結婚式の節約術!節約がバレない演出の方法やアイデア
理想の結婚式を実現させようとすると、費用の総額が膨れ上がり、負担が大きくなってしまいます。理想に近づけながらも、なるべく費用を抑えるためには、演出の節約を検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、「結婚式の費用を抑えたいけれど、安っぽいのは嫌」「ゲストにバレずに費用を節約したい」という方のために、演出の節約方法や効果的なアイデアを紹介します。
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目次
結婚式で節約できる部分は?
まずは、結婚式において“節約できる部分”と“節約が難しい部分”をしっかりと確認しておきましょう。
節約できる部分
結婚式でかかる費用を節約するなら、以下の項目で検討するのがおすすめです。
・結婚式の日取り
結婚式の時期にこだわりがなければ、結婚式が安い夏(7月・8月)か、冬(12月・1月・2月)を選んでみましょう。オフシーズンであれば、費用の安いプランが用意されていることもあります。
また、ゲストに六曜を気にする方がいないのであれば、仏滅を狙うのも1つの方法です。 さらに、土日の昼間といった人気の曜日・時間帯を避ければ、大幅な節約につながるでしょう。
・写真やアルバム
プロのカメラマンに写真撮影を依頼する場合、データだけをもらえるかを確認してみましょう。データをもとにアルバムを自作すれば、アルバム代を節約することができます。
・演出の費用
結婚式で上映するムービーを自作したり、イミテーションケーキやフォトラウンドを取り入れたりするなど、アイデア次第で大幅に費用を節約できます。
・披露宴会場の装飾
披露宴会場の装花の数を減らすか、生花から造花に変えてみましょう。受付に飾るウェルカムボードなどのアイテムを自作するのも1つの方法です。
・お色直し
お色直しの回数を少なくしたり、お色直し自体をなくしたりする方法もあります。
または、中古のドレスを用意する、お色直しの衣装を手作りする、といった工夫で衣装代を節約することもできます。
節約が難しい部分
以下の項目は、安易に費用を節約しないほうがよいアイテムです。節約する場合には、慎重に判断しましょう。
・料理のグレードや品数
結婚式で提供される料理を楽しみにしている方は多くいます。ゲストに十分満足してもらえるよう、料理のグレードや品数はしっかりと確認しましょう。
コース内容の参考のために、結婚式場の試食会に参加してみるのもおすすめです。
・ウェディングドレス
お色直しの回数を減らすことはできても、ウェディングドレスを節約するのは難しいでしょう。袖の取り外しや丈の変更などに対応した2WAY仕様のウェディングドレスであれば、雰囲気を変えて楽しむことができます。
・引出物や引菓子
引出物や引菓子の費用を削り過ぎると、ゲストの満足度が下がる恐れがあります。
ご祝儀に見合わないと思われないよう、ゲストに喜んでもらえる品物を探しましょう。
結婚式の節約演出【サプライズ登場】
披露宴のスタートやお色直しのときなど、何度か新郎新婦が入場するタイミングがあります。このとき、通常の入場口から登場するだけでなく、一部にサプライズ演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。
スポットライトとは違う場所からサプライズ登場すれば、場の雰囲気もほぐれて、ゲストにも楽しんでもらえるでしょう。登場の仕方を変えるだけであれば、費用はまったくかかりません。
サプライズ入場できる結婚式場も
結婚式場にベランダやテラス、ガーデン、階段などがあるなら、担当者にサプライズ入場ができるかどうか相談してみましょう。結婚式場によってはサプライズ入場のためのルートが用意されていることもあります。司会者とも事前に打ち合わせし、入場に向けてカウントダウンを入れるのも効果的です。
乗り物での入場もインパクト抜群!
ガーデンウェディングなら、車での登場もおすすめです。車好きな方なら、自慢の愛車をお披露目するのもよいでしょう。ほかにも、バイク・自転車・スポーツカー・馬車・人力車・ボート・クルーザーなど、さまざまな乗り物を活用できます。
乗り物によっては費用が高くなりますので、予算に合わせて選びましょう。
結婚式の節約演出【ウェディングケーキをイミテーションケーキに】
結婚式の定番演出といえば、ケーキ入刀やファーストバイトでしょう。
結婚式は人生において大切な1日ですから、すてきなウェディングケーキを用意したいところですが、豪華なケーキにはその分高い費用がかかります。
そこで、できるだけ節約しつつ立派なケーキを用意したい場合には、生ケーキではなく、イミテーションケーキ(フェイクケーキ)を選んではいかがでしょうか。
イミテーションケーキとは、ウェディングケーキに似せたレプリカのケーキのことです。ケーキの大部分が発泡スチロールでできていて、一部分だけが本物の生ケーキとなっています。
イミテーションケーキのメリット・デメリット
イミテーションケーキの一番のメリットは、生ケーキよりも費用を安く抑えられることです。生ケーキは5万円~7万円が相場であるのに対して、フェイクケーキの場合は4万円程度が相場です。また、イミテーションケーキなら生ケーキよりも高さが出るので、大勢のゲストがいても見やすく、豪華なデザインのケーキを選択できるでしょう。
一方、デメリットには、ゲストに生ケーキをふるまうことができない点が挙げられます。イミテーションケーキを取り入れる場合は、料理のデザートを生ケーキにするなど、イミテーションケーキが気にならないような工夫をしてみましょう。
イミテーションケーキでもケーキ入刀・ファーストバイトはできる?
イミテーションケーキであっても、生ケーキと同じようにケーキ入刀・ファーストバイトをおこなうことは可能です。
イミテーションケーキは一部分だけ生ケーキが使われているため、その部分にナイフを入れられます。また、ファーストバイトでは、別のケーキを用意したりケーキ以外の食べ物で代用したりするパターンが多いようです。
結婚式の節約演出【ムービーを自分たちで制作】
結婚式を盛り上げるために、多くの新郎新婦がムービー演出を取り入れています。
結婚式の演出で取り入れられているムービーには、おもに以下のような種類があります。
・ウェルカムムービー(ウェルカムスペース・結婚式開始前)
・オープニングムービー(新郎新婦が入場する直前)
・プロフィールムービー(新郎新婦の生い立ち、馴れ初めを紹介)
・エンディングムービー(新郎新婦が退場するとき)
・サンクスムービー(家族やゲストに贈るメッセージ)
結婚式のスタートからエンディングまで、複数のムービーを用意することも少なくないため、すべてのムービー制作を業者に依頼すると、費用の総額が高くなってしまいます。
ムービー制作の費用を節約するためには、どうすればよいのでしょうか?
ムービー制作は業者に依頼すべき?それとも自作すべき?
ムービー制作を業者に依頼した場合の費用は、ダイジェストムービー1本あたり2万円~5万円が相場です。プロの手で制作されますのでクオリティが高い分、費用も高くなります。
安い業者を探して依頼するのも1つの手段ではありますが、時間に余裕があるなら自分たちで制作するのもよいでしょう。
写真や映像を集めたり、ムービーを編集したりするのはそれなりの手間がかかりますが、自分たちの希望に合わせて、自由に内容を決めることができます。また、ふたりのこだわりを詰め込んだ分だけ、そのムービーはより思い出深いものとなるでしょう。
ムービー制作に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ムービー作成におすすめの編集ツール
結婚式のムービーを作るなら、まずは無料の編集ツールを試してみましょう。
・Windows付属のフォトアプリ
・VideoPad
・iMovie
VideoPadやiMovieの場合、パソコンだけでなくiOSにも対応しています。iPhoneやiPadにアプリをインストールできますので、初心者の方でも気軽にチャレンジできるでしょう。
「自作したいけれど、なるべく時間をかけたくない」という方は、ウェディングムービー用の有料編集ツールを使ってみるのもおすすめです。
結婚式の節約演出【装花の費用を抑える】
テーブルを華やかに彩る装飾や花嫁の持つブーケなど、結婚式のあらゆるシーンに装花があります。しかし、結婚式の基本プランに含まれている装花だけでは、物足りないと感じてしまうこともあるでしょう。
また、「理想のイメージに近づけたい」という気持ちから装花を大量に追加してしまうと、費用の総額が高くなってしまいます。
そこで本章では、華やかさやボリュームを損なわずに、装花の費用を抑える方法を紹介します。
生花ではなく、造花やペーパーフラワーなどを取り入れる
装花に使えるのは、生花だけではありません。ゲストテーブルには生花を使い、新郎新婦のメインテーブルや小道具には造花を使うのも1つの方法です。
ナチュラルな雰囲気にしたいなら、グリーンを取り入れてみるのもよいでしょう。造花やグリーンは生花よりも費用が安い場合が多いので、費用の節約には最適です。
かわいらしい雰囲気が好みであれば、ペーパーフラワーを作って飾りつけるのもおすすめです。色や大きさを選んで自由にアレンジできるので、自分好みの雰囲気に仕上げることができるでしょう。
ただし、自分で飾りつけをしたい場合には、あらかじめ担当者に相談しておかなければなりません。また、結婚式場によっては、持ち込み料がかかるケースもありので注意しましょう。
装花以外のアイテムを上手に使おう
装花だけにこだわらず、ほかのアイテムを上手に活用してみましょう。
例えば、テーブルクロスの色やナフキンの折り方を変えるだけでも、テーブルまわりの印象は大きく変わります。
また、結婚式のコンセプトに合わせて、おしゃれな小物をテーブルに飾ってみるのもよいでしょう。装花のボリュームが少なくても、工夫次第で洗練された雰囲気に仕上げることが可能です。
結婚式の節約演出【引出物の費用を抑える】
引出物とは結婚式のゲストに贈る品物のことで、記念品と引菓子を1つずつ用意します(地域によって品物の数は異なります)。なお、記念品の費用はゲスト1人あたり3,000円~5,000円、引菓子の費用は1,000円程度が相場です。
引出物や引菓子はゲストの満足感につながる分、節約の難易度は高くなります。ほかの方の結婚式でもらった品物と比較されやすいため、安易にグレードを下げるのは避けたほうがよいでしょう。
引出物(記念品・引菓子)のブランドにはこだわらない
たとえ有名ブランドの品物であっても、もらってうれしいものでなければ、ゲストに満足してもらうことは難しいでしょう。ブランド名にこだわり過ぎず、ゲスト目線で品物を探すことが大切です。
品物を選ぶ際には、使いやすさやゲストの好みに合うかなどもチェックしましょう。また、置き場所に困らないものを選ぶこともポイントです。
用意できるものは自分で用意する
引出物を結婚式場で注文するのではなく、外部の業者から購入して持ち込むことも可能です。一般的には、外部から持ち込むほうが費用を抑えられます。
ただし、結婚式場によっては持ち込み料がかかる場合があるので、事前の確認が必要です。
また、引出物を入れる紙袋にも注目してみましょう。
引出物を入れる紙袋は結婚式場で用意してもらえますが、1枚ごとに費用がかかります。安くて丈夫な紙袋を自分で用意して持ち込めば、トータルの費用をより安く済ませることができるでしょう。
結婚式の節約演出【フォトラウンドで思い出作り】
結婚式の演出のなかには、新郎新婦がゲストのテーブルを回る“テーブルラウンド”があります。テーブルラウンドの代表的なものとしてキャンドルサービスが挙げられますが、これは意外と費用がかかる演出で、1卓あたり2,000円~4,000円が相場です。
テーブルラウンドにかける費用を節約するなら、フォトラウンド(フォトサービス)を検討することをおすすめします。フォトラウンドとは、各テーブルを新郎新婦が回って、ゲストと写真撮影をおこなう演出のことです。
ここでは、フォトラウンドのおすすめポイントを紹介します。
追加の費用がかからない
プロのカメラマンに当日の写真撮影を依頼しているなら、基本的に追加の費用は必要ありません。フォトラウンドを希望する旨を、結婚式場の担当者やカメラマンに事前に伝えておきましょう。
ゲスト全員と写真撮影できる
写真撮影自体は新郎新婦の座る高砂でもできますが、タイミングが合わずにゲスト全員と撮影できないこともあるでしょう。また、ゲストがそれぞれのカメラで写真撮影をおこなうと、時間どおりに進行できない場合もあります。
その点、フォトラウンドであればゲストテーブルを1卓ずつ回るので、ゲスト全員との写真撮影が可能です。また、時間配分をしっかりと決めたうえでプロのカメラマンにお願いするため、スムーズに進行できます。
結婚式が終わったら、感謝の気持ちとともに、当日の写真をゲストに贈ると喜んでもらえるでしょう。
まとめ
結婚式の費用を抑えるためには、まず演出の内容を見直してみましょう。
ゲストの満足度は、結婚式の演出の多さや、かけた費用の高さに比例するわけではありません。1つ1つの演出にかかる費用を見直し、節約しても問題ない部分を見つけ出すことが大切です。
定番の演出でもちょっとした工夫を加えることで、個性的でインパクトのある結婚式に仕上がります。ゲストの満足度を第一に考えたうえで、節約できる部分はしっかりと節約していきましょう。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。