婚姻届は夜間や土日、年末年始にも提出できる?役所の時間外に手続きする際の注意点もチェック!

婚姻届をもっているカップル

婚姻届は役所が空いているときだけでなく、実は夜間や土日、年末年始でも提出できます。

しかし、時間外窓口での提出には注意点がいくつかあります。その場で職員が確認できないため、記入漏れや不備がないかをしっかり確認し、受理までの流れや必要書類の確認など、事前の準備が大切です。

ここでは、時間外提出の際の具体的な手順や注意点、受理の確認方法などを詳しく解説します。

婚姻届は夜間や土日、年末年始でも提出可能

婚姻届を時間外窓口に提出しているカップル

婚姻届は、役所の窓口が空いていない夜間や土日、年末年始でも、時間外窓口で提出ができます。その場合、具体的にどのような手続きになるかを紹介しましょう。

婚姻届の受理日(入籍日)は提出日になる

婚姻届は、時間外窓口を設けている役所であれば、24時間365日いつでも提出できます。

受理日は提出日となります。つまり、夜間や土日祝日に提出しても、原則としてその日が婚姻届の受理日となります。

ただし受理されるまでに時間がかかる

時間外窓口では、簡易的な確認のみとなるため、後日改めて正式な内容確認が行われます。

そうした手続きの遅れによって入籍日が変わることはありませんが、受理されるまでには少々時間がかかります。住民票への反映や戸籍謄本・抄本の発行には、数日~1週間程度かかる場合があるので注意が必要です。

不備があると受理されず入籍日がズレてしまうことも

土日祝日や年末年始など、役所が休みの日に提出して、後日職員が確認したところ不備が発見された場合、婚姻届が受理されないことがあります。

このような場合、修正が必要になり入籍日がズレてしまうこともありますから、不備がないように十分注意しましょう。

婚姻届は基本的にいつでももらえる

かわったデザインの婚姻届

婚姻届の用紙は、時間外窓口でも受け取れるため、役所の開庁時間を気にする必要はありません。また、要件を満たしていれば役所に備え付けの用紙でなくてもOKです。

実はデザインは自由

自分たちが夫婦になる手続きに必要な婚姻届ですから、役所で用意されているものを使うのが当たり前と思っている方も多いと思います。

しかし、実はそんなことはありません。世の中にはキャラクターやオリジナルデザインなど、豊富なデザインの婚姻届が販売されています。

自分たちらしい婚姻届を選んでみるのも、よい思い出になるかもしれませんね。

ダウンロードして印刷することも可能

役所では、窓口が空いていれば、基本的にいつでも婚姻届を受け取れます。

しかし、仕事などでなかなか忙しくて役所に立ち寄れない方もいるはずです。そんな場合は、インターネットで婚姻届をダウンロードし、印刷して使うこともできます。

ただし、印刷サイズはA3となります。A3サイズのプリンターを持っている人はあまり多くないかもしれません。そんなときは、ネットプリントなどを利用してコンビニで印刷するとよいですよ。

キャラクターやオリジナルデザインも人気

キャラクターやオリジナルデザインの婚姻届は特に若いカップルに人気です。

ディズニーやサンリオなどのキャラクターが描かれたデザインはもちろん、2人の写真を使ったオリジナルデザインを作成することもできますよ。

こうしたデザインやテンプレートは、Amazonや楽天などのネット通販でも簡単に購入できるので、お気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。

婚姻届を時間外や休日に提出した場合の受理されたかどうかの確認方法

婚姻届受理証明書を役所の窓口でもらっているカップル

婚姻届を時間外窓口に提出した場合、その場で受理されることはありません。では、受理されたことをどのように確認すればよいのでしょうか?

婚姻届が受理されたか電話で問い合わせる

婚姻届を時間外や休日に提出した場合、受理されているかどうかを確認する最も確実な方法は、役所に電話で問い合わせることです。

役所の業務時間内に問い合わせれば、受理されているか教えてもらえますよ。

婚姻届受理証明書で確認する

婚姻届受理証明書は、役所が婚姻届を受理したことを証明する公的な文書です。婚姻届が正式に受理されると発行してもらえます。

この証明書を取得することで、婚姻届が確実に受理されたことを確認できるほか、戸籍謄本の代わりにもなります。

自治体によっては、その土地にちなんだ柄や模様の婚姻届受理証明書になっているケースもあり、記念に発行するカップルもいます。

発行には料金がかかり、1通350円です。上質紙を使った特別な証明書も発行可能で、こちらは1,400円となっています。

住民票に反映されるのは、通常7日~10日ほどかかる

婚姻届が受理されると、住民票に新しい戸籍情報が反映されます。ただし、反映までには通常7日から10日ほどかかることがあります。

住民票の反映を急ぐ場合は、役所にその旨を伝え、婚姻届受理証明書を発行するとよいでしょう。

婚姻届を夜間や休日に提出するときの注意点

記載した婚姻届に不備がないかをふたりで確認しているカップル

婚姻届を夜間や休日、年末年始に提出する際は、記入漏れや忘れ物がないかなどいくつかの注意点があります。詳しく説明します。

記入漏れや不備がないかチェックする

夜間や休日に婚姻届を提出する場合、記入漏れや不備がないかしっかりチェックしましょう。

時間外の場合、その場で確認してもらうことが難しいため、提出前に念入りに確認することが大切です。不備があると入籍日がズレてしまうので、慎重に確認しましょう。

提出時に必要なものの忘れ物のチェックをする

婚姻届を提出する際には、次のものが必要になります。

  • ・記入済みの婚姻届
  • ・本人確認のできる証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)

本人確認書類は、顔写真の有無によって1点もしくは2点求められます。事前に自治体のウェブサイトなどで確認しましょう。

また、役所の開庁時間内に提出する場合、入籍で氏の変わる方のマイナンバーカードや国民健康保険証の記載内容変更がその場でできるケースがあるので、必要に応じて持参しましょう。

時間外窓口の場所を事前に確認しておく

役所の時間外窓口は、目立たない場所や、本庁舎とは別の場所にあることが多くなっています。

役所に行ってみて迷ってしまわないように、提出する役所の時間外窓口の場所を事前に確認しておきましょう。

婚姻届に関するよくある質問

ここでは、婚姻届に関してよくある質問を紹介します。

Q1.婚姻届が受理されないケースは?

まず、大前提として18歳以上の男女であることが受理の条件となります。そのほかに、以下のような理由が考えられます。

  • ・氏名や住所が間違っている
  • ・本人や証人の署名がない
  • ・その他、記入漏れがある

氏名や住所は、漢字とふりがな両方が正しい必要があります。また、証人欄が空欄の場合受理されません。

名前に旧字体を使っている場合は注意しましょう。これは、結婚する2人だけでなく承認も同様で、戸籍に記載されているのと同じ正しい漢字で記載する必要があります。

ひとつでも記入漏れや不備があると受理されないので、事前にしっかり確認しましょう。

Q2.婚姻届はどんなペンで書けばいいの?

婚姻届は、原則として、黒や青のペン、ボールペンで書きます。

このとき、消えるボールペン(フリクションペン)は使用できません。また、鉛筆やシャープペンシルなど、消えてしまうものはNGです。

自治体によって、色の指定があるケースとないケースがあります。そのため、特別な事情がない限り、黒のボールペンを使って書くとよいでしょう。

まとめ

婚姻届は、夜間や土日、年末年始でも提出できます。ただし、受理までに時間がかかったり、住民票への反映に時間がかかったりすることに注意が必要です。

また、時間外窓口では簡易的な確認のみとなるため、不備があってもすぐにはわかりません。このページを読んで、記入漏れや不備がないかを事前にしっかりと確認してから提出してくださいね。

この記事の著者

スマ婚編集部

スマ婚編集部

スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。

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