【例文あり】感謝が伝わる結婚式の「花嫁の手紙」のポイントと基本の書き方
結婚式は、人生における大切な節目。そして、花嫁の手紙は、その感動的な瞬間に、感謝の気持ちを伝える特別な機会です。しかし、いざ書こうとすると、何から始めればいいのか、どんな言葉を選べばいいのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、花嫁の手紙を書く際の3つのポイントから、基本的な5つの構成要素、そして避けるべきNGワードまで詳しく解説します。また、両親だけでなく、義両親やきょうだい、ゲスト全員に向けた手紙など、さまざまなパターン別の例文も紹介しています。
ぜひ、この記事を参考に、あなたの言葉で、大切な人への感謝の気持ちを伝えてください。
目次
花嫁の手紙を書くときのポイント3つ

花嫁の手紙は、結婚式で最も感動的なシーンのひとつ。感謝の気持ちを伝える大切な機会ですが、いざ書こうとすると何から始めればいいのか、どんな言葉を選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、心からの感謝が伝わる花嫁の手手紙を書くためのポイントを3つご紹介します。
結婚式まであと1週間というタイミングで書くのがおすすめ
結婚式当日が近づくにつれ、準備や気持ちの整理に追われて慌ただしくなりがちです。手紙を書く余裕がなくなり、焦ってしまわないように、結婚式まであと1週間を過ぎた頃に書き始めるのがおすすめです。
このタイミングでは、結婚式の準備がひと段落し、心に余裕が生まれていることでしょう。また、両親との思い出を振り返る時間も確保でき、より深い感謝の気持ちを言葉にしやすい時期でもあります。早すぎると気持ちが高まらず、遅すぎると推敲の時間が取れないため、1週間前がベストタイミングといえます。
準備がある程度落ち着き、気持ちも整理された状態で手紙を書くことで、より素直な気持ちを言葉に込めることができます。
自分で考え、自分の言葉で手紙を書くことが重要
感謝の気持ちを伝える手紙だからこそ、テンプレートや例文をそのまま使うのではなく、自分の言葉で書くことが大切です。
例文はあくまで参考程度に留め、実際のエピソードや具体的な思い出を盛り込みましょう。両親だけが知っている家族の思い出や、普段は照れくさくて言えない感謝の言葉などを素直に綴ることで、聞いている人の心に響く手紙となるのです。
これまでの思い出や感謝の気持ち、これからの決意などを、ありのままの言葉で綴りましょう。たとえ拙い言葉でも、自分の言葉で伝えることで、より心に響く手紙になります。
1日の終わりのリラックスした気持ちで書くと素直な気持ちが伝わりやすい
忙しい日々の合間を縫って手紙を書くのは大変ですが、1日の終わり、リラックスした状態で書くのがおすすめです。
夜の静かな時間帯は、日中の喧騒から離れ、自分の心と向き合える貴重な時間です。お気に入りの音楽を聴きながら、温かい飲み物を飲みながらなど、ゆったりとした気持ちで筆を進めることで、飾らない本心や気持ちがあふれ出すでしょう。また、就寝前の穏やかな時間は、子どもの頃の記憶も蘇りやすく、忘れていた大切な思い出を思い出すきっかけにもなると言われています。
寝る前にベッドに入り、今日あったことや感じたことを振り返りながら、ゆっくりと手紙をしたためてみましょう。リラックスした状態であれば、自然と素直な気持ちが溢れ出し、感謝の気持ちが伝わりやすい手紙になります。
【基本構成】花嫁から両新への感謝の手紙の書き方

花嫁の手紙は、結婚式という晴れの場で、これまで育ててくれた両親への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
しかし、いざ書こうとすると、どんな内容を書けばいいのか、どんな言葉を選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、感謝の気持ちが伝わる花嫁の手紙の基本的な書き方と、盛り込むべき内容について具体的に解説していきます。
花嫁の手紙は、主に以下の5つのパートで構成されます。それぞれのポイントを押さえながら、心を込めて手紙を書きましょう。
①前置き:参列への感謝
手紙の冒頭では、「お父さん、お母さん」といった呼びかけから入ることが多いです。また、ゲストへのあいさつからはじめる場合もあります。
前置きは、参列者やゲストの人数・規模を問わず、手紙全体の雰囲気を決める重要な部分です。フォーマルな式では「本日はお忙しい中」という定型句を使い、カジュアルな式では「今日は私たちのために集まってくれて」といった親しみやすい表現を選びましょう。
また、緊張していることを正直に伝えることで、会場の雰囲気を和ませる効果もあります。
例文
| お父さん、お母さん。手紙を書くのは子どもの頃以来ですね。今日私は○○さんと夫婦になります。この場を借りて今までの感謝の気持ちを伝えます。 |
例文
| 皆さま、本日は私たちの結婚式にご出席いただき、ありがとうございます。この場を借りて、両親に感謝の手紙を読みあげさせていただきます。 |
②書き出し:伝える相手への呼びかけ
ここでは、手紙を書くに至った気持ちを伝えます。親への感謝の思いや、その後につながるエピソードなどを書きましょう。
例文
| お父さんとお母さんのおかげで、こうして幸せな日を迎えることができました。結婚式を迎えた今、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思い、この手紙を書きました。 |
書き出しでは、普段の呼び方をそのまま使うといいでしょう。「パパ、ママ」「お父ちゃん、お母ちゃん」など、家族だけが知る呼び名を使うことで、より温かみのある手紙になります。
また、「今日まで〇〇年間」と具体的な年数を入れることで、これまでの歳月の重みが伝わり、感動を呼び起こします。
③エピソード:絆や友情がわかる話
両親との具体的なエピソードを交えながら、感謝の気持ちを伝えていきましょう。
エピソードは手紙の核となる部分です。具体的な時期や場所、状況を描写することで、聞いている人の頭に情景が浮かび、共感を呼ぶでしょう。「小学3年生の運動会」「毎朝6時に起きて作ってくれたお弁当」など、具体的な描写を心がけましょう。
また、五感に訴える表現(お母さんの手の温もり、お父さんの大きな背中など)を使うことで、より印象的な手紙になります。
普段の生活のエピソード
日常の何気ない瞬間にこそ、親の愛情が詰まっています。毎日の送り迎え、一緒に過ごした食卓や何気ない会話など、当たり前だと思っていたことへの感謝を伝えましょう。
「毎朝『いってらっしゃい』と送り出してくれた笑顔」「仕事で疲れていても、必ず私の話を聞いてくれた夜」など、日常の温かさを描写することで、共感を呼ぶ手紙になります。
例文
| 幼い頃、熱を出した時に、お母さんが一晩中看病してくれたことを今でも覚えています。 |
| 休みの日には、いつもお父さんが公園に連れて行ってくれましたね。 |
困らせたエピソード
反抗期や失敗談を素直に謝ることで、成長した姿を見せることができます。
「高校時代、門限を破って叱られた夜」「受験に失敗して泣いた時」など、具体的な出来事を挙げて、その時は理解できなかった親の愛情に今は感謝していることを伝えましょう。謝罪と感謝を組み合わせることで、より深い感動を生み出します。
例文
| 学生の頃は、たくさん心配をかけてごめんなさい。 |
| 高校生の頃は、お父さんと話さなくなってしまった時期もあったね。いつも私のことを考えてくれてたのに、反抗してしまってごめんなさい。 |
シングルマザー、シングルファーザーならではのエピソード
ひとり親家庭ならではの苦労や感謝を具体的に伝えることが大切です。
「父親役も母親役もこなしてくれた」「仕事で疲れていても、運動会には必ず来てくれた」「経済的に大変だったはずなのに、習い事をさせてくれた」など、親の努力と愛情を具体的に描写しましょう。
また、「今なら分かる、あの時の苦労」という視点を入れることで、大人になった今だからこそ伝えられる感謝の気持ちを表現できます。
例文
| 女手一つで育ててくれて、本当にありがとう。 |
| 仕事と家事を両立しながら、いつも笑顔でいてくれたことを感謝しています。 |
④旅立ちの言葉:今までの感謝
結婚して新たな家庭を築くことへの決意や、両親への感謝の気持ちを伝えます。
例文
| これからは、〇〇さんと力を合わせて、温かい家庭を築いていきます。お父さん、お母さんのように、いつも笑顔が絶えない家庭を築きたいです。 |
旅立ちの言葉では、これまでの感謝と共に、両親から学んだことを活かしていく決意を示しましょう。「お母さんから教わった料理を、新しい家庭でも作っていきます」「お父さんのような頼れる存在になれるよう努力します」など、具体的な目標を示すことで、両親も安心して送り出すことができます。
同時に、「離れても家族」という変わらない絆も伝えることが大切です。
⑤結び:今後の抱負・決意表明
手紙の締めとなるのが『結び』のパートです。
自分の親だけでなく、新郎の親やゲストに対してのメッセージを添えたり、夫婦として始める新生活への決意を盛り込んで終えると美しくまとまります。
例文
| ○○さんのお義父さん、お義母さん、初めてお会いした時から、優しく温かく私を迎えてくださったこと、とても嬉しく心から感謝しています。ありがとうございました。新しい家族として、これからもよろしくお願いします。 |
| これから始まる長い道のり、どんなことがあっても互いを支えあい、乗り越え、温かい家庭を築いていきたいと思います。 |
| 二人が今日という日を無事に迎えることができたのも、ここにいらっしゃる皆さまのおかげです。まだまだ未熟な私たちではありますが、これからもどうか温かい目で見守ってください。どうぞよろしくお願いいたします。 |
結びでは、両家の架け橋となる決意を示すことが重要です。「両家の絆を大切にしながら」「お互いの両親を大切にする夫婦になります」といった言葉を添えることで、結婚が家族と家族の結びつきであることを表現できます。
また、最後にもう一度「ありがとう」を伝えることで、感謝の気持ちを強く印象づけることができるでしょう。
花嫁の手紙で避けるべきNGワード

感謝の気持ちを伝える花嫁の手紙ですが、言葉選びによっては相手に不快感を与えてしまう可能性もあります。
特に、縁起が悪いとされる言葉や、別れを連想させる言葉は避けるようにしましょう。
また、同じ言葉を繰り返したり、長すぎる文章も聞き手に負担をかけてしまうため注意が必要です。
不幸・不吉な言葉
結婚式は、新郎新婦の門出を祝うおめでたい場です。そのため、不幸や不吉を連想させる言葉は避けるべきです。
例:「別れる」「切る」「切れる」「離れる」など
これらの言葉は、夫婦の別れを連想させるため、結婚式では縁起が悪いとされています。
ほかにも、「死ぬ」「病む」「倒れる」や、「流れる」「消える」「枯れる」「苦しい」「悲しい」「泣く」「負ける」などは縁起が悪い言葉です。別の表現に言い換えましょう。
例えば、「苦しい時期」は「大変な時期」、「泣いてしまった」は「涙があふれた」といった具合に、ポジティブな表現を心がけることが大切です。これらの代わりに、「旅立つ」「巣立つ」など、前向きな言葉を選びましょう。
別れを連想する言葉
上記と同様に、別れを連想させる言葉も避けるようにしましょう。
例:「最後」「終わり」「もう~ない」など
「破れる」「壊れる」「割れる」「去る」なども避けるべき言葉です。
「終わる」は「区切りをつける」、「最後」は「締めくくり」、「帰る」は「戻ってくる」といった表現に置き換えられます。これらの言葉は、両親との別れを意識させてしまい、寂しい気持ちにさせてしまう可能性があります。
特に「これで最後」といった表現は、両親との別れを意識させてしまうため、「新たな始まり」という前向きな表現を使うのがベストです。感謝の気持ちと共に、これからも続く親子の絆を意識した言葉を選びましょう。
重ね言葉・繰り返し
同じ言葉を繰り返したり、似たような表現を重ねることは、結婚式の手紙では避けるべき表現です。手紙の内容が冗長になり、感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまう可能性もあるため注意が必要です。
例:「いろいろ」「たくさん」「本当に」「心から」など
これらの言葉は、多用しすぎると手紙全体がぼやけた印象になってしまいます。感謝の気持ちを具体的に伝えるために、具体的なエピソードや言葉を選ぶようにしましょう。
また、「たびたび」「重ね重ね」「またまた」などの重ね言葉は、再婚を連想させるため避けるようにしてください。
「たびたび」は「よく」、「ますます」は「より一層」といった言葉に置き換えることで、マナーを守りながら気持ちを伝えられます。
再婚を連想させる言葉
結婚式では、再婚を連想させる言葉も忌み言葉として避けるべきです。「再び」「再度」「もう一度」「繰り返す」「二度」「二回目」などの言葉は使用を控えましょう。また、「やり直す」「出戻り」といった表現も同様です。
これらの言葉を使いたい場合は、「改めて」「今一度」「さらに」といった別の表現に置き換えると、失礼にあたる表現を回避しつつ手紙を作成できます。特に、ゲストの中に再婚の方がいる可能性も考慮し、配慮ある言葉選びを心がけることが大切です。
【パターン別】花嫁の手紙の例文を紹介!

ここからは、さまざまなシチュエーションに応じた花嫁の手紙の例文を紹介します。家族構成や結婚式のスタイル、伝えたい相手によって、手紙の内容は変わってきます。それぞれの状況に合わせた例文を参考に、あなたらしい手紙を書き上げてください。
なお、本記事で紹介する例文はあくまでも一例です。あなたの言葉で、感謝の気持ちを伝えてください。手紙を読む際は、ゆっくりと、心を込めて読み上げましょう。あなたの気持ちが伝わる、素敵な花嫁の手紙になるでしょう。
両親に宛てた手紙の例文
| (前置き) 本日は、このような素晴らしい式を挙げることができ、誠にありがとうございます。 未熟な私たちですが、両家の親族をはじめ、これまでお世話になった皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。少しの間お時間をいただけますでしょうか。 (書き出し) お父さん、お母さん。今日まで、本当にありがとう。 無事に結婚式を迎えられたこと、心から嬉しく思います。 (エピソード) 小さい頃は、よく熱を出して心配ばかりかけていましたね。 夜中でも嫌な顔ひとつせず、看病してくれたお父さん。朝になると、いつも美味しいおかゆを作ってくれたお母さん。そんな二人の愛情があったからこそ、今の私がいます。 反抗期を迎えた頃は、心配をかけ、たくさん迷惑もかけてしまいました。それでも、いつも温かく見守ってくれていたこと、感謝しています。 特に、高校受験の前夜、なかなか眠れずにいた私に、「大丈夫、自信を持って」と背中を押してくれたお父さんの言葉は、今でも私の心の支えになっています。 (旅立ちの言葉) 今日からは、○○さんと一緒に、新しい生活を始めます。これからは、二人で力を合わせて、笑顔があふれる温かい家庭を築いていきます。 お父さん、お母さんのように、笑顔のたえない、素敵な家庭をつくりたいと思います。 (結び) お父さん、お母さん、今日まで本当にありがとう。 そして、これからもどうぞよろしくお願いします。 |
同居・入籍済みの場合の例文
| お父さん、お母さん、去年の春に入籍してから、もう1年が経ちました。この1年間、〇〇さんと一緒に生活する中で、改めて実家のありがたさを実感しています。 料理を作るたび、お母さんの味を思い出します。「どうやって作るの?」と電話で聞くたび、丁寧に教えてくれてありがとう。お父さんが教えてくれた「相手を思いやる心」も、夫婦生活の基盤となっています。 先月、初めて大きな喧嘩をした時、お母さんに相談したら「それも夫婦の勉強よ」と優しく励ましてくれましたね。あの言葉に救われました。 今日、改めて皆様の前で結婚式を挙げることができて、本当に幸せです。これからも変わらず、温かく見守ってください。 |
親族のみの結婚式の場合の例文
| お父さん、お母さん、そして今日集まってくださった親族の皆様、本当にありがとうございます。 小さい頃から、お盆やお正月には必ず親戚みんなで集まって、にぎやかに過ごしてきました。おばあちゃんの作る煮物の味、いとこたちとかくれんぼをした庭、おじいちゃんの昔話、すべてが私の宝物です。 特に叔母さんには、お母さんのように可愛がってもらいました。大学受験で悩んでいた時も「自分を信じなさい」と励ましてくれて、本当に心強かったです。 こうしてアットホームな雰囲気の中、家族みんなに見守られて結婚式を挙げられることが、何より幸せです。〇〇家の一員として恥じないよう、これからも頑張ります。 〇〇さんのご家族の皆様も、温かく迎え入れてくださり、ありがとうございます。両家の絆を大切に、幸せな家庭を築いていきます。 |
義両親(相手の両親)に宛てた手紙の例文
| 〇〇さんのお父様、お母様へ 初めてご挨拶に伺った日のことを、今でも鮮明に覚えています。緊張でガチガチだった私を、「ゆっくりしていってね」と温かく迎えてくださいました。 お母様の作ってくださった手料理の美味しさに感動し、「こんな美味しい料理を毎日食べられるなんて、〇〇さんは幸せ者ですね」と言ったら、「今度レシピを教えてあげるわ」と優しく言ってくださいましたね。 お父様には、〇〇さんとの結婚を認めていただいた時、「〇〇を頼むよ」と言っていただき、その責任の重さと同時に、家族として受け入れてもらえた喜びを感じました。 まだまだ至らない点も多い私ですが、〇〇さんと共に、お二人に恥じない夫婦になれるよう努力していきます。これからも末永く、よろしくお願いいたします。 |
きょうだいや家族に宛てた手紙の例文
| お兄ちゃんへ 小さい頃から、いつも妹思いで守ってくれてありがとう。学校でいじめられた時、「俺の妹に何かあったら許さない」と言ってくれたこと、今でも忘れません。 弟へ 年の離れた弟だけど、いつの間にか私より背も高くなって、頼もしくなったね。就職の相談に乗ってくれた時、「姉ちゃんなら大丈夫」と言ってくれて、すごく嬉しかった。 おばあちゃんへ 私が生まれた時から、ずっと可愛がってくれてありがとう。「あんたは私の宝物」といつも言ってくれるおばあちゃん。長生きして、ひ孫の顔も見せてあげたいです。 家族みんなへ こんな私を支えてくれた家族全員に、心から感謝しています。これからも変わらず、〇〇家の長女として、みんなとの絆を大切にしていきます。 |
ゲスト全員に宛てた場合の例文
| 本日お集まりいただいた皆様へ 今日という特別な日に、大切な皆様に見守られて結婚式を挙げることができ、本当に幸せです。 学生時代からの友人の皆さん、一緒に過ごした日々は私の青春そのものです。仕事で出会った先輩方、たくさんのことを教えていただき、今の私があります。 そして、両家の親族の皆様、小さい頃から温かく見守ってくださり、ありがとうございました。 皆様との出会いがあったからこそ、今日という日を迎えることができました。これから〇〇さんと二人で歩んでいく道のりも、皆様に支えていただきながら、幸せな家庭を築いていきたいと思います。 未熟な二人ですが、これからも温かく見守っていただけますよう、お願いいたします。本日は本当にありがとうございました。 |
花嫁の手紙に関するよくある質問

花嫁の手紙を書くにあたって、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくある質問にお答えします。
Q1.花嫁の手紙の全文は何文字くらいですか?
花嫁の手紙の文字数は、600~1000文字程度が一般的です。読むのにかかる時間は、3~5分程度が目安となります。
ただし、これはあくまで目安であり、感謝の気持ちを伝えるのに必要な長さであれば、多少前後しても問題ありません。
Q2.花嫁の手紙はママ呼びで書いてもいいですか?
はい、ママ呼びで書いても問題ありません。普段から両親を「ママ」「パパ」と呼んでいるのであれば、手紙でもそのままの呼び方で書きましょう。
もし、あだ名などで呼んでいるのであれば、それでも構いません。家族の仲の良さが伝わることでしょう。
Q3.花嫁の手紙を書いた人は全体の何割ですか?
花嫁の手紙は、結婚式で行われる定番の演出の一つであり、約8割の花嫁が手紙を読んでいるというデータもあります。
しかし、手紙を読むかどうかは個人の自由。手紙を読むことに抵抗がある場合は、無理に読む必要はありません。感謝の気持ちを伝える方法は手紙以外にもたくさんありますので、自分に合った方法を選びましょう。
Q4.便箋は用意した方が良いですか?
便箋は用意しておくことをおすすめします。選び方のポイントとして、白やアイボリー、淡いピンクなど、上品な色合いのものを選びましょう。季節感のあるデザインや、結婚式のテーマカラーに合わせるのも素敵です。
便箋の枚数は2枚以上使うのがマナーとされています。1枚だけでは「縁が薄い」という意味に取られることがあるため、内容が1枚で収まる場合でも、白紙の便箋を重ねて入れるようにしてください。封筒は使わず、リボンで結んでおくのが一般的です。
Q5.読むときのBGMや読み方はどうすればいいですか?
BGMは、感動的な雰囲気を演出する重要な要素です。オルゴールやピアノの優しい音色がおすすめで、歌詞のない楽器だけの曲を選ぶことで、手紙の言葉がしっかりと伝わります。定番曲としては、「パッヘルベルのカノン」「家族になろうよ(インストゥルメンタル)」などが人気です。
ゆっくりと、はっきりと、感情を込めて手紙を読みましょう。緊張で早口になりがちですが、一文ごとに間を取りながら読むことを意識してください。涙で声が詰まってしまった時は、無理をせず一呼吸置いてから続けることが大切です。その姿もまた、ゲストの感動を呼びます。
自分の言葉で考えた手紙で感謝と感動を届けよう
花嫁の手紙は、結婚式という特別な日に、両親への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。特に重要なのは、自分の言葉で素直に気持ちを伝えることです。本記事で紹介した例文はあくまで参考程度に留め、あなたにしか語れないエピソードや、家族だけが知る思い出を盛り込みましょう。
等身大で素直な文章は人の心に響きます。ゲストや彼の親に対する最低限のマナーは抑えた上で、ありったけの素直な気持ちを綴るのが一番。
面と向かっては恥ずかしくてなかなか伝えづらい「ありがとう」という言葉を、花嫁の手紙を通して是非伝えてみてください。あなたの感謝の気持ちが、結婚式を更に感動的で思い出深いものにしてくれるはずです。
この記事の著者

スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。


