海外での結婚式費用を安く抑えるには？大幅な節約を実現する4つのコツ

投稿日 2020/08/31　

結婚式を挙げるカップルのなかには「ゲストを呼ばずに二人だけで結婚式をしたい」「結婚式と新婚旅行を一緒に済ませたい」と考え、海外で結婚式を挙げる方もいるようです。海外ならではのリゾート感あふれる結婚式に憧れているカップルは多いのではないでしょうか。

ここで気になるのが、国内での結婚式と比べて、費用総額がどのくらい変わるのかという点です。海外で挙げる結婚式にかかる平均費用総額や内訳、費用を大幅に節約するコツをご紹介します。

憧れの海外での結婚式、平均費用総額はいくら？

海外での結婚式は費用が高額だというイメージがあり、海外結婚式に憧れるカップルのなかには、実際の費用感を知らずに諦めてしまう方もいるようです。
まずは、結婚式にかかる費用について、国内と海外との違いをチェックしていきましょう。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020の調査によると、海外で結婚式を挙げる場合の費用総額とゲスト数の平均は、以下のとおりです。

・海外での結婚式の費用総額平均：213万3,000円
・平均ゲスト数：8.0人

一方、国内での結婚式については以下の結果が出ています。

・国内での結婚式の費用総額平均：362万3,000円
・平均ゲスト数66.3人

海外と国内での結婚式について費用やゲスト数を比較したところ、上記のように大きな差があることがわかりました。結婚式の費用総額平均を単純に比べると、国内よりも海外のほうがリーズナブルに結婚式を挙げられるようです。

海外結婚式にかかる費用の内訳

続いては、海外での結婚式にどれくらいの費用がかかるのかを紹介します。結婚式の費用と旅行代金に分けて具体的な数値を見ていきましょう。

結婚式費用

先ほどと同じ調査によると、海外での結婚式にかかる費用は117万1,000円が平均となるようです。
※現地でのウェディングパーティー・会食の費用（平均21万8,000円）のほか、会場使用料、衣装、小物、ヘアメイク・エステ、ブーケ、写真撮影、ムービー、関係者への謝礼など、かかった費用すべてを含みます。

ただし、地域によって結婚式の費用に差が生じるため注意が必要です。
地域別の結婚式の平均費用は以下のとおりとなります。

・ハワイ：126万円
・グアム：116万3,000円
・アジア：100万円
・ヨーロッパ：76万3,000円
※2019年に関してはアジア、ヨーロッパの調査数が少ないため、実際の費用の相場とやや異なる可能性があります

二人の旅行代（飛行機代・宿泊代）

結婚式の費用と併せて用意しておかなくてはならないのが、二人の旅行代です。
上記と同じ調査では、旅行代は平均84万2,000円となっています。
また、地域別では以下の結果が出ています。

・ハワイ：89万9,000円
・グアム：48万6,000円
・アジア： 81万9,000円
・ヨーロッパ：71万8,000円
※2019年に関してはアジア、ヨーロッパの調査数が少ないため、実際の費用の相場とやや異なる可能性があります

そのほかに、お土産代として平均7万8,000円がかかることも頭に入れておきましょう。
なお、結婚式の費用や二人の旅行代に関しては上記のとおりですが、時期によっても必要な費用が大きく変わる場合があります。

海外結婚式を安く挙げるコツ：結婚式は二人だけでおこなう

海外での結婚式をできるだけ安く挙げたいなら、二人だけでの結婚式を検討してみてはいかがでしょうか。
挙式だけをおこなう形であれば、披露宴にかかる費用をまるごと節約できます。また、二人だけであれば、ゲストにかかる費用を負担する必要もなくなります。

もし、家族や友達にも祝福してもらいたいのであれば、結婚式とは別でお披露目パーティーを開くのもよいでしょう。海外で二人だけの結婚式を挙げたあと、日本でカジュアルなお披露目パーティーをおこなうカップルは多くいるようです。

二人だけの結婚式を挙げたあと、そのまま新婚旅行として現地を観光するのもよいでしょう。披露宴にかかる費用を節約した分、豪華な食事やアクティビティを楽しむこともできます。

二人だけでおこなう海外結婚式は節約効果が高いだけでなく、準備期間も短く済ませられるメリットがあります。ゲストの都合に合わせる必要がないため、自分たちの好きなように結婚式をアレンジできるでしょう。
仕事や家庭の事情で準備する余裕がない方には、特におすすめの方法です。

海外結婚式を安く挙げるコツ：お得な地域・エリアを選ぶ

海外での結婚式を検討する際には、人気のある地域・エリアを把握したうえで、どこが最もお得に結婚式を挙げられるかを調べることが大切です。
それぞれの地域・エリアで物価が異なるため、結婚式にかかる費用の相場も変わってきます。

また、海外で結婚式を挙げるとなると、飛行機代も気になるところでしょう。できるだけ費用を抑えたいのであれば、日本から近い場所がおすすめです。

以下で、地域・エリア別の特徴や費用感を紹介します。

ハワイ

世界有数のリゾート地であるハワイはカップルからの注目度も高く、海外結婚式の定番のエリアといえます。

ハワイのなかではオアフ島が最も人気があり、結婚式場やホテルの数も豊富で日本人向けのサービスも充実しています。日本人観光客が多く日本語が通じやすいため、海外に行った経験がない方でも比較的過ごしやすいでしょう。

海外結婚式としては人気No.1のエリアですが、ほかのエリアと比べると必要な費用はやや高くなります。ただし、パッケージツアーを使わず個人で手配することで、費用総額をいくらか節約することができるでしょう。

グアム

グアムは、ハワイに次いで人気のあるエリアです。海の見えるチャペルも多く、リゾートらしい雰囲気を思う存分堪能できるでしょう。

日本からの距離が比較的近いため、飛行機代を大きく抑えられるほか、日本の各都市から飛行機でアクセスしやすいといった魅力があります。日本との時差は1時間ほどなので、身体への負担も抑えられるでしょう。

また、グアムには日本語でコミュニケーションできる場所が多くあります。
「ゲストをたくさん呼びたい」「ゲストに年配の方や海外未経験の方が多い」というカップルに、おすすめのエリアといえるでしょう。

アジア

アジアで日本人に人気のあるエリアとしては、インドネシアのバリ島、フィリピンのセブ島、タイのプーケット、シンガポールなどが挙げられます。豊かな自然の美しさを堪能できるだけでなく、ショッピングや食事などを楽しむことができます。
アジアンリゾートならではの、エキゾチックな魅力を堪能できるエリアです。

ヨーロッパなどと比べると日本からの距離が近く、全体的に物価も安めなため、結婚式の費用を安く抑えたいという方におすすめです。ほかのエリアよりも物価が安い分、結婚式のプランを豪華にすることもできるでしょう。

ヨーロッパ

ヨーロッパは日本からの移動に時間がかかり、飛行機代も高くなります。
しかし、ヨーロッパならではの情緒あふれる街並みに、憧れを抱くカップルは多いでしょう。「結婚式や新婚旅行なら長期休暇を取りやすい」ということで、あえてヨーロッパを選ぶ方もいるようです。

ヨーロッパのなかでも特に人気があるのが、イタリアやフランスです。見応えのある世界遺産が多く、食事がおいしいという点から、新婚旅行先としても高い人気を誇ります。
ヨーロッパ旅行をより楽しみたいのであれば、結婚式の費用を節約して新婚旅行代を多めに確保するのもよいでしょう。

海外結婚式を安く挙げるコツ：オフシーズンを狙う

海外結婚式の費用で大きな割合を占めるのは、二人の旅行代（飛行機代・宿泊代）です。旅行代は、オフシーズンを狙って申し込むことで大幅に節約できる場合があります。
以下で、各国のオフシーズンの目安を確認しておきましょう。

・ハワイ：
ハワイで結婚式を挙げるなら、連休以外の4月～6月、年末年始以外の12月～1月がおすすめです。気候が良い時期にビーチリゾートを楽しむなら、ゴールデンウィーク明けを狙うとよいでしょう。
10月～3月は雨季でスコールが起こりやすいので、結婚式場はスコールを考慮して選ぶ必要があります。

・グアム：
グアムの場合は連休以外の4月～6月、年末年始以外の12月～1月、9月～10月が狙い目といえます。グアムは雨季が6月～10月、乾季が11月～5月となりますが、過ごしやすい乾季のほうが人気です。
雨季に結婚式を挙げるなら、天候に左右されにくい結婚式場を選ぶとよいでしょう。

・アジア：
アジアの場合はエリアによって異なりますが、雨季がオフシーズンとなるケースが多いです。
ただし、雨季と乾季の時期はエリアごとに異なります。各国の雨季と乾季を調べると同時に、飛行機代が安くなる時期もチェックしておくとよいでしょう。

・ヨーロッパ：
ヨーロッパでは、連休以外の4月～6月、年末年始以外の12月～1月がオフシーズンとなります。エリアによっては、5月・6月も比較的リーズナブルでおすすめです。
なお、冬場はほかの季節より費用を抑えられますが、日本よりもかなり寒さが厳しいため、しっかりと対策する必要があります。

海外結婚式を安く挙げるコツ：持ち込みアイテムで節約する

海外結婚式でパッケージプランが用意されていたとしても、衣装やブーケ、アクセサリーなどの質・デザインに満足できないこともあるでしょう。自分たちの理想に近づけようとすると、費用が大幅に跳ね上がってしまうことも考えられます。
また、「日本で前もって試着したのに、現地で用意された衣装のサイズが間違っていた」というトラブルもゼロではないようです。

パッケージプランの内容に満足できない場合は、ウェディングアイテムを自分で用意して、現地に持ち込むのも1つの方法です。例えば、安いウェディングドレスを探して手配したり、卒花嫁から譲ってもらったりすれば費用を安く抑えられます。
ただし、「何を持ち込めるのか」「持ち込み料が必要か」はプロデュース会社によって異なるので、必ず事前に確認しておきましょう。

まとめ

海外での結婚式を安く挙げるためには、結婚式の費用や旅行代の目安を把握し、節約するためのポイントを押さえておく必要があります。

海外結婚式といってもハワイやグアム、アジア、ヨーロッパなど、地域・エリアによって費用感はさまざまです。さらには、ゲストの人数や結婚式を挙げるシーズンによっても費用は大きく変わってきます。

海外でのロマンチックな結婚式に憧れているカップルは今回の内容を踏まえて、予算内での結婚式を叶えられるプランを探してみてはいかがでしょうか。