結婚式と入籍はどっちが先?正しい順番はある?結婚までの流れを解説します
結婚式と入籍、どっちを先にすればいいか迷っていませんか? 結婚式と入籍の順番にルールはありません。大切なのは、結婚式を挙げる2人がよく話し合ってベストな選択をすることです。
では、入籍を先にする場合と、結婚式を先にする場合は、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、結婚式と入籍どちらを先にするか、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
目次
結婚式と入籍はどちらが先でもOK!およそ9割のカップルが入籍が先
結婚式と入籍、どちらが先なのか気になるカップルも多いのではないでしょうか。
結婚式と入籍の順番には正しい決まりはありません。結婚式と入籍のどちらが先でも大丈夫です。ただ、結婚までの流れはカップルによって異なり、両親をはじめとした親族の考え方でも異なります。
ちなみに、2023年にまとめられた調査では、およそ9割のカップルが結婚式より先に入籍をしていることがわかりました。先に入籍をするカップルは年々増えており、トレンドといえるかもしれません。
一昔前は結婚式が先で入籍が後!親との相談は必須
一昔前は、結婚式が先で入籍するケースが一般的でした。まずは結婚式で新郎新婦をお披露目してから入籍する流れが多かったのです。
以前は、結婚は新郎新婦だけのことではなく、家と家の繋がりが強かったことも、その理由かもしれません。最近は入籍を先にするカップルがほとんどとはいえ、親の世代はまた違う考えを持っているかもしれません。事前に親と相談することは欠かせないでしょう。結婚には家族の祝福が必要ですので、事前に親に報告し意見を聞いておくことが大切です。
入籍後に結婚式を挙げるメリット・デメリットを紹介
最近は、入籍後に結婚式をあげるカップルがほとんどです。では、どのようなメリットがあるのでしょうか? 注意したいデメリットも一緒に紹介します。
メリット①結婚式の準備をスムーズに進められる
1つ目のメリットは、結婚式の準備をスムーズに進められることです。
先に入籍をしておけば、新生活を送りながら、ゆっくりと結婚式の計画を立てることができます。結婚式は多くの方々に参加してもらう特別なイベントですので、準備にはしっかりと時間と手間をかけたいですよね。
結婚式には、会場の費用はもちろん、招待状や引出物、衣装、料理など、何かとお金がかかります。早めに入籍して新生活をはじめておくことで、費用を分散させることもできるでしょう。一緒に暮らしながら、2人で少しずつ貯金をしていくことで、金銭的な負担が一度にかかることもなくなるでしょう。
メリット②夫婦としての制度が使えるようになる
2つ目のメリットとして、夫婦としての制度が使えるようになる点が挙げられます。
入籍していなくても、結婚前から同棲をしていればあまり変わらないのでは?と考えるカップルもいるかもしれません。でも、入籍をしていると、公的制度をはじめとして、いろいろな制度が使えます。
たとえば、配偶者の扶養控除を活用することで、年金や保険料の負担を減らすことができます。また、携帯電話料金が家族割引になるメリットもあります。こうした制度を活用することで節約できるので、結婚式の費用を貯めやすくなるでしょう。
デメリット①親に反対される可能がある
入籍後に結婚式を挙げることには、親に反対される可能性があるデメリットがあります。
一昔前は、結婚式は入籍前に行われていました。そのため、親に理解を示してもらえないことがあるかもしれません。
入籍後に結婚式を挙げる場合は、親に事前にしっかりと説明することが大切です。理解を得るために、二人の思いや結婚の意義を伝えましょう。
デメリット②結婚生活の新鮮さに欠ける
結婚式を挙げるより前に入籍して、すでに新生活をはじめている場合、結婚生活の新鮮さに欠けるというデメリットがあります。
入籍後に結婚式を挙げる場合、すでに結婚生活が始まっているため、新婚時のような特別な感じは薄れてしまうでしょう。新たなステップを踏む感動や意味合いは薄れてしまうかもしれません。
結婚生活の新鮮さや特別感を大切にしたい方は、入籍前に結婚式を挙げることを検討してみるとよいでしょう。
結婚式後に入籍するメリット・デメリットを紹介
一昔前は、結婚式の後に入籍するのが一般的でした。どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット①両家の親も納得しやすい
結婚式後に入籍することには、両家の親も納得しやすいというメリットがあります。
結婚式後に入籍することは、両家の親にとっても安心感が生まれます。みんなに新郎新婦をお披露目してから、正式な夫婦としてのステータスを得ることができるからです。
結婚式は一日のイベントですが、両家のお付き合いは一生続きます。親が強く望む場合は、両家の絆を深める意味でも、結婚式後に入籍するとよいかもしれません。
メリット②新鮮な気持ちで結婚生活のスタートを切れる
結婚式を先に挙げるメリットとして、新鮮な気持ちで結婚生活のスタートを切れるという点があります。結婚式の後に入籍することで、お互いの気持ちがまだ新鮮な状態で結婚生活に入ることができます。
順番をどうするかは、あくまでカップルの考え方次第ですが、新鮮な気持ちで結婚生活のスタートを切ることができるというメリットは大きいはず。お二人の意思をよく話し合って、最善の選択をしてください。
デメリット①入籍の手続きやハネムーンなどで忙しくなる
結婚式を先にするデメリットとして、入籍の手続きやハネムーンなどで結婚式の後が忙しくなることがあげられます。
入籍手続きには、役所への提出書類の準備や手続きの予約などが必要となります。これに加えて、マイナンバーカードや銀行、クレジットカードなどの名前の変更手続きなども行わなければなりません。
また、新婚カップルはハネムーンの計画を立てることも多いでしょう。結婚式後にハネムーンを行う場合、早々に入籍を行い、パスポートなどの書き換えもしなくてはなりません。航空券の予約やホテルの手配などもあり、非常に忙しくなりそうです。
デメリット②入籍が遅くなるため不安がよぎる
結婚式後に入籍するデメリットとして、「不安になる」ことがあります。盛大な披露宴まで行ったのに、その後に「結婚しない!」となったらどうしよう…といった不安を感じる人は、もしかすると先に入籍をしたほうがよいのかもしれません。
結婚式と入籍を同日にするメリット・デメリットを紹介
結婚式と入籍のどちらかが先…ではなく、両方を同じ日にするカップルもいます。その場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット:記念日が1つになり印象にも残る
結婚式と入籍を同日にすると、記念日が1つになります。結婚式と入籍は、どちらも夫婦としての新たなスタートを切る大切な日です。しかし、別々の日にすることで、1つの特別な日を夫婦で共有することができるでしょう。
同日に結婚式と入籍を行うことで、印象にも残りやすくなり、結婚の意味や重要性が一層強調され、夫婦の絆も深まるはずです。
デメリット:結婚式当日は1日バタバタで忙しい
結婚式と入籍を同日にするデメリットは、とにかく「結婚式当日は1日バタバタで忙しい」という点です。
結婚式当日は、多くの準備が必要です。さらに二次会も行う場合は、たくさんのゲストとのコミュニケーションも行います。新郎新婦は朝から夜まで忙しく、食事を取るタイミングがないこともあるほどです。
そこに、入籍手続きまで加わると、時間に追われてしまい、本来の結婚式の楽しみを十分に味わうことができないかもしれません。慎重に計画を立て、自分たちの希望や予定に合わせて最適な選択をしましょう。
プロポーズから結婚までの流れを解説
①両家の親に結婚承諾の挨拶をしに行く
まずは両家の親に、正式に結婚の挨拶に伺います。両親に想いを伝え、両家の理解と協力を得ることが大切です。
両親の理解と協力を得ることで、これからの結婚生活の基盤が築かれます。挨拶の際は、お二人の出会いや経緯、これからの抱負などを丁寧に説明し、両家の絆を深めていきましょう。
②婚約指輪・結婚指輪を用意する
婚約指輪と結婚指輪は、2人の絆を象徴する大切なアイテムです。お互いの好みを確認しながら、自分たちらしいデザインを選びましょう。
婚約指輪はダイヤモンドが主流ですが、他の宝石や素材を選ぶこともできます。また、リングサイズを正確に測定することも忘れずに行いましょう。
また、信頼できるジュエリーショップやブランドを選ぶことも大切です。お気に入りの指輪を見つけるまでには時間がかかるかもしれませんが、じっくりと選ぶ過程も楽しい思い出になるはずです。
③結納や両家顔合わせの食事会の日程を決める
両家の顔合わせの場として、結納や食事会の日程を調整します。両家の都合や予定を考慮しながら、日程を調整していきましょう。
結納や両家顔合わせは、一般的には食事会として行われます。そのため、日程を決める際には、飲食店の予約状況や会場の空き状況も確認しておくと良いでしょう。
事前に両家の意向を確認し、双方に満足していただける日程と内容を決めると良いでしょう。もちろん、2人の希望も取り入れながら、円滑な進行を心がけましょう。
結婚式はプロポーズから半年〜1年程で挙げるのが一般的
結婚式はプロポーズから半年〜1年程で挙げるのが一般的です。
具体的な流れとしては、プロポーズを受けた後、お互いの家族に報告し、入籍の手続きを行います。さらに、結婚式は招待客のリスト作成や会場の予約、衣装選びなどの準備が必要で、最低でも半年ほどはみておいたほうがよいでしょう。
結婚式は、夫婦としての新たなスタートを祝福する場です。大切な人たちと共に過ごす特別な時間を作るためにも、計画的に準備をして、最高の1日にしましょう。
海外挙式の場合はパスポートが必要!入籍の時期をよく検討しよう
海外挙式の場合、パスポートの取得が必要です。まだ取得していない場合は、最低でも1週間はかかるため余裕を持って準備しておきましょう。
このとき、自分たちだけでなく、親族がパスポートを持っているかも必ず確認しましょう。居んでいる場所によっては、パスポートセンターまで遠く、手続きに手間と時間がかかることもあります。
また、パスポートをすでに持っている場合でも、姓の変更手続きが必要になります。さらに、渡航先によってはビザの取得も必要になるので、早めの準備をしておくとよいでしょう。
入籍・結婚式に関するよくある質問
ここでは、入籍や結婚式に関するよくある質問を紹介していきます。
入籍や結婚式によくない日はある?
入籍や結婚式を計画しているカップルにとって、日程は非常に重要な要素です。しかし、実は入籍や結婚式にはよくないとされる日が存在することをご存知でしょうか?
一般的には、六曜のうち「仏滅(ぶつめつ)」や「赤口(しゃっこう)」などはあまり良くないとされています。仏滅は「仏も滅する日」とされており、赤口はその次に縁起のよくない日とされているのです。
しかし、これらの考え方は個人や地域によって異なる場合がありますので、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。結婚式の日程を決める際には、自分たちの信じることや文化、家族の意見などを踏まえて判断することが重要です。
入籍が多い月はある?
入籍がもっとも多いのは、11月とされています。なぜなら11月22日、つまり「いい夫婦の日」に入籍するカップルが多いからです。
また、3月や10月など天候の安定している時期に入籍するカップルも多くなっています。入籍時期が結婚式と近いカップルが多いのかもしれません。
結婚報告のタイミングはいつ?
結婚式を挙げる前に、結婚報告をするタイミングはいつが良いのでしょうか?
まず、親族や親しい友人には、結婚の意思が固まった段階で報告することが一般的です。結婚の予定が決まったら、まずは両親に報告してみましょう。両親にとっては、子供が結婚するということは大きな喜びの瞬間。なるべく早い段階で報告することで、両親も結婚式の準備に参加しやすくなるでしょう。
また、親しい友人や親族以外、例えば、職場の同僚や上司にも報告する必要があるでしょう。こちらは、結婚の意思が固まり入籍日が決まったタイミングや、結婚式の日程が決まった時点で報告するとよいでしょう。
しっかり話し合いふたりがベストな時期に入籍・結婚式を挙げましょう
入籍と結婚式の順番には決まりがありません。最近は入籍が先のカップルが多いですが、結婚式が先のほうが親の理解が得やすいというメリットもあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、2人でよく話し合い、自分たちにぴったりの順番を決めましょう。ふたりでベストな時期に、入籍と結婚式を挙げて、新しいステージに進んでいってください。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。