結婚式の節約失敗談!卒花嫁の後悔した14のポイント
結婚式を挙げたいカップルにとって、「結婚式の費用」は大きな問題となります。費用はなるべく節約するのが理想ですが、結婚式ではやはりゲストへの感謝を十分に示したいものです。「節約しすぎてケチったと思われないか不安」「賢く節約するにはどうすれば良いのだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、卒花嫁の節約失敗談をシーン別に紹介します。節約するとゲストにバレやすいポイントをしっかり把握して、上手に節約しつつゲストに満足してもらえる結婚式を目指しましょう。
目次
これを節約するとバレバレ!結婚式のNG節約ポイント4選
まずは、結婚式で「節約するとゲストにバレやすいもの」を紹介します。
料理
20〜30代の女性を対象にしたアンケート調査の結果、結婚式で「ここは節約したのだろう」とわかってしまうポイントとして、1位になったのは「料理」です。
料理は、ゲストが結婚式で期待するものの1つでもあるため、あまり節約しすぎると満足度を下げることになりかねません。料理は品数だけでなく、内容でも予算がわかりやすいものですので注意しましょう。
ドリンク
ドリンクも、ゲストが楽しみにするものの1つといえるでしょう。ドリンクに関しては、「アルコールがビールしかない」など、ゲストの選択肢があまりに狭くなるような状況は避けたほうが無難かもしれません。
引出物
引出物も、節約がバレやすいポイントとして挙げられています。引出物として選ばれる商品のなかでも、特にカタログギフトや有名ブランドの品物については、ゲストに予算がバレやすいので注意したいところです。あまりにも低額のカタログギフトには、ゲストの希望する商品があまり含まれていないという可能性もあります。
装花
装花は、結婚式費用のなかで節約しやすいところですが、貧相な雰囲気にならないように工夫が必要です。新郎新婦の席だけでなく、ゲストのテーブルにも気を配り、バランス良く花を配置しましょう。
よくある結婚式の節約失敗事例~準備編
ここからは、結婚式でよくある節約失敗事例をシーンごとに紹介します。まずは、準備段階での失敗例を見ていきましょう。
【ペーパーアイテム】手作りを試みて手間が倍増
招待状や席次表、席札やメニュー表などのペーパーアイテムは、結婚式場で制作を依頼すると高額になることから、手作りにチャレンジするカップルも多く見られます。しかし、「作ったあとに上下を間違えていたことに気付いた」「紙の端がインクで汚れた」「食事のメニューを書き間違えて、直前に作り直すことになった」など、数々の失敗談も聞かれました。
ペーパーアイテムの手作りには、予想以上に時間と手間がかかります。スケジュールには余裕を持ち、できれば早い時期に手作りの練習をしておくのがおすすめです。
また、手作りの場合は自宅のプリンターを使うことになるため、印刷段階で失敗してしまう可能性も十分にあります。少しお金はかかりますが、人数より10セットほど多めに用紙を準備しておくと安心です。
【招待状の宛名書き】締め切りギリギリになり大パニック
招待状の宛名書きは、自分で書いたり知人に依頼したりすることで、筆耕業者に依頼する費用を節約できます。しかし、「自分で書いたら何度も失敗して封筒を追加購入するはめになった」「知人に頼んだところ、急な事情で完成がギリギリになってしまった」などの声も聞かれました。
完成度の高さや、急な変更にも対応できる点では、やはりプロに頼んだほうが安心です。自分で書いたり知人に依頼したりする場合には、スケジュールに余裕を持って始めましょう。予備の封筒をあらかじめ準備しておくこともポイントです。
【ウェルカムグッズ】テーマを統一せずに作ったら、ちぐはぐな印象に
結婚式に訪れたゲストを歓迎する、ウェルカムボードやウェルカムドールなどのウェルカムグッズ。最近では、市販のものを使わずに手作りするカップルも増えています。ウェルカムグッズには、ふたりの好きなものをテーマにすることも多く、あれもこれもと盛り込みたくなるでしょう。しかし、「好きなものを全部盛り込んだ結果、テイストが合わず、ちぐはぐな印象になってしまった」という声も聞かれます。
ウェルカムグッズを手作りする際には、必ず事前に色味やテーマを決めておきましょう。1つのテーマに絞って作ることで、統一感のあるおしゃれなウェルカムコーナーになります。
よくある結婚式の節約失敗事例~花嫁姿編
続いては、結婚式での花嫁姿に関する節約失敗事例を紹介します。「節約しながらも、理想の花嫁姿を実現したい」と考えているプレ花嫁の皆さんは、ぜひ参考にしてください。
【ドレス】安いものを適当に選んだら体に合わなかった
ウェディングドレス代は高額になることも多く、とにかく安いドレスを選びたくなるかもしれません。しかし、ドレスは普段の洋服と異なる部分が多々あります。特に、サイズ感やフィット感に関しては、試着してみなければわからないことも多いのです。
価格の安いウェディングドレスを試着せずに選んでしまい、あとで当日の写真を見てから「こんなはずじゃなかった」と後悔した卒花嫁の声も聞かれます。ウェディングドレスは、同じようなデザインでも1つ1つサイズ感が異なるものです。憧れのデザインと似ているからといって、試着なしで安いドレスに飛びついてしまわないように注意しましょう。
たとえ価格が安くても、自分に似合うウェディングドレスであればすてきに着こなせます。試着の際には、本音でアドバイスをくれる友達に付いてきてもらうのもおすすめです。
【インナー】専用の物を用意しなかったら下着がはみ出てしまった
ウェディングドレスには、専用のブライダルインナーを使用するのが基本ですが、「1度しか使わないものにお金をかけるのはもったいない」と考えてしまうかもしれません。しかし、「専用のブライダルインナーを用意せずにウェディングドレスを着たら、下着がドレスからはみ出してしまった」という失敗談もあります。
ブライダルインナーを使うことで、美しく着こなせるように作られているウェディングドレスも多いため、きれいな花嫁姿を見せたいのであれば、ブライダルインナーは用意するほうがよいでしょう。ブライダルインナーも、ウェディングドレスと同様に試着して購入することが重要です。
【アクセサリー】通販で買ったら作りが良くなかった
最近では、インターネット上の通信販売でも、ヴェールやアクセサリーを入手できます。実店舗の店頭で買うよりも安く手に入るものも多いので、通販で節約しようとするケースも多くあるでしょう。
しかし、通販では実物を手にとって見られないため、商品を選ぶ際に十分な注意が必要です。卒花嫁からは、「写真ではきれいに見えたけれど、届いたものを見たら素材や作りが粗雑で安っぽかった」という声も聞かれました。
ウェディングドレスは普段の洋服よりも格調高い素材で作られているため、アクセサリーが安っぽいと目立ちやすくなります。アクセサリーに関しても、できれば実物を見てから購入したほうがよいでしょう。
【ヘアメイク】リハーサルの節約で、イメージと違う花嫁姿に
多くの結婚式場が、ヘアメイクリハーサルの実施を推奨しています。リハーサルに追加費用がかかる場合もあるため、節約のためにリハーサルを省略したい方もいるでしょう。
しかし、結婚式でのヘアメイクは、普段のメイクと少し異なります。ウェディングドレスなどの華やかな衣装を着るため、いつもどおりのヘアメイクでは衣装に負けてしまうのです。だからこそ、リハーサルで自分に似合う結婚式用のヘアメイクを確かめておく必要があります。
たとえ費用がかかったとしても、ヘアメイクのリハーサルをおこなうのがおすすめです。リハーサルの際には、自分の希望やちょっとした違和感などを遠慮せずに伝えましょう。
よくある結婚式の節約失敗事例~おもてなし編
結婚式では、最大限のおもてなしでゲストに感謝の気持ちを伝えたいものです。しかし、予算の都合では、おもてなしアイテムも節約する必要が出てくるかもしれません。
ここでは、ゲストへのおもてなしで起きた節約失敗事例を紹介します。卒花嫁の事例を参考にして、節約する部分としない部分のメリハリを付けましょう。
【料理】グレードを下げて節約感が出てしまった
冒頭で述べたように、料理やドリンクは節約したことがゲストにバレやすいアイテムの筆頭です。コース料理では、最初に目にする前菜と期待度の高いメインディッシュがゲストの印象に残りやすい傾向にあります。ですから、その2品では節約しないように心がけましょう。
卒花嫁からは、お酒を飲むゲストが少ないと思い込んで披露宴で提供するフリードリンクの選択肢を少なくしたところ、「ドリンクの種類が少なかったね」と言われた、という苦い経験談も聞かれました。
料理だけでなく、ドリンクの内容もゲストの満足感を大きく左右するようです。料理・ドリンクの全体で、ゲストがバランス良く満足感を得られるようにしましょう。
【ムービー】編集クオリティが低く残念な仕上がりに
プロフィールムービーなどの映像に関しても、費用を節約するために手作りするカップルが見られます。しかし、「当日会場で上映してみたら音が出なかった」「DVDが会場の機材で再生できなかった」など、トラブルが多いのも事実です。映像の作成に慣れていない場合は、無理して手作りしないほうが良いかもしれません。
クオリティの高い映像を制作したいならプロに頼むのが理想ですが、自作する場合はなるべく早めに取りかかりましょう。映像制作に詳しい方にも相談しながら作業を進めていき、本番会場の機材でリハーサルをしておくと安心です。
【演出】憧れていた人気の演出を我慢して後悔した
「人気の演出がしたいけれど、お金がかかるからやめておこう」という判断を後悔した卒花嫁も見られます。どうしてもやってみたい演出があるなら、思い切ってそこに費用をかけ、ほかの部分で節約するのも1つの手段です。
また、演出の方法を工夫することで、憧れの演出が実現できることもあります。例えば、エンディングムービーで当日の映像を流すことは、予算の都合で難しい場合があるでしょう。そういったときは、ゲストとの写真とメッセージを入れたスライドショーを事前に作っておき、それを披露宴の締めに流せば、節約しつつもエンディングムービーでゲストへの感謝を伝えることができます。
「どうすれば節約しながら理想の演出ができるかな」と、ふたりで工夫しながら準備するのも、案外楽しいものです。
【引出物】ご祝儀に引出物が釣り合わず、気まずい思いをした
引出物はゲストの人数分だけ用意するものなので、単価を下げれば大きな節約になるアイテムです。しかし、引出物には「結婚式に来てくれたことへの感謝の気持ちを伝える贈り物」という意味もあるので、引出物で節約するのはあまりおすすめできません。
卒花嫁からは、「上司からご祝儀を多めにいただいたのに、同僚と同じ引出物を渡してしまった」という気まずい失敗談も聞かれました。せっかくお祝いに来てくれたゲストに残念な思いをさせるのは避けたいものです。
もし、どうしても節約したい場合には、ゲストの立場ごとに「贈り分け」をしてみましょう。主賓や親族には高めのもの、友達にはそれより少し安いものと分けて贈れば、「ご祝儀に釣り合わない」という失敗も防ぎやすくなります。
よくある結婚式の節約失敗事例~結婚式場・装飾編
続いては、結婚式場や会場装飾に関する節約失敗事例を紹介します。
【装花】費用をおさえたら結婚式場全体が貧相な印象に
装花は、料理や演出に比べてゲストの記憶に残らないと思われがちです。しかし、写真・映像に残ることや、披露宴の最初から最後までゲストの目の前にあることを考えると、クオリティに十分気を付けたいアイテムだといえます。
よくある失敗事例として、「旬の時期からずれた花を希望したせいで単価が高くなり、全体のボリュームを少なくせざるを得なくなった」というものが挙げられます。ゲストは、花の種類よりもボリューム感で豪華さを判断することが多いので、「花の種類にこだわりすぎて結果的に後悔した」ということがないように気を付けましょう。
花の価格はその年の気候にも影響されるので、ある程度の希望を伝えたら、あとはフローリストに相談・お任せして決めていくのがおすすめです。
【会場】激安の結婚式場にしたら設備や対応がイマイチだった
最近では数多くの結婚式場があり、会場代も幅広くなっています。会場代が安いところを発見したら、つい予約してしまいそうになりますが、価格だけで即決するのはおすすめできません。メイン会場がきれいでも、「トイレの清潔感に不満が残った」「照明などの設備の雰囲気があまり良くなかった」など、意外なところで後悔したという声もあります。
また、会場スタッフの接客対応も確認すべきポイントです。会場スタッフのおもてなしスキルは、ゲストの満足度に直接関わる部分となります。見学の際には、スタッフの対応も観察しておきましょう。
【撮影】友達がたくさん撮ってくれると思ったが、当てが外れた
結婚式当日の写真・ムービーの撮影費を節約して、友達に撮影を依頼するカップルも多くいます。しかし、「思ったほど枚数を撮ってくれなかった」「仕上がった写真を見たらほとんどぶれていた」「写りの悪い写真ばかりだった」など、友達に依頼したことを後悔する声もちらほら聞かれました。
結婚式場は空間が広く、特殊なライティングが施されていることもあります。そのため、専用のレンズを使ったり、複数のレンズを使い分けたりしなければ、うまく撮影できないことも多いのです。また、ゲストは撮影だけでなく、結婚式の内容も楽しみたいでしょう。どうしても、撮影に専念できるカメラマンほどには枚数を撮れないのが現実です。
友達に撮影を依頼するなら、結婚式場での撮影経験がある方に頼み、枚数やクオリティの面ではあまり期待しすぎないようにしましょう。
結婚式の節約で失敗しないための注意点
この記事では、結婚式の節約失敗談をたくさん紹介してきました。いくつもの失敗談を読んで、「結婚式で節約するのは難しそう」と思っている方も多いかもしれません。
そこで、結婚式の節約で失敗しないためのポイントを2つ解説します。
結婚式の流れや全体像を知っておく
まずは、結婚式の全体像を把握しておくことが大切です。結婚式にも流行があり、その時々で必要とされる内容も変わっていきます。結婚情報誌やインターネット上の情報サイトなどで、最近おこなわれている結婚式にはどのようなプログラムがあるのかを確認しておきましょう。
そして、そのような結婚式をおこなうためには、どのようなアイテムを用意する必要があるのかを大まかに把握しておくと、結婚式費用の全体像が見えてきます。こうして全体像を把握できれば、実際に結婚式の準備を始めた際に、予想外の出費で予算が足りないといった事態を回避できるでしょう。
結婚式のテーマやこだわりたいポイントを明確にする
ふたりが結婚式でこだわりたいポイントや、テーマに据えたいことを明確にしておくことも重要です。もし、「絶対に取り入れたい演出がある」「衣装にこだわりたい」などの希望があれば、ふたりの間で早めに共有しておきましょう。
どのような結婚式にしたいかを話し合っておくのも有効です。ゲストにゆったり過ごしてほしい場合と、会場中で盛り上がれるパーティーにしたい場合とでは、お金をかけるポイントも変わってきます。
ふたりの間で結婚式のイメージをなるべく明確にしておくことによって、必要な部分にだけしっかりと費用をかけた、満足感のある結婚式を挙げることが可能になるでしょう。
まとめ
結婚式には、節約しすぎると失敗してしまうポイントがいくつかあります。自分たちがどのような結婚式を挙げたいのか、テーマやこだわりをふたりの間でしっかりと話し合うことが必要です。そうすれば、費用にメリハリを付けた満足度の高い結婚式が挙げられるでしょう。
結婚式にどのようなアイテムが必要なのか、まだよく把握できていない」というカップルもいるかもしれません。その場合は、結婚情報誌や結婚情報サイトなどで、最近の結婚式の流れを大まかに把握しておくことをおすすめします。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。