挙式とは?結婚式・披露宴との違いから選び方まで完全解説
これから結婚式を挙げる方のなかには、「挙式ってなに?披露宴とどこが違うの?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。実は「挙式」「披露宴」「結婚式」という言葉は、それぞれ明確に異なる意味を持っています。
今回は、挙式の本質的な意味から、結婚式や披露宴との正確な違い、4つの挙式スタイルの特徴と選び方まで、わかりやすく解説します。自分たちに合った挙式を選ぶための参考にしてくださいね!
目次
挙式とは?結婚式・披露宴との違いを整理

結婚式といえば、多くの人が憧れる特別なイベントです。しかし結婚式には、実際には「挙式」と「披露宴」の2つの要素があることをご存知ですか?多くの方が混同しがちな「挙式」「結婚式」「披露宴」の違いを、ここで明確にしておきましょう。それぞれの違いや役割を明確に理解している人は少ないのではないでしょうか?この理解が曖昧なままだと、式場との打ち合わせや見積もりの確認で混乱が生じることがあります。
挙式と結婚式の違い
実は「結婚式」という言葉には、明確な定義がありません。一般的には挙式と披露宴を合わせた一連のイベント全体を「結婚式」と呼ぶことが多いのですが、人によっては挙式のみを指すこともあれば、披露宴や二次会まで含めて結婚式と表現する場合もあります。
業界内では、この曖昧さを避けるために「挙式」と「披露宴」を明確に分けて話すのが一般的です。見積書でも「挙式料」「披露宴会場費」と項目が分かれているのはこのためです。結婚式といえば、多くの人が憧れる特別なイベントですが、実際には「挙式」と「披露宴」の2つの要素で構成されていることを理解しておくことが大切です。
この違いを知ることで、式場選びや予算配分もスムーズになります。
挙式と披露宴との違い
挙式は新郎新婦が結婚の誓いを立てる神聖な儀式であり、家族や親しい友人など、限られた人々が参列します。一方、披露宴は挙式後に行われるお祝いの宴会で、より多くのゲストを招待し、新郎新婦の晴れ舞台に立つ姿を見ることができます。
挙式の目的が「誓約」にあるのに対し、披露宴の目的は「披露と感謝」です。披露宴では感動的なスピーチや歓談が行われ、ゲストとの楽しいひとときを過ごせます。挙式は儀式、披露宴はパーティーと考えるとわかりやすいですね。
挙式では神仏や参列者に対して感謝の気持ちを表し、披露宴では食事や余興、スピーチなどのプログラムを通じて、参加者全員が和やかな雰囲気で楽しめます。
挙式と披露宴の特徴を比較
挙式と披露宴は、結婚式を構成する2つの重要な要素です。それぞれの違いや役割を理解することで、自分たちに合ったスタイルを見つけやすくなります。ここでは、挙式と披露宴の特徴を詳しく比較していきましょう。
挙式と披露宴の主な違い
挙式と披露宴は、結婚式を構成する2つの重要な要素です。それぞれの違いや役割を理解することで、自分たちに合ったスタイルを見つけやすくなります。
挙式は新郎新婦が互いに愛を誓い合う場で、神社や教会、ホテル、結婚式場などでおこなわれます。挙式では、新郎新婦が愛を誓い合うだけでなく、神仏や参列者に対しても感謝の気持ちを表すことが重要です。
挙式の最後には「証書交換」が行われ、新郎新婦は結婚証明書や誓約書を交換し合い、列席者の前で結婚の誓いを形に残します。挙式と披露宴の違いを整理すると、挙式は新郎新婦が結婚の誓いを立てる儀式で、ごく限られた人々が参列し、神聖で厳かな雰囲気の中で結婚の契約を結びます。所要時間は20〜30分程度です。
一方、披露宴は新郎新婦の結婚を祝福する宴会で、より多くのゲストを招待し、活気に溢れる雰囲気の中で祝福のスピーチや歓談が行われます。所要時間は2〜2.5時間程度です。披露宴は、新郎新婦とゲストが一緒に楽しむ場でもあるため、参加者全員が和やかな雰囲気で楽しめます。
挙式と披露宴の費用構造の違い
挙式と披露宴では費用構造も大きく異なります。挙式料は基本的に定額制で、スタイルによって10万円〜30万円程度が相場です。これには会場使用料、牧師や神職への謝礼、音楽演奏などが含まれます。
キリスト教式の場合は15万円〜30万円程度、神前式は10万円〜20万円程度、人前式は5万円〜15万円程度、仏前式は10万円〜20万円程度が一般的です。対して披露宴はゲスト数に比例する変動費が中心です。料理や飲物、引出物などがゲスト一人あたりの単価で計算されるため、人数が増えれば総額も大きくなります。
「結婚式の費用」と一括りに語られがちですが、実際には挙式部分と披露宴部分で費用の性質が全く違うのです。この違いを理解することで、予算配分を適切に行えます。挙式はどのスタイルを選んでも比較的費用が予測しやすい一方、披露宴は招待人数や料理のグレード、演出内容によって大きく変動します。
| 挙式スタイル | 費用相場 |
| キリスト教式 | 15~30万円 |
| 神前式 | 10~20万円 |
| 人前式 | 5~15万円 |
| 仏前式 | 10~20万円 |
挙式と披露宴をおこなう割合はおよそ80%

挙式が結婚の誓いを交わす儀式であるのに対し、披露宴は新郎新婦の結婚を祝うお祝いの場です。両者は目的と性質が根本的に異なるため、明確に区別されています。挙式と披露宴の両方をおこなうカップルの割合はおよそ80%で、多くのカップルが挙式と披露宴をおこなっていることがわかります。挙式で神聖な誓いを交わし、披露宴でゲストとの交流や楽しい時間を過ごすことで、一生の思い出となる素敵な結婚式を作り上げられるでしょう。
一方で、挙式だけ行って披露宴は行わない、あるいは親族のみの挙式後に友人向けの1.5次会を開くといった柔軟な組み合わせも可能です。予算や招待したいゲストの範囲に応じて、挙式と披露宴を別々に検討できるのは、両者が独立した要素だからこそです。
挙式スタイルの種類と特徴
挙式にも種類があるのをご存じですか?日本で選択できる主な挙式スタイルは4つあります。
- キリスト教のしきたりにそった「教会式・チャペル式」
- 日本の伝統美を重んじる「神前式・神社式」
- 仏様やご先祖様へ結婚を報告する「仏前式」
- 神の代わりにゲストへ誓う「人前式」
それぞれの形式には長い歴史と確立された作法があり、誓いの対象や儀式の意味が根本的に異なります。詳しく見てみましょう。
①キリスト教のしきたりにそった「教会式・チャペル式」

教会式・チャペル式は、最も人気の高いスタイルで、日本の挙式の約半数以上がこの形式を選んでいます。教会やチャペルで神父や牧師が立ち会い、結婚を祝福します。キリスト教のしきたりにそって、聖書の朗読や神の祝福の言葉、新郎新婦の結婚の誓いを交わす場面があります。
「健やかなるときも、病めるときも…」のセリフは、この教会式で使われます。パイプオルガンの荘厳な音色、ステンドグラスから差し込む光、聖歌隊の歌声といった要素が相まって、非日常的な神聖さを演出します。特にバージンロードを父親とともに歩む演出は、多くの花嫁が憧れる瞬間です。
②日本の伝統美を重んじる「神前式・神社式」

神前式・神社式は、日本の伝統的な挙式の形式です。神様の前で結婚を誓うという意味合いがあり、神社や神殿を会場として挙式を執り行います。神主が神前で祈祷を捧げ、新郎新婦が結婚の誓いを捧げる場面は、格式高く厳かな雰囲気が特徴です。
新郎新婦がお酒を酌み交わす「三々九度」は、神前式を象徴する儀式のひとつです。新郎は袴や紋付き羽織、新婦は白無垢や色打掛など、和装が一般的とされています。雅楽の生演奏の中で行われる儀式は、静謐で厳粛な雰囲気に満ちています。
③仏様やご先祖様へ結婚を報告する「仏前式」

仏前式は、仏教の教えに基づいて行われる、日本の伝統的な結婚式の一つです。仏壇の前に新郎新婦が座り、結婚の誓いを立てます。特に仏教に深い信仰を持つ場合に採用されるのが仏前式です。
「二人の出会いは前世からの因縁によるもの」という仏教的な結婚観に基づき、この縁に感謝し、来世まで連れ添うことを誓います。仏前式は格式が高く、厳かな雰囲気が漂います。
④神の代わりにゲストへ誓う「人前式」

人前式は、特定の宗教的な要素を取り入れない挙式スタイルです。新郎新婦がゲストに対して誓いを立てるという形式で、式場やホテルなどで行われ、親族や友人などの前で新郎新婦が誓いを交わします。
人前式の魅力は、アットホームな雰囲気とゲストとの距離感の近さです。人前式は自由度が高いため、新郎新婦の個性や好みを反映しやすいというメリットもあります。
自分たちに合った挙式スタイルの選び方
4つのスタイルを知った上で、「では自分たちはどれを選べばいいのか」という疑問が湧いてくるでしょう。選び方の視点は一つではありません。ここでは、実際に多くのカップルが重視している判断基準を紹介します。自分たちの価値観や状況に合わせて、最適な挙式スタイルを見つけましょう。
ご家族の意向や価値観・宗教観から考える
まず確認すべきは、二人と両家の宗教観です。どちらかが熱心なキリスト教徒であれば教会式が自然な選択ですし、代々続く菩提寺があれば仏前式を検討する価値があります。特に重要なのが、親世代の価値観との擦り合わせです。親の希望の背景を聞いた上で、妥協点を探ることが大切です。
理想の雰囲気とビジュアルイメージ
「どんな雰囲気の挙式にしたいか」は、スタイル選びの重要な決め手です。荘厳で神聖な雰囲気を求めるなら、キリスト教式や神前式が適しています。和やかでアットホームな雰囲気なら、人前式が向いているでしょう。ウェディングドレスでバージンロードを歩く姿、白無垢で三三九度を交わす姿、それぞれに独特の美しさがあります。
ゲストの顔ぶれと参列人数
招待したいゲストの範囲も、スタイル選びに影響します。友人にも挙式を見てもらいたいなら、キリスト教式や人前式が適しています。親族中心なら神前式や仏前式でも問題ありません。最近は、神前式後に披露宴で挙式のビデオを上映する工夫も増えています。
挙式のみを行う場合に知っておくべきこと
近年、挙式のみ(または挙式+食事会)を選ぶカップルが増えています。予算を抑えたい、アットホームな雰囲気にしたいなど、理由はさまざまです。挙式のみを選択する場合、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、挙式のみを行う際に知っておくべきマナーや対応方法について解説します。
ご祝儀をいただくべきか、辞退すべきか
挙式のみの場合、ご祝儀は辞退するのがマナーとされています。招待状に「ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう」と明記するのが一般的です。それでも持参される方がいる場合は、後日お礼状と内祝いを贈りましょう。内祝いの金額は、いただいたご祝儀の半額程度が目安です。
引出物や引菓子の準備は必要?
披露宴を行わない場合でも、感謝の気持ちを形にしたプチギフトを用意するカップルが多いです。挙式後の写真撮影や歓談の際に手渡しできる、焼き菓子やドラジェなどが人気です。予算の目安は1人あたり500円〜1,000円程度です。
親族以外のゲストは誰を呼ぶ?
挙式のみの場合、親族以外のゲストをどこまで呼ぶかは悩みどころです。基本的には、本当に親しい友人や、お世話になった恩師など、「結婚の誓いを見届けてほしい」と心から思える人に限定するのが良いでしょう。挙式のみであることを事前に伝えることが大切です。
招待状は送ったほうがよい?
挙式のみでも、正式な招待状を送るのが望ましいです。特に親族や目上の方を招待する場合、メールやLINEだけの案内では失礼にあたります。招待状には、挙式の日時・場所、挙式のみであること、ご祝儀辞退の旨などを明記します。
披露宴スタイルも多様化している
挙式後に行う披露宴にも、さまざまなスタイルがあります。従来の披露宴と二次会の中間である1.5次会ウェディング、ゲストによって2部に分ける2部制ウェディング、家族や親族など少人数で行う会食など、ライフスタイルや予算に合わせて選択できます。
①堅すぎずくだけすぎない「1.5次会ウェディング」

1.5次会ウェディングとは、従来の披露宴と二次会の中間のスタイルです。一般的な披露宴と比べるとカジュアルな雰囲気で、親族や親しい友人を中心にお祝いします。
挙式の後に直接会場に移動し、簡単な挨拶や乾杯などの形式的な要素を取り入れながら、ゆったりとした時間を過ごします。ビュッフェスタイルの食事やカジュアルなドレスコードなど、ゆるやかな雰囲気を楽しめるでしょう。
新郎新婦とゲストが一緒にリラックスして楽しめるため、アットホームな雰囲気を求めるカップルにおすすめです。
②招くゲストで分ける「2部制ウェディング」

2部制ウェディングは、挙式と披露宴を2つに分けておこないます。特徴は、挙式と披露宴を別々におこなうため、ゲストの負担が軽減されることです。
呼ぶ人は、たとえば1部は親のみ・家族のみ、2部は友人や会社の人などと、会場を変えて違った雰囲気を楽しめます。挙式のみに出席するゲストは時間的な制約が少なくなり、披露宴のみに出席するゲストは余裕を持って参加できます。
ゲストとの距離を近くしたいカップルにおすすめです。
③家族や親族など少人数で行う「会食」

会食は、親のみ・家族のみのアットホームな雰囲気でお祝いしたいカップルにおすすめです。
一般的には、レストランやホテルの個室でおこないます。ゲスト一人ひとりとじっくり話しながら、こだわりのある美味しい料理を楽しめます。式場を借りる必要がないため、費用を抑えられる点も魅力です。
親しい人たちとゆっくりと過ごしたいカップルや予算を抑えたいカップルは、会食も選択肢の一つです。
挙式についてのよくある質問

挙式について、多くの方が疑問に思うポイントをまとめました。挙式の時期や予約のタイミング、挙式と披露宴の組み合わせ方など、よくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてください。
挙式を挙げるのに良い時期はある?
気候が安定している春や秋がおすすめです。ただし、海外挙式やリゾートウェディングを考えている場合は、現地の気候やシーズンに合わせた時期を選びましょう。春は3月から5月、秋は9月から11月が人気のシーズンです。この時期は気温も穏やかで、ゲストにとっても過ごしやすい環境です。
挙式を挙げるには何ヶ月前から予約する?
多くの場合は1年前から予約できますが、空きがあれば1ヶ月前でも予約可能です。人気のある会場は予約が埋まりやすく、特に土日や祝日は争奪戦となることもあるので、できるだけ早めに予約しましょう。理想的には、挙式予定日の6ヶ月〜1年前に会場を押さえておくと安心です。希望の日程や会場がある場合は、早めの行動が大切です。
挙式と披露宴は別の日に行ってもいい?
一般的には同日に行いますが、別日でも問題ありません。たとえば神社で神前式を行った後、別の日にレストランで披露宴を開くといった組み合わせも可能です。ゲストの負担や自分たちのスケジュールに合わせて柔軟に検討しましょう。別日開催の場合は、招待状で明確に伝えることが大切です。
挙式だけでも失礼にはならない?
結論から言えば、まったく失礼ではありません。結婚のスタイルは多様化しており、挙式のみという選択も一般的になっています。大切なのは、招待するゲストへの配慮です。挙式のみであることを招待状や事前連絡で明確に伝え、ご祝儀辞退の旨も記載しましょう。
まとめ
挙式は新郎新婦が互いに愛を誓い合う場で、披露宴は結婚したことをお披露目するためのパーティーです。挙式とは、単なる形式的なイベントではなく、二人が夫婦としての人生をスタートさせる象徴的な瞬間です。キリスト教式、神前式、人前式、仏前式、それぞれに深い意味と独自の美しさがあります。
二人の価値観、家族の思い、ゲストへの配慮、そして予算を総合的に考え、納得のいく選択をしてください。自分たちらしいスタイルで、思い出に残る素敵な挙式を迎えてくださいね
この記事の著者

スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやXでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。