質問攻めにも対応!結婚挨拶で聞かれそうな質問集|おすすめの話題やNGワードも紹介
結婚挨拶は、人生の大切な節目における重要なイベントです。相手のご両親に初めてお会いする場面では、どのような質問が飛び出すかわからず、緊張することも多いでしょう。
ここでは、結婚挨拶で相手の親から質問されそうな内容とその回答例を紹介するとともに、スムーズな会話の進め方や、避けるべきNGワードについても解説します。これを読めば、しっかりと準備して自信を持って挨拶に臨むことができるはずですよ!
目次
両親が知りたいことは、2人がこの先上手くやっていけるのかどうか
結婚挨拶の際、相手のご両親から色々な質問があるかもしれません。でも、知りたいことは「この先の人生を2人でやっていけるのか」です。
「2人でやっていけるのか」ということが基準となるため、収入面や生活の拠点といったことが中心になるのです。
まずは一般的な「知りたいこと」を押さえておいて、そのあとは相手に「どんなご両親で、どんなことを質問されそうか」などの傾向を確認しておきましょう。
結婚挨拶で相手の親から質問されそうなことと回答例
まずは、結婚挨拶で相手のご両親から質問されそうな質問と、その回答例を紹介します。しっかり予習しておけば、当日焦らずにすむはずです。
自分自身に関する質問
相手のご両親がいちばん知りたいのは、ズバリあなたのこと。とくに仕事の話は避けて通れません。ここでは「仕事」「趣味」「料理や家事」に関する質問の回答例を紹介しましょう。
「どんな仕事をしているの?」
仕事についての質問は、必ずされると思いましょう。
親としては、大切に育ててきた子供を預けるにあたって、どうしても相手の経済面が気になるものです。お金持ちであることまでは望まないにしても、この先の苦労が目にみえてしまうような結婚を簡単に認めるわけにもいかないですものね。
とは言え、さすがに「〇〇くんの収入はどのくらいあるの?」なんて直接的には聞きづらいはず…。
そこで、「どんな仕事に就いているの?」という質問をされることが多くなるはずです。
職業を知ることで、「どの程度の収入があるのか」「この先長く安定して生活を支えられるのか」「どんな生活サイクルを送っているのか」ということがみえてきます。
仕事の内容ややりがいを語ることで、頼りになる面や安定性も見せることができますので、自分の仕事に関しては堂々かつ謙虚な姿勢で話せるようにしておきましょう。また、仕事の説明をするときに、名刺などを持参するのもいいかと思います。
相手のご両親は、自分の子供がこれから幸せに暮らせることを何よりも望んでいます。事情があって現在安定した職業でない方は、今後の目標や計画などをしっかり具体的に話せるようにしておくと好印象ですよ。
「趣味はあるの?」
この質問もよく聞かれるもののひとつです。趣味について話すことで、あなたの人柄や価値観を知るきっかけになります。
趣味がある場合は、その趣味に対する情熱やどのように楽しんでいるかを具体的に話すと良いでしょう。共通の趣味があれば話が弾むこと間違いありません。
趣味がない場合も、興味のあることやこれから始めたいことについて話すことで、そこから相手のご両親との共通点がみつかるなど、プラスになることがありますよ。
「料理や家事はするの?」
家庭的な一面を知りたいときに聞かれることが多い質問です。料理や家事に関しては、得意な料理や普段の家事分担について具体的に話すと良いでしょう。
もし料理が苦手であっても、パートナーとどのように家事を分担しているかについても触れることで、協力的な姿勢をアピールすることができますよ。
2人の交際に関する質問
2人が幼馴染だったり、学生時代の付き合いから結婚に発展したカップルでなければ、相手のご両親は2人の交際のきっかけを知りません。2人の馴れ初めを知りたいご両親は少なくないはずです。
「2人はどこで出会ったの?」
2人が「どんなきっかけで出会って付き合い始めたのか」というのは、ご両親も知らないこと。ぜひ知りたいと思っているご両親は少なくありません。
出会いから交際に至るまでのすべてを事細やかに話す必要はありませんが、馴れ初めのエピソードを話しつつ「○○さんのこんなところが魅力的だと思いました」など、ちょっとのろけてみるのもいいかもしれません。
「息子(娘)のどこが好き?」
ご両親は、あなたのパートナーをずっと育ててきた人。あなたが、自分の子供のことをどう思っているのかは、やはり気になるはずです。
具体的にどこが好きか、どんなところに惹かれたかを話しましょう。例えば、「優しくて思いやりがあるところ」や「いつも支えてくれるところ」といった具体的なエピソードを交えて話すと、説得力が増します。
ご両親や本人を前にして褒めるのは少し照れてしまうかもしれませんが、子供を褒められることはご両親にとっても嬉しいことのはず。頑張って伝えましょう。
「本当にうちの子でいいの?」
この質問には、2人の絆を確認したいという親心が現れています。「もちろんです」と即答するのはもちろんのこと、パートナーの素晴らしい点や共に過ごしてきた時間の中で感じた安心感などを伝えると良いでしょう。
また、この質問は覚悟を持って結婚を決めたことを強調するチャンスでもありますよ。
実家(親や兄弟)に関する質問
結婚は2人だけでするものでなく、家と家のお付き合いという考え方もあります。最近は考え方が変わってきましたが、「両親」や「兄弟(姉妹)」など、ご家族に関する質問は何かしらあるはずですよ。
「親御さんはなんて仰ってた?」
この質問は、あなたの家族が結婚に対してどう思っているかを確認したい気持ちの現れです。そのため、自分の両親が結婚を喜んでいること、サポートしてくれていることを伝えましょう。
例えば、「両親もとても喜んでくれています」や「家族みんなで応援しています」といったように、具体的にどんな反応だったのか、エピソードを交えて話すと、相手のご両親も安心するはずです。
「お2人ともご健在?何歳?」
相手のご両親としては、あなたの親御さんが健在か、年齢はどれくらいなのかは知りたいはずです。ほぼ確実に聞かれることなので、両親の年齢が正確にわからない場合は、事前に確認しておきましょう。
また、両親の職業なども聞かれるケースが多いので、こちらも一緒に確認しておくと良いですよ。
「ご兄弟(姉妹)は?」
兄弟(姉妹)がいるかどうかもよく聞かれる質問です。兄弟(姉妹)の有無や、人数、年齢、職業などを簡潔に答えましょう。
兄弟仲が良いエピソードを話すと、あなたの家庭環境が垣間見え、好印象を与えられるかもしれません。例えば、「兄が一人います。とても仲が良く、一緒に出かけることもあります。」といった具合です。
2人の将来に関する質問
これから共に新生活をスタートする2人。ご両親は、結婚後の住まいや、子供をどうするかなども気になっていることでしょう。また、そもそもいつ入籍をするかについても質問されるはずです。
「入籍はいつ頃するの?」
この質問には、具体的な計画や将来の見通しを確認したいという親の意図があります。入籍の予定日や時期について、しっかりと計画していることを伝えましょう。
例えば、「来年の春に入籍を予定しています」といった具体的な日程を話すと良いでしょう。計画をしっかり立てていることが信頼感を生みます。
「結婚後はどこに住むの?」
相手のご両親は、結婚してから2人がどこに住む予定かも気になるはずです。
すでに同棲しているのであれば、そのまま変わりないかも知れませんが、例えば、新郎の実家の家業を継ぐ予定がある、転勤が決まっている…などの重要な情報は忘れずに話しましょう。
「子供はどうするの?」
子供をどうするかはデリケートな内容ですが、ご両親にとっては気になるポイントでもあります。子供についての考えや計画があれば正直に話しましょう。
例えば、「将来的には子供が欲しいと思っていますが、まずは2人の生活をしっかり築いてから考えたいと思っています」といったように、具体的に伝えると良いでしょう。
無理に答える必要はありませんが、将来について真剣に考えている姿勢を見せることが大切です。
結婚式に関する質問
入籍するとなれば、多くのカップルが結婚式を行います。2人が結婚式をするのか、する場合はいつ頃なのか、そして費用はどうするのかなどの質問があるかもしれません。
「結婚式はいつするの?」
結婚式は、基本的にお互いの両親に出席してもらうものです。予定を空けてもらう必要もあるので、すでに時期を決めているのであれば伝えましょう。
また、地元の親戚への報告を両親が行うケースもありますから、大まかな時期だけでも伝えられるとスムーズかもしれません。
「結婚式のお金はどうするの?」
結婚式の費用については、現実的な話題です。できるだけ具体的なプランを話しましょう。
例えば、「結婚式の費用は2人で貯金してまかなう予定です」といった具体的な計画を伝えると安心感を与えられます。
結婚式のために資金を用意してくれているケースもあるので、両親も準備がしやすくなりますし、援助をお願いする場合は、率直に話し合うことが大切です。
「結婚式はどこでするの?」
結婚式をどこでするかも、両親には気になることです。予定している場所や式場の候補があるなら、具体的に伝えましょう。遠方での挙式や海外挙式を計画している場合は、その理由も説明すると理解を得やすくなります。
ご両親の住まいと離れた場所で結婚式を挙げる場合や、海外挙式を考えているならそのことも相談しておくといいでしょう。
スムーズに会話を続けるために準備しておくこと
相手の両親に初めて会う場合、準備をしておくことでスムーズに会話を続けられる可能性がアップしますよ。
親のプロフィールを共有しておく
相手のご両親の職業や趣味、出身地などの基本的な情報をあらかじめ知っておくと、会話がスムーズになります。プロフィールを共有してもらうことで、共通の話題を見つけやすくなり、リラックスした雰囲気で会話を進めることができますよ。
あらかじめ話題を用意しておく
緊張して会話が途切れてしまわないように、いくつか話題を用意しておくと安心です。趣味や旅行、最近の出来事など、軽い話題をいくつかストックしておくことで、スムーズに会話を続けられるでしょう。
質問されそうなことの回答を考えておく
よく聞かれる質問に対して、あらかじめ回答を考えておくと自信を持って答えられます。ここまで紹介した、自分の仕事や趣味、2人の出会いのエピソードなど、想定される質問に対して具体的なエピソードを交えて答える準備をしておきましょう。
結婚挨拶のときのおすすめの話題
結婚挨拶とはいえ、そこは人と人の会話です。結婚に直接関係ない、一般的な話もできると良いですよね。相手のご両親も、あなたの人となりを知りたがっているはずです。
天気の話題
天気の話題は誰にでも通じる無難な話題です。とくに初対面で緊張しているときには、天気の話から入ることでリラックスした雰囲気を作ることができます。
「今日はいい天気ですね」「最近暑くなってきましたね」といった軽い話題で場を和ませることも大切です。
趣味の話題
趣味について話すことで、相手との共通点を見つけやすくなります。ご両親の趣味を事前に知っておけば、共通の話題で盛り上がることができます。
例えば、ゴルフや釣り、読書などの趣味があれば、その話題を振ってみましょう。もしかすると、一緒に趣味を共有することで、距離を縮められるかもしれません。
ペットの話題
ペットを飼っている場合は、その話題もおすすめです。ペットの名前を聞いたり、性格などを話したりすることで、自然と会話が弾みますよ。また、ご両親がペットを飼っている場合は、その話題で共感を得ることもできるでしょう。
小さい頃の話題
小さい頃の思い出やエピソードを話すことで、話が盛り上がります。懐かしい話をすることで、和やかな雰囲気を作ることができますよ。
相手のご両親は、パートナーの幼少期の話を知っている人。そのエピソードを聞いてもご両親は喜ぶでしょうし、自分の小さい頃の話をしても良いでしょう。
地元の話題
地元の話題は、ご両親との共通の話題になりやすいです。出身地や地元の有名な場所、食べ物などについて話すことで、親しみを感じてもらえます。もし、ご両親と同じ地域出身なら、その話題で盛り上がることができますよ。
結婚挨拶で使ってはいけないNGワード
結婚挨拶では、相手の両親はあなたの人となりをみています。そのため、いつも以上に言葉を丁寧に選ぶ必要があると言えるでしょう。ここでは、代表的なNG例を紹介します。
「結婚することに決めました。」
「結婚することに決めました」という言い方は、一方的に2人で結婚を決めたような印象を与えてしまいます。両親に認めてもらって結婚する
ご両親の意見を尊重し、相談する姿勢を見せることが大切です。「結婚を考えておりますが、ご意見をお聞かせいただけますか?」など、丁寧な言い回しを心がけましょう。
「彼女が結婚を強く希望しましたので結婚しました。」
この表現は、相手に責任を押し付けているように聞こえてしまいます。相手のご両親からの印象はマイナスでしょう。
結婚は2人で決めたことだということを強調しましょう。「2人で話し合い、結婚することに決めました」といった言い方が適切です。
「お父さん、お母さん」呼び
初対面でいきなり「お父さん」「お母さん」と呼ぶのは避けましょう。親しみを持ってもらいたい気持ちはわかりますが、人によっては不愉快に感じるかもしれません。
結婚挨拶では、「○○さんのお父さん」「○○さんのお母さん」といったような呼び方をするとよいでしょう。「お父さん」「お母さん」と呼ぶのは親しくなってからにするとよいですよ。
「○○ちゃん」やあだ名
パートナーを「○○ちゃん」やあだ名で呼ぶのはカジュアルすぎる印象を与えます。ご両親の前では、「○○さん」とさん付けで呼ぶように心がけましょう。礼儀を重んじる姿勢が大切です。
「○○さんをください」
「○○さんをください」という表現は、結婚相手があなたの所有物のように聞こえてしまいかねません。「○○さんとの結婚をお許しください」といった表現に変えるなどして、敬意を示すことが大切です。
結婚挨拶を成功させるためのポイント
結婚挨拶を必ず成功させる魔法はありません。誠意を持って丁寧に対応することが大切です。ここでは、結婚挨拶を成功させるためのポイントを紹介します。
挨拶は礼儀正しくする
挨拶は第一印象を決定づける重要なポイントです。礼儀正しく、丁寧に挨拶をすることで、好印象を与えることができます。
また、姿勢を正すことも大切です。はっきりとした声で自分の名前を伝えて、時間を作ってくれたことに対しての感謝を述べ、挨拶をしましょう。
結婚の意思をしっかり伝える
結婚の意思をしっかり伝えることは、ご両親に安心感を与えるために重要です。
いつ結婚するのか、結婚後はどのように生活するのかなど、具体的な計画や将来のビジョンを話し、自分たちの意思を明確に伝えましょう。
話を切り出すタイミングを見定める
話を切り出すタイミングは重要です。ご両親がリラックスしているときや、話が一段落したときを見計らって結婚の話題を切り出しましょう。焦らず、自然な流れで話を進めることが大切です。
正しい敬語で話す
敬語は礼儀を示すために欠かせません。必ずしも、完璧な敬語を使う必要はありませんが、礼儀正しい言葉遣いをすることで、相手の両親に良い印象を与えることができます。
敬語を使い慣れていない人は、日常的に敬語の練習をしておくと良いですよ。
相手のことを悪く言わない
たとえ冗談でも、相手のことを悪く言うのは絶対に避けましょう。また、笑いをとるために自虐のような話の仕方も好ましくありません。ネガティブな話題は避け、ポジティブな話題を中心に会話を進めることで、和気あいあいと話せるはずです。
あまり質問をされない場合でも、人となりを判断している
相手のご両親から、あまり質問されないケースもあるでしょう。確かに初対面の人に色々と質問するのは不躾ですし、言葉でならいくらでもいい繕えると考える人もいますので、その場ではこと細かに質問されないケースがあることもわかります。
しかしこの場合は、自分に直接質問しないで自分の子供に結婚相手のことを色々と聞いているケースや、他愛もない話をする中で、その人の人となりや考え方を見極めようとしているケースが多いものです。
質問されないからと気を抜かずに、しっかり対応しましょう。どんなときにも気を抜かないことが大切です。
まとめ
結婚挨拶は、相手のご両親に信頼してもらうための大切な機会です。よくある質問に対する回答を準備し、礼儀正しく丁寧に対応することで、好印象を与えることができますよ。
質問されなくても気を抜かず、誠実な態度で接することが成功の鍵。相手のご両親は、長い付き合いになる人です。結婚後も良い関係を築けるように、誠意を持ってご挨拶に伺いましょう。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。