宅で配信する場合には、費用を大幅に節約できるでしょう。また、自分たちで結婚式をプロデュースすれば、工夫次第で費用を浮かせることも可能です。
ただし、その場合には準備に時間と手間がかかることを把握しておきましょう。また、司会を用意しておかなければ、当日の進行がうまくいかないことも考えられます。

不安な点があるなら、オンライン結婚式のプロデュース会社や結婚式場に依頼するのがよいでしょう。わからない点について気軽に質問でき、当日もサポートしてもらえるためスムーズに進められます。

 

オンライン結婚式のご祝儀の目安

オンライン結婚式はまだ始まったばかりのサービスですので、現段階ではご祝儀の目安は定まっていない状況です。今後、オンライン結婚式を挙げるカップルが増え、一般的に認知されるようになれば、新たなマナーやスタンダードが確立していくでしょう。

そもそも、オンライン結婚式を挙げる場合、ゲストからご祝儀をいただくべきなのでしょうか。オンライン結婚式のご祝儀・会費について、想定されるパターンは以下のとおりです。

・手作りの結婚式でほとんど費用がかからないため、ご祝儀はいただかない
・オンライン結婚式の費用をまかなえるよう、会費という形でいただく
・ご祝儀の申し出があった場合のみいただく

プロデュース会社などに依頼する場合にかかる費用は数万円~数十万円が平均と、プラン内容によってバラつきがあるものです。利用するプロデュース会社によっては、オンラインでご祝儀や会費を支払えるところもあります。クレジットカードを使った事前決済システムを導入しているサービスもあるので、チェックしておくとよいでしょう。

 

オンライン結婚式をおこなう際の注意事項

オンライン結婚式をおこなう際の注意事項

もし、オンライン結婚式を検討しているなら、以下の注意事項を押さえておきましょう。

ご祝儀について、ゲストにあらかじめ案内しておく

招待するゲストは、「オンライン結婚式に参加するのははじめて」という方が多いでしょう。ご祝儀を用意したほうが良いのか、当日までに何を準備すれば良いのかがわからず、悩むゲストもいるかもしれません。

そもそも、オンライン結婚式のご祝儀の相場が定まっていないのが難しいところです。
もしゲストからご祝儀をいただくのであれば、ふたりでよく相談し、最適な金額を設定するとよいでしょう。特に、ご祝儀や会費の有無、金額に関しては誤解のないよう、ゲストにあらかじめ案内をしておくことが大切です。

自宅のインターネット環境を確認する

自宅からオンライン結婚式を配信するなら、インターネット環境を整えることが大前提です。普段から通信速度の遅さが気になっている場合は、有線のインターネット回線を用意するなど対策をしておきましょう。

結婚式の本番前には、以下のチェックリストを確認しておくと安心です。

・インターネットの接続状況は安定しているか
・カメラの位置は問題ないか
・画像が明るすぎる、暗すぎることはないか
・BGMのタイミング、音量に問題はないか

また、本番中にトラブルが起きないよう、リハーサルをおこなっておくとよいでしょう。

配信ツールの設定などに関して、ゲストをサポートする

年配の方など、普段あまりインターネットを使わないゲストにとって、配信ツールの設定はハードルが高いものでしょう。結婚式を十分に楽しんでもらうためにも、必要に応じてゲストをサポートすることが大切です。

具体的には、以下のような内容が挙げられます。

・ワンクリックで参加できるWeb招待状を用意する
・配信ツールの設定方法を事前に説明する
・インターネットの設定ができない方がいる場合、フォローできる体制を整える
・ゲストにもリハーサルに参加してもらい、配信ツールの操作に慣れてもらう

BGMをかける場合は、JASRAC(ジャスラック)に申請する

オンライン結婚式はライブ配信として扱われるケースがあるなど、通常の結婚式と条件が異なる点に注意しましょう。

自宅で配信をおこなう場合は比較的自由にBGMを選べますが、JASRACへの申請は済ませておく必要があります。曲の使用条件や申請方法の詳細については、事前にJASRACホームページを確認しておくとよいでしょう。

 

まとめ

オンライン結婚式であれば、新型コロナウイルスの感染リスクを防ぎつつ、通常よりも安い費用で結婚式を開催できます。結婚式の開催を決めたら、当日に向けてゲストへのサポートをおこないましょう。

ご祝儀についてはゲストへの案内が難しいところですが、混乱を避けるためにも、ご祝儀や会費の有無、金額を事前に伝えておくほうがスムーズです。また、インターネット環境の整備、配信ツールの設定など、スマートフォンやパソコンに慣れていない方がいる場合は、必要なフォローをおこないましょう。

コロナ禍であっても、結婚式を完全に諦める必要はありません。
オンライン結婚式と名の付くサービスが続々と登場していますので、ふたりの希望にぴったり合うスタイルを探してみてください。

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