フォトウェディングのみでも後悔しない代表的な注意点5つ
最近は、ゲストをたくさん招待する大人数の結婚式ではなく、フォトウェディングという結婚式を選択するカップルも増えています。しかし、フォトウェディングを選択したものの、「写真撮影だけで後悔しないかな……」と迷うプレ花嫁もいるようです。
フォトウェディングのみでも後悔しないために、フォトウェディングを選ぶ際のメリット・デメリット、代表的な注意点を紹介します。
\前撮りに挙式がセットになった新しい結婚式/
フォトウェディングとは?人気の背景を紹介
フォトウェディングが、最近特に注目を集めているのはどうしてでしょうか。
その理由を説明する前に、まずはフォトウェディングの概要を紹介します。
フォトウェディングとは?
フォトウェディングとは、一般的な結婚式のように挙式や披露宴をおこなわず、写真撮影のみをおこなうスタイルのことです。ウェディングドレスや和装を着た晴れ姿を、プロのカメラマンに撮影してもらえます。「結婚式を挙げるつもりはないけれど、記念写真だけは残したい」というカップルに最適の方法です。
撮影場所は、大きく分けてスタジオとロケーションの2種類があります。フォトスタジオや海辺、神社など自分たちの希望のシチュエーションで、こだわりの1枚を撮影できるのが魅力的です。
フォトウェディングが人気を集める背景
新型コロナウイルスの感染拡大によって、人と人との接触を避けなければならない状況となり、人々の暮らし方が大きく変化しました。結婚式を予定しているカップルにも影響は大きく、結婚式の延期や中止が増えています。
実際に結婚式を中止したカップルのなかには、「せめて両親には花嫁姿を見せたい」「写真だけでも記念に残しておきたい」という方もたくさんいるでしょう。そのようなカップルに人気があるのが、フォトウェディングという結婚式です。
結婚式は多くのゲストが一堂に会するので感染リスクも高まり、大人数のゲストを招くのもためらってしまいます。そのような心配を極力少なくしつつ、結婚式という大事な思い出をしっかりと残す方法として、フォトウェディングの人気が高まっているようです。
フォトウェディングのメリット4選
たくさんのゲストを招待する一般的な結婚式スタイルもすてきですが、フォトウェディングにもさまざまな魅力があります。
ここでは、フォトウェディングを選んだ際のメリットをご紹介します。
費用が安く抑えられる
結婚式の費用というと、一度に何百万円も必要なイメージがあるのではないでしょうか。
ゲストからのご祝儀を期待できるとはいえ、大規模な結婚式になればなるほど費用は高くなります。結婚式の自己負担額が大きすぎると、ふたりの新生活に影響が出るかもしれません。
フォトウェディングの場合はプラン内容にもよりますが、通常の結婚式よりも費用を安く抑えられます。「結婚式の費用をほかの費用に回したい」「ふたりの新生活のことを考えて節約したい」というカップルに、フォトウェディングはおすすめです。
事前に予算を決めて、その範囲内で自分たちの希望をできるだけ叶えられるよう、プラン内容の比較検討をおこないましょう。
準備の手間や時間がかからず楽である
結婚式当日を無事に迎えるためには、事前準備をしっかりとおこなう必要があります。しかし、結婚式準備では何度もプランナーと打ち合わせをしたり、ゲストの顔ぶれを決めたりと大変です。
一方、フォトウェディングの場合は打ち合わせ回数が少なく、多くても2回程度の簡単な打ち合わせで写真撮影をおこなえます。写真の撮影場所にゲストを招かない場合には、ゲストに気を遣う必要もありません。
準備にかかる時間や手間がかなり少なめであるため、授かり婚の方や再婚の方からも特に選ばれています。
さまざまなロケーション撮影ができる
フォトウェディングでは、雰囲気たっぷりの場所でロケーション撮影をおこなえます。まずは、「どのような雰囲気の写真にしたいのか」をイメージしてみてください。ふたりの意見が固まったら、希望に合うプランを探していきましょう。
解放感あふれる環境での撮影を楽しみたいなら、屋外での撮影を検討してみましょう。ふたりにとって思い出の場所で撮影するのもすてきです。なかには、新婚旅行先でフォトウェディングをおこなうカップルもいるようです。
結婚式らしい雰囲気を少しでも味わいたいなら、チャペルでの撮影がおすすめです。
撮影だけでなく挙式もおこなえる場合があるので、「結婚したという実感が欲しい」という方は挙式付き撮影プランを検討してみてはいかがでしょうか。
憧れの婚礼衣装を着ることができる
ゲストを招く形式の結婚式をしないとしても、やはり一度は婚礼衣装を着てみたいと思うのではないでしょうか。
フォトウェディングでも、一般的な結婚式と同じように自分の婚礼衣装選びを楽しめます。
費用面などさまざまな事情で結婚式を挙げられないカップルは、フォトウェディングで憧れのウェディングドレスや白無垢を着てみるのがおすすめです。
ただし、フォトスタジオによって用意されている婚礼衣装のラインナップは異なります。衣装のグレードによっては追加の費用が発生することもあるため、申し込む際にプラン内容をよく確認しておきましょう。
フォトウェディングのデメリット3選
続いては、フォトウェディングのデメリットをご紹介します。
ロケーション撮影の場合、天候に左右されることがある
屋内で撮影するスタジオ撮影の場合は心配がありませんが、ロケーション撮影の場合は当日の天候に注意が必要です。
多くの方が晴れた日の写真撮影を希望するものですが、当日の天候を前もって知るのは難しいものです。「仕事のスケジュールに合わせて予約を入れていたのに、雨で延期になってしまった……」というパターンも少なくありません。
特に困るのが、ハイシーズンの日程調整です。桜や紅葉で景色が彩られる時期は、早い段階で日程がすべて埋まることもあります。一度雨で延期すると、なかなか次の撮影日を決められなくなってしまうのです。
お祝いの雰囲気を味わえない
通常、フォトウェディングは新郎新婦だけ、もしくは少人数の家族のみを招いておこないます。そのため、一般的な結婚式と同じような盛り上がりをイメージしていると、当日はやや物足りない印象に感じられるかもしれません。
結婚式で多くの方々から祝福されれば、結婚の実感がわいて、新たなスタートラインに立ったという自覚を持ちやすくなるものです。個々人の感覚に左右されるところですが、お祝いムードを味わいたい方は注意したほうがよいでしょう。
思っていた仕上がりにならない場合がある
フォトウェディングでは、プロのカメラマンからポーズを指定されつつ撮影を進めていくのが一般的です。いわゆるモデル撮影のような雰囲気となり、慣れていないカップルにとってはぎこちない表情になってしまうこともあるでしょう。
自然な表情を撮影してほしい場合は、挙式や披露宴中の撮影のほうがよいかもしれません。
また、海外でのフォトウェディングでは、現地スタッフとうまくコミュニケーションを取れず、できあがった写真に満足できない場合もあるようです。ふたりの思い出となる大事な写真ですから、事前に口コミや評判を調べてから依頼先を決めたほうがよいでしょう。
フォトウェディングのみでも後悔しないための確認ポイント
卒花嫁のなかには、通常の結婚式を挙げなかったことやフォトウェディングのみにしたことを後悔している方もいるようです。
ここでは、フォトウェディングで後悔しないための5つの確認ポイントをご紹介します。
プラン内容を事前にしっかり確認する
フォトウェディングのプランを比較する際には、単に費用だけを見るのではなく、プラン内容の詳細をしっかりと確認しておきましょう。
特に気にしておきたいのが、「撮影データはもらえるのか」という点です。
撮影データさえもらっていれば、あとからでも自分でフォトブックを作れます。しかし、「撮影した写真データをすべてもらえると思っていたのに、追加料金がかかることを当日知った」というパターンも少なくありません。
撮影後にトラブルとならないためにも、不明点は事前にしっかりと質問しておきましょう。
家族も参加可能か確認する
フォトウェディングのプランによっては、新郎新婦だけではなく、家族や友人を招いて祝ってもらうことも可能です。家族や友人に花嫁姿を見せたい場合は、契約前にプラン内容を確認しておきましょう。
フォトウェディングの申し込みをする前に、家族の希望をあらかじめ確認してから参加人数を決めると安心です。もしかすると、ふたりの親が「フォトウェディングでいいから、花嫁姿を見せてほしい」と思っているかもしれません。
家族や友人を招待する場合は、フォトウェディングのあとに食事会を開催するのもよいでしょう。ウェディングドレスをそのまま持ち出しできる場合もあるので、確認しておくと安心です。
ヘアメイクの仕上がりイメージをしっかりと伝える
ヘアメイクは、写真の印象を大きく左右する重要なポイントです。写真が納得のいく仕上がりになるよう、事前の打ち合わせの段階で希望するヘアメイクのイメージを明確に伝えましょう。
とはいえ、口頭でわかりやすくイメージを伝えるのは難しいかもしれません。言葉で説明するよりも、雑誌やインターネットから好きなヘアメイクを探して、それを見せるほうが伝わりやすいでしょう。
フォトウェディングの写真は、一生の思い出として残るとても大切なものです。自分に似合うヘアメイクをしてもらえれば、気持ちも明るくなり、表情も自然と豊かになるでしょう。まずは、仕上がりのイメージに近い写真を探してみてください。
天候不良の際の対応についても確認する
ロケーション撮影を申し込む場合は、「雨天でも撮影できるのか」「延期の場合、日程調整はどのようにおこなうのか」など、気になる点を漏れなく確認しておきましょう。
たとえ雨でも多少の雨なら撮影する、雨天の場合はほかの日程に変更するなど対応はさまざまです。予定が延期になることも考慮したうえで、早めに予約をしておくほうが望ましいでしょう。
撮影データの納品サイズ、形式、納品時期などを確認する
フォトウェディングで使った撮影データは、結婚の報告・年賀状にも使えます。
ただし、フォトウェディングが終わってから撮影データをもらえるまでには、ある程度日数がかかります。フォトウェディングを申し込むときに、撮影データの納品時期を確認しておきましょう。
同時に、撮影データの納品サイズ・形式についても確認する必要があります。ダウンロード形式で納品される場合もありますが、できるならCD-Rで納品してもらえたほうが安心です。
まとめ
新型コロナウイルスの流行が落ち着かず、今後状況がどのように変わっていくのかは予想できません。そのような状態のなか「結婚式を予定していたけど、どうしよう」「フォトウェディングのみにしたけど、後悔しないだろうか」と心配になっているカップルも多いのではないでしょうか。
フォトウェディングはコロナ禍により、需要が高まっている状況です。準備の手間がかからず、費用も安く抑えられることもあり、忙しいカップルや節約したいカップルにもおすすめできる手段といえるでしょう。
フォトウェディングのみで後悔しないためには、デメリットや注意点についても理解しておくことが大切です。今回ご紹介した情報をもとに、自分たちらしい結婚式の形を探してみてください。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。