- 自分の外見が好きになれない。
- 毎日鏡を見るのが辛い。
- 周囲の人が自分を見て心の底でバカにしてるんじゃないかと思う。
- こんな私なんて、誰も好きになってくれない。
- だから、最初から傷つくとわかっている恋愛なんてしない。
お気持ちはよーくわかります。筆者もそんな時期がありました。筆者の場合は顔中にはびこったニキビでした。白黒赤のトリプルが両ほほを覆っていて、できては潰し、跡ができては薄くなったかと思いきや、またできる。そんなことを4年ぐらい続けていました。
治療のために皮膚科に月5万円を使ってました。しかも大学生の時にです。合計で120万円以上かかったかと思います。当時は自分に全く自信が持てなくて、華のキャンパスライフを棒に振りました。
ですが、今では美肌を保ちパートナーにも恵まれました。そんな経験をした筆者から、自分の外見のコンプレックスを抱えている人たちに伝えたいことは一つ、
それでも身体的コンプレックスは恋愛できない理由にはならない
ということです。
コンプレックスは「どこから見るか」で強みになる
筆者の場合、「肌が荒れていた」という事象をマイナス面からしか見れていませんでした。しかし、ある時から見方を変えました。「肌が荒れていた」のは動かしようのない事実ですが、それをどう解釈するかは自由なのです。
筆者はその当時俳優を目指していましたから、「この肌荒れをきっかけに、どうしたら美肌になれるのかを研究して、将来プロアクティブのCMに出られるくらい美容に詳しくなろう」と思うことにしました。CM一本決まればン1000万単位のギャラがもらえますから、100万ちょっとの出費なんて安い投資だと思えるようになったのです。
結果、残念ながらCMに出ることはできませんでしたが、その知識を使って独立のきっかけにしています。「肌汚いわ」と思われる人から「どうしたら美肌になれるの!?教えて教えて!」と頼まれる人に変われたのです。
コンプレックスにしているのはいつだって自分
筆者の場合は、ニキビという「治すことができる」症状でしたから、生まれつきの身体的な特徴など「直せない」コンプレックスを抱えている人の気持ちを完全に理解することはできません。ここに書くことは理想論にすぎないのかもしれません。
しかし、どんなコンプレックスを持っている人にも言えることがあります。それはないものを見るよりも、今あるものを見よう、ということ、そしてそのあるものをどう使うか?に頭を使いましょう、ということです。
当時の筆者にとって、綺麗な肌は「ないもの」でしたが、荒れている肌を綺麗に肌に治す経験が「あり」ました。その経験を活かして、人からお金をいただけるまでになりました。あの時「どうして俺ばっかりこんな目にあうんだ」と嘆いていたら今の自分はないと断言できます。
自分のコンプレックスは、何かしらの事実から「ないもの」にフォーカスした瞬間に生まれます。逆にその事実から「あるもの」にフォーカスした瞬間に強みに変わるのです。あなたのコンプレックスをコンプレックスたらしめているのは自分ですし、そのコンプレックスを強みにできるのもの自分です。
どうせ、その事実を向き合わなくてはいけないのであれば、強みにしてしまった方がいいと思いませんか?