結婚式の所要時間はどのくらい?時間帯別のメリット・デメリット
結婚式場を選ぶときに、迷ってしまいやすいのが結婚式の時間帯です。
結婚式にあまり出席したことがないカップルであれば、おおよその所要時間がわからず、スケジュールの設定に悩むかもしれません。
そこで今回は、挙式・披露宴・二次会の所要時間とおおまかな進行について紹介します。
結婚式の時間帯に関しても、午前・午後・夕方の3パターンに分けてメリット・デメリットを解説しますので、結婚式をスタートする時間で迷っている方はぜひ参考にしてください。
【結婚式】挙式の所要時間
挙式の所要時間のおおまかな目安は30分程度です。
挙式スタイルは「キリスト教式」「神前式」「人前式」の3種類ありますが、スタイルによって所要時間やプログラムの内容が若干異なります。
キリスト教式では牧師、神前式では神主が進行をおこないます。
キリスト教式の場合はフラワーシャワー・ブーケトスなど、ゲスト参加型の演出が含まれるため、40~45分を目安として見ておくとよいでしょう。
人前式の場合は、披露宴の司会者が進行をおこなうケースが多いです。
特に決まった進行ルールがないため、好きな演出を自由に盛り込むことができます。演出の数を多めにすることもできますが、その分だけ所要時間も長めに見積もっておきましょう。
挙式スタイル別の挙式の流れ、プログラムの内容については、以下の記事でわかりやすく解説しています。挙式スタイルをどれにしようか迷っている方は、詳細をチェックしてみてください。
結婚式・披露宴当日の流れとは?知っておきたい基本プログラムを紹介
【結婚式】披露宴の所要時間
披露宴は、入場からお見送りまでで2時間30分程度かかるのが一般的です。
おおまかな進行と所要時間は以下のとおりです。
・前半(入場~お色直し):60分
・中座(お色直し):30分
・後半(再入場~お見送り):60分
2時間30分というのはあくまでも目安であり、お色直しの回数、演出の内容によって所要時間は変わります。披露宴だけで3時間以上かかるケースもありますが、あまり長時間になるとゲストが疲れてしまうため、スケジュールの調整が重要です。
披露宴のプログラムを決める際には、演出を盛り込み過ぎないよう気を付けながら、全体の進行を考えていきましょう。所要時間の感覚がわからない場合は、経験豊富なプランナーに相談しながら決めていくとスムーズです。
披露宴の流れとタイムスケジュールについても、以下の記事で詳しく紹介しています。
結婚式・披露宴当日の流れとは?知っておきたい基本プログラムを紹介
【結婚式】二次会の所要時間
結婚式の二次会の所要時間は、2時間程度を目安として考えましょう。
二次会のよくあるスケジュール・所要時間は、以下のとおりです。
・新郎新婦入場・挨拶:10分
・乾杯・食事・歓談:30分
・余興・ゲーム(2~3つ):50分
・サプライズ演出:15分
・新郎新婦謝辞・退場:15分
会場を予約する際には、準備や受付、入退場の時間を含めてプランを選ぶ必要があるので、二次会も披露宴と同じく、演出の詰め込みすぎには注意しましょう。当日の時間配分がうまくいかず、延長料金が発生するパターンもあります。
二次会の幹事を誰かに依頼する場合には、会場を使用できる時間をしっかりと共有しておきましょう。
結婚式の時間帯は、3パターンから選択可能
結婚式の時間帯は、大きく分けると「午前」「午後」「夕方」の3パターンがあります。
結婚式場によって時間設定の詳細は異なりますが、一般的なタイムスケジュールはそれぞれ以下のとおりです。
・午前スタートの結婚式
受付 10:00~10:30
挙式 10:30~11:00
披露宴 11:30~14:00
二次会 17:00~19:00
・午後スタートの結婚式
受付 13:30~14:00
挙式 14:00~14:30
披露宴 15:00~17:30
二次会 20:00~22:00
・夕方スタートの結婚式
受付 17:30~18:00
挙式 18:00~18:30
披露宴 19:00~21:30
二次会 同日開催はしない場合が多い
披露宴と二次会を別会場でおこなう場合は、披露宴のお開きの時間、結婚式場との距離を考慮したうえで、二次会の開始時間を決めましょう。
披露宴の片付けや着替えに時間がかかったり、二次会会場へ向かう途中で渋滞に巻き込まれたりして、新郎新婦の到着が遅れることも少なくはありません。
このようなリスクを避けて晴れの日に後悔を残さないためには、披露宴と二次会の時間を十分に確保すること、なるべく結婚式場から近い二次会会場を選ぶことが大切です。
トラブルの発生で到着が遅れる可能性を考えて、二次会に遅れた場合の対応を幹事と事前に相談しておくとよいでしょう。
【結婚式】時間帯別のメリット・デメリット
続いては、どの時間帯で結婚式をおこなったら良いのかを考えていきましょう。
午前スタートの結婚式のメリット
午前中に結婚式をスタートする場合には、以下のようなメリットがあります。
縁起が良いとして、年配のゲストに喜ばれる
お祝い事は昔から、明るいうちにおこなったほうが良いといわれています。
ゲストのなかに縁起を気にされる方がいるなら、午前中に結婚式をおこなうほうが安心でしょう。
お子さま連れのゲストが参加しやすい
お子さま連れのゲストが出席する場合は、食事のリズムを崩さない午前スタートのほうが喜ばれるかもしれません。
早い時間にお開きになるため、ゲストの負担が少ない
日が昇っているうちに披露宴がお開きになるため、早めに帰宅できて疲れにくいことがメリットです。二次会に参加しないゲストであれば、披露宴後に予定を入れることもできるでしょう。
午前スタートの結婚式のデメリット
一方、午前中に結婚式をスタートする場合には、以下のようなデメリットがあります。
ヘアメイクが必要な女性ゲストに早起きを強いることになる
結婚式が午前中にスタートするとなると、女性ゲストは早めの時間帯にヘアメイクの予約を入れておかなければなりません。
早起きが必要となる分、女性ゲストの負担が大きくなるのがデメリットです。
遠方のゲストには、前泊の手配が必要
遠方に住んでいるゲストがいるなら、前泊が必要であるかを必ず確認しておきましょう。
遠方のゲストが多い場合、朝一のスタートは避けるほうが安心です。
午後スタートの結婚式のメリット
午後から結婚式をスタートする場合には、以下のようなメリットがあります。
新郎新婦もゲストも、時間に余裕を持って準備できる
結婚式が午後に始まれば、新郎新婦もゲストも準備時間に余裕を持てます。
午前中に婚姻届の提出を済ませることが可能なので、結婚式の日と入籍の日を一緒にしたいカップルにとってはメリットといえるでしょう。
帰宅時間が夜遅くにならない
結婚式が午後から始まるなら、たとえ二次会をおこなう場合でも、それほど帰宅時間は遅くなりません。披露宴から二次会へスムーズに移行しやすく、待ち時間が比較的少なく済むこともメリットといえます。
午後スタートの結婚式のデメリット
一方、午後から結婚式をスタートする場合には、以下のようなデメリットがあります。
食事のタイミングがズレるため、お子さま連れのゲストは疲れやすい
午後から結婚式をスタートする場合、食事のタイミングが微妙な時間になります。披露宴の食事までにお腹が空いてしまうため、お子さま連れのゲストには負担が大きいかもしれません。
夕方スタートの結婚式のメリット
夕方から結婚式をスタートする場合には、以下のようなメリットがあります。
ロマンチックなムードを満喫できる
昼間とは違った風景を楽しめることが、夕方から夜にかけておこなう結婚式の魅力です。
雰囲気たっぷりの夕暮れや夜景を満喫できるほか、イルミネーションやキャンドルなどの演出で盛り上がることもできます。
多忙なゲストでも予定を調整しやすい
仕事でいそがしい方でも、スケジュールを合わせやすいのが夕方スタートのメリットです。
披露宴の食事のタイミングも夕食の時間帯に重なるため、そういった意味では参加しやすいといえるでしょう。
結婚式場によっては、費用が割安になるケースもある
結婚式場にもよりますが、夕方スタートの結婚式は昼間の結婚式よりも安くなるケースが多くあります。結婚式費用をできるだけ安くしたい方は、夕方スタートの結婚式を検討してみてください。
夕方スタートの結婚式のデメリット
一方、夕方から結婚式をスタートする場合には、以下のようなデメリットがあります。
高齢のゲストやお子さま連れのゲストには負担が大きい
帰宅時間が遅くなることもあり、高齢のゲスト・お子さま連れのゲストは疲れてしまうことがあります。高齢のゲストやお子さま連れのゲストは、参加しづらい時間帯でしょう。
二次会を同日開催できない場合が多い
挙式と披露宴の時間がそもそも遅いため、二次会を同日開催するのは難しいでしょう。二次会を希望するのであれば、早めの時間帯に結婚式を挙げるのが望ましいです。
遠方のゲストには宿泊の手配が必要
披露宴のお開きの時間が遅くなると、遠方から出席したゲストが帰宅できない恐れがあります。前泊が必要な場合、宿泊費をどこまで負担するのか決めておきましょう。
結婚式で人気の時間帯、曜日は?
結婚式で人気のある時間帯は、「午前のやや遅めの時間帯」あるいは「午後のやや早めの時間帯」です。前述した時間帯別のメリット・デメリットを考えると、やはり昼前後の時間帯がちょうど良いといえるでしょう。
ちなみに、挙式の実施曜日に関しては、52.3%が「土曜日」、31.7%が「日曜日」を選択しています。
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
土日休みの方の割合が多いことをふまえると、翌日が休日となる「土曜日」に人気が集まるのは自然なことです。
上記のような人気の時間帯・曜日から、結婚式場の予約は埋まっていきます。もし希望の時間帯・曜日がすでに決まっているなら、できるだけ早めに結婚式場のリサーチを始めてみましょう。
ただし、このことを逆手にとって、あえてあまり人気のない時間帯・曜日を選ぶことも1つの手段です。平日や遅めの時間帯を選ぶことで、大幅に費用を節約できるケースがあります。
まずは、ふたりの希望日・時間帯・曜日を確認しておきましょう。優先事項を明確にしたうえで、納得のできる日時を選ぶことが大切です。
まとめ
結婚式のおおまかな所要時間を把握できたら、ゲストの顔ぶれを思い浮かべつつ、どのようなスケジュールが最適なのかを考えてみましょう。
もし結婚式と同日に二次会を開催する予定なら、時間の調整が重要です。披露宴と二次会の間隔を空けすぎてゲストをお待たせするのも、二次会に間に合うか微妙なギリギリの時間を設定するのも避けたほうがよいでしょう。
今回ご紹介した所要時間の目安、時間帯ごとのメリット・デメリットを参考にしながら、結婚式の日時をふたりで検討してみてください。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。