少人数結婚式とは?メリット・デメリットや4つの挙式スタイル
多くの人にとって、結婚式は一生に一度の大切な思い出となるライフイベントです。そのため、「どのようなスタイルの結婚式を選ぶか」や「ゲストは誰を招待するか」など、考えなければならないことがたくさんあります。
結婚式のスタイルで悩んでいるのであれば、今注目の少人数結婚式も検討してみましょう。この記事では、少人数結婚式のメリット・デメリットを紹介するとともに、少人数ならではの挙式スタイルについて解説します。
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少人数結婚式とは?
少人数結婚式とは、30人未満の比較的小規模な人数でおこなわれる結婚式のことです。少人数結婚式の場合は例えば、家族や親族、特に親しい友人などを招待するケースが多くあります。ほかに、家族や友人などのゲストを招待せず、新郎新婦のみで結婚式を挙げる場合も、少人数結婚式に該当するといえるでしょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、全体の13.7%のカップルが30人未満の少人数結婚式を挙げていることがわかり、この割合は年々増加傾向にあります。さらに、少人数結婚式におけるゲストの内訳を見ると、親族や学生時代の恩師・友人を招待するカップルが多いようです。
この調査結果から、近年では結婚式を比較的少人数でおこない、招待するゲストは家族やお世話になった方、特に親しい友人などということがわかります。新郎新婦にとってごく近しい関係性にある方を招いて、幸せな時間を共有したいと考えるカップルが増えているということでしょう。
こんな人におすすめ!少人数結婚式のメリット
少人数結婚式が増加している理由には、いくつかの理由があります。
ここでは、少人数結婚式のメリットについて4点ご紹介します。
費用を抑えられる
結婚式を挙げる場合、どのようなスタイルを選んだとしてもある程度の費用がかかります。しかし、少人数結婚式を選び、招待するゲストの人数を減らすと、その分費用を抑えることができるのです。
例えば、10人程度の結婚式では55万円程度、20人では110万円程度、30人では165万円程度というように、人数に応じて金額は増えていきます。
このように、結婚式の費用は招待するゲストの人数が増えると、それにともなって費用も増えるのが一般的です。ゲストの人数と費用の相場が比例しているのは、料理代やドリンク代、引出物などの金額が膨らむからといえるでしょう。
結婚式にかかる費用が気になる場合は、費用の相場を把握したうえで招待するゲストの人数を考えていくという方法もあります。新郎新婦のほとんどが予算を決めているため、予算に合った結婚式を挙げる方法の1つとして、少人数結婚式も検討してみるとよいでしょう。
準備が少ない
結婚式を挙げる場合、新郎新婦は計画的に準備を進めていかなければなりません。具体的には、招待状や席次表、席札、引出物、プチギフトなど、あらゆることをふたりで相談して決めて、準備をするのが一般的です。
しかし、結婚式の前は、新生活を始めるための準備や引っ越し、仕事などでいそがしく過ごす人も少なくありません。結婚式の準備が大きなプレッシャーとならないようにするために、余裕をもって準備を進めていくことが大切です。
ゲストの人数が少ないと、結婚式の規模も小さくなるため、準備の負担も少なくて済みます。準備が少なくなると、一人ひとりのゲストに合った引出物を選べるなどの余裕が生まれるメリットもあるでしょう。
ゲスト一人ひとりとの時間を大切にできる
規模が大きい結婚式の場合は、当日さまざまな演出を盛り込んでいることが多く、「自分たちの結婚式なのに、意外と楽しめなかった」と感じる新郎新婦もいるようです。
少人数結婚式であれば、ゲスト一人ひとりとゆっくり話をしたり写真を撮ったりして、ゆったりとした時間を過ごせるようになります。ゲストとの時間が大切にできると、より思い出深い結婚式になるでしょう。
人前に立つのが苦手な新郎新婦でもリラックスできる
結婚式の主役は新郎新婦なので、当日はゲストから注目される存在となります。そのため、普段から緊張しやすい、注目されるのが好きではないという方には、少人数結婚式が適しているでしょう。
少人数結婚式の場合は自由度が高く、アットホームな雰囲気になりやすいという点がメリットの1つです。このような特徴があることから、人前があまり得意ではない新郎新婦の場合でも、少人数結婚式ならリラックスでき、心の底から楽しむことができるでしょう。
少人数結婚式のデメリットとは?
メリットがたくさんある少人数結婚式にも、デメリットはあります。
どのようなスタイルの結婚式にするか悩んでいる場合は、少人数結婚式のデメリットについても正しく理解して、後悔のない選択をしましょう。
自己負担額が高くなる場合がある
少人数結婚式を選ぶと、料理代などを抑えることができるので、結婚式場に支払う金額が少なくなります。しかし、当日招待するゲストの人数も少ないため、その分ご祝儀も少なくなるのが一般的です。少人数結婚式を選択すると、新郎新婦の自己負担額が高くなってしまう可能性は十分にあるでしょう。
結婚式を挙げる場合、結婚式場の規模やゲストの人数に関わらず、衣装代や会場代などの費用は必ずかかるものとなります。これらの費用は、コストダウンできないということもあるでしょう。費用面が心配なのであれば、事前に結婚式場と相談して見積書を出してもらうことも大切です。
盛り上がりに欠ける場合がある
結婚式では、ファーストバイトやプロフィールムービー、友人や同僚の余興などの演出を楽しみにしている方もいるでしょう。たしかに、ゲストが参加できる演出があると、結婚式の雰囲気は盛り上がります。
しかし、少人数結婚式の場合はそもそも招待しているゲストの人数が少ないので、一般的な規模の結婚式と比較した場合、盛り上がりに欠けることがあります。「人数が少ないから、結婚式が盛り上がらないかもしれない」と心配しているのであれば、結婚式場側と相談して、少人数でも楽しめる演出を計画するとよいでしょう。
結婚式場が見つからない場合がある
ふたりで相談して「少人数の結婚式を挙げよう」と決めている場合でも、結婚式場がなかなか見つからずに困ってしまうということは実際によくあるようです。
結婚式の雰囲気や適切なサービスが提供できるか、といった点を考慮して、結婚式場によっては「30人以上」など最低保証人数を設けているケースもあります。
ゲストの人数が少ないにも関わらず広い結婚式場を押さえてしまうと、寂しい雰囲気になることもあるので、結婚式場の規模はチェックすることが大切です。「結婚式場が見つからない」と困っているのであれば、少人数結婚式を専門的に扱っている結婚式場やレストランウェディングなども視野に入れて探してみるとよいでしょう。
少人数結婚式のスタイルは?おもな4パターンをご紹介!
少人数結婚式といっても、そのスタイルは複数あります。スタイルの違いについて理解しておき、自分たちの考えや予算に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ここでは、少人数結婚式のおもなスタイルを4パターンご紹介します。
家族のみを招待する
少人数結婚式をおこなう新郎新婦のなかには、友人や職場の同僚、親族などは一切招待せず、家族のみを招待するという選択をするカップルもいます。このスタイルは、「結婚式に大きな費用をかけたくない」「形式的な結婚式は控えたい」というカップルに特に選ばれるようです。
新郎新婦と家族のみの結婚式は10人程度の規模でおこなわれることが多く、堅苦しくない、アットホームな雰囲気となるケースが多いという特徴があります。家族のみの結婚式であるため、特別な演出や司会者などは必要なく「アットホームな食事会」という雰囲気で式が進行する可能性が高いでしょう。
家族と親族を招待する
友人は招待せずに、新郎新婦と家族・親族のみを招いて結婚式を挙げることもあります。このパターンでは20人程度の規模になることが多く、小規模ながらも披露宴をおこなうこともあるようです。
しかし、新郎新婦や家族の考えにより、あえて食事会の延長のような雰囲気の結婚式にすることもあるでしょう。家族と親族のみを招待しておこなわれる結婚式は、「幼い頃からお世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と考えている新郎新婦に特に好まれています。
親しい友人も招待する
「大規模で派手な結婚式はしたくない」「小規模な結婚式を希望しているものの、仲の良い友人は招待したい」という新郎新婦の場合、30人規模の少人数結婚式を選ぶケースが多くあります。30人規模の結婚式になると、通常の結婚式に近いスタイルになるでしょう。
このパターンを選ぶと、新郎新婦の希望を尊重しつつも、友人の余興などの演出が盛り込まれる場合もあります。30人程度と比較的人数は少ないものの、華やかでアットホームな雰囲気の結婚式が実現する可能性が高いでしょう。
新郎新婦のみ
少人数結婚式のスタイルのなかには、新郎新婦のみで結婚式を挙げるパターンもあります。このスタイルを選ぶカップルのなかには、新婚旅行を兼ねてリゾートウェディングを計画するカップルもいます。
新郎新婦のみの結婚式を選んだ場合は、当然ゲストがいないので、ゲストに対するおもてなしなどについて考える必要はありません。新郎新婦のふたりでおこなう結婚式は規模が小さいものの、ふたりだけの時間を存分に楽しむことができることが最大のメリットといえるでしょう。
まとめ
少人数結婚式を検討している新郎新婦のなかには、予算や演出などの心配をしている方もいるでしょう。しかし、少人数結婚式には、「ゲストとの距離が近い」「アットホームな結婚式になりやすい」「費用が抑えられる」などのメリットがあります。
ゲストが少人数だと、「盛り上がりに欠けるのではないか」という心配をする方もいるでしょう。その場合は、演出の仕方などを工夫するだけで、思い出深い結婚式にすることができるはずです。
結婚式で後悔しないために、少人数結婚式のメリット・デメリットを理解して、新郎新婦もゲストも楽しめる結婚式を実現しましょう。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。