兄弟姉妹の結婚式。ご祝儀はいくら包む?いつ渡す?

兄弟や姉妹が結婚することは、家族にとっても大変喜ばしいことです。
しかし、兄弟や姉妹の結婚に対してご祝儀を包むべきなのか、包むとしたら相場はいくらくらいなのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、兄弟や姉妹が結婚する場合のご祝儀について、詳しくご紹介します。

関連記事:親族の結婚式でのご祝儀事情 相場はどれくらい?

 

兄弟や姉妹の結婚にご祝儀は必要?

基本的には一般的な結婚式と同じく、兄弟や姉妹の結婚式に対してもご祝儀を包む必要があります。
ただし包む側がまだ若く学生であったり、両親と同居していたりする場合、引出物は両親とまとめてひとつにすることも。その場合はご祝儀を包まなくても大丈夫です。

兄弟・姉妹へのご祝儀の相場

では、兄弟・姉妹にご祝儀を包む場合、相場はいくらくらいなのでしょうか。

平成29年に集計された「全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)」の調査では、兄弟・姉妹に包むご祝儀の金額について次のような結果が出ています。

10万円以上:22.7%

7万円:1.6%

5万円:38.4%

3万円:22.1%

その他:15.2%

※全日本冠婚葬祭互助協会/祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(平成29年度)

 

最も多かった回答が「5万円」、次いで「10万円以上」、「3万円」と続きます。
この結果から、兄弟・姉妹に包むご祝儀の相場は「5~10万円」程度であると言えそうです。

兄弟・姉妹との関係性や環境によっても異なる

相場をさらに細かく分けた場合、新郎新婦より上の兄か下の弟かや、ご祝儀を包む側が未婚か既婚かによっても異なります。
新郎新婦が弟や妹であった場合、兄・姉として相場の中でも多めに、場合によっては相場より多く包むケースも少なくありません。

反対に兄・姉が結婚する際は、包む側がまだ社会人になりたてであったり、兄弟で年齢が大きく離れていたりする場合、相場より少ない金額でも問題ないとされることがあります。
また、包む側が未婚である場合には、ご祝儀の金額は「5万円」が目安です。

既婚の場合は個人で招待される場合と夫婦で招待される場合がありますが、夫婦で招待され、なおかつ子どもが小学生~高校生ほどで大人と同じ食事の用意が必要となる場合は、3人分の席代・食事代を考慮して10万円ほど包むケースが多いようです。

地域や家族によって独自の慣習がある場合も

地域や家族によって独自の慣習がある場合も

一般的な相場以外に、地域や家族ごとの慣習や決まりごとがある場合もあります。

例えば兄弟・姉妹の中で最初の結婚式のとき、あらかじめ話し合いをして「兄弟・姉妹でのご祝儀はなし」という取り決めをしていたなど、家族内でご祝儀に関する決まりごとがあるケースも少なくありません。その場合はその内容に従いましょう。

そういった決まりごとや慣習を把握していない場合、自分で判断する前に一度、ご両親やご親戚に確認しておくのがおすすめです。地域によってはご祝儀の相場自体が大きく異なる場合もあるので、注意が必要です。

ご祝儀はなくても、プレゼントでお祝いの気持ちを表現して

「家族内でご祝儀は包まないという決まりごとがあるけど、お祝いの気持ちは何か形にしたい」というときは、何かプレゼントを用意してはいかがでしょうか。

いくら決まりごとがあったとしても、お祝いが何もないというのはお互いに寂しいもの。兄弟・姉妹にあらかじめ欲しいものを聞いておいたり、サプライズで用意したりと、記念になるものをプレゼントすれば喜ばれること間違いなしです。

 

兄弟・姉妹の結婚式でご祝儀を渡すタイミングは?

一般的に、結婚式のご祝儀は結婚式の当日に受付で手渡します。
しかし兄弟・姉妹の結婚式となると、ゲストではなく招待する側という立場になるため、前もって直接手渡ししておくのがベター。
遠方の場合や何らかの理由で直接渡せない場合でも、現金書留などで前もって送っておくと良いでしょう。

プレゼントを渡す場合も当日渡すと荷物になってしまうため、必ずご祝儀とあわせて前もって渡すようにしましょう。

 

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「ご祝儀」はそこにこめられた気持ちが大事

ご祝儀はそこにこめられた気持ちが大事

結婚式のご祝儀は、結ばれるおふたりへの祝福の気持ちをささやかな形にした証。大切なのは、やはりおふたりを祝福する気持ちです。

ましてや結婚するのが自分の兄弟・姉妹ともなれば、その気持ちはさらに大きくなるものです。兄弟や姉妹といえば、時には喧嘩もしつつ、長年ずっと一緒に育った最も近しい家族。そんな家族の結婚は、自分のことのようにうれしいものですよね。

ご祝儀の金額を増やすことも形としては重要ではありますが、それ以上に大事なのは心からの祝福の気持ちやお祝いの言葉。
自分に置き換えて、おふたりの新しい門出に心からの祝福の気持ちを贈りましょう。

「家族なのに」「ゲストを招待する側なのに」など、ご祝儀を包むことに釈然としない方もいるかもしれませんが、そこはお祝い事。一般的な慣習や家族独自の決まりごとに則り、お互いに納得したうえで気持ちよく結婚式を楽しみたいですね。

 


 

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