結婚式前の貯金額は平均いくら?賢く貯めるコツと足りない場合の対処法

結婚して二人で一緒に人生を歩むとなると、お互いの貯金額は気になるものでしょう。
「平均的な結婚式を挙げられれば十分!」と思っていても、婚約や新婚旅行、二人の新生活にかかる費用を考えると、余裕のある貯金額をキープしておきたいところです。

一般的なカップルは、結婚式前にどれくらいの貯金を用意していたのでしょうか。
結婚が決まったカップルの平均貯金額、結婚にかかる費用の平均額をまとめてみました。

 

結婚が決まったときの平均貯金額はいくら?

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べによると、カップルのうち86.7%が結婚費用(結納・挙式・披露宴・披露パーティー・二次会・新婚旅行に必要な費用)を貯金していたようです。また、カップルの貯金総額は311万8,000円が平均という結果も出ました。
この金額をもとにして単純に計算すると、以下の計算式から一人あたり平均155万9,000円を貯金していたことになります。

一人当たりの平均貯金額=311万8,000円÷二人=155万9,000円

なお、結婚式にかかる費用は、ゲストの人数や日取り、演出の充実度、衣装・料理のグレードなど、さまざまな要素によって変動します。プランナーと打ち合わせをしながら結婚式の内容を決定していきますが、二人が希望するイメージに合わせようとすると、次第に費用が高くなることは少なくないでしょう。
二人が希望する結婚式を叶えるためには、結婚を意識し始めたころからコツコツと貯金していくことが大切です。

 

結婚に必要な費用の平均額一覧

結婚する際には、結婚式以外にもさまざまな費用が発生するものです。
ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020によると、結婚する際に必要な費用の内訳と平均額は以下のようになっています。

●結婚式の費用:362万3,000円

●婚約費用:92万円
・結納式:22万7,000円
・両家の顔合わせ:6万5,000円
・婚約指輪:35万7,000円
・結婚指輪(二人分):25万1,000円

●新婚旅行費用:76万7,000円
※土産代:11万6,000円を含む

上記の項目以外にも、婚約指輪の返礼品(平均15万1,000円)を用意するケースもあります。
一方で婚約指輪を用意せず、その分を新生活の費用などに回す場合もあり、カップルによって費用のかけ方はさまざまです。

また、結婚式の費用が想定以上にかさんでしまい、新婚旅行の費用を用意できなくなってしまうケースもあるようです。結婚式・婚約・新婚旅行・新生活のなかでどこに最もお金をかけるのか、配分の目安を二人で話し合っておきましょう。

ただし、結婚に必要な上記項目に関しては「顔合わせ食事会ではなく結納式をおこないたい」「結婚式は盛大におこないたい」など、親や親戚の意向も関係してきます。二人だけで決めると、家族間でのトラブルなどに発展する可能性もあるでしょう。
そのため、結婚に関することを決める際には、親や親族に前もって相談しておくなどの配慮が必要となります。

 

【結婚式】ご祝儀・援助・自己負担の目安は?

結婚式 ご祝儀・援助・自己負担の目安は?

先ほど、結婚式にかかる費用を紹介しましたが、新郎新婦だけで全額を負担するとは限りません。二人の自己負担額がいくらになるかを知るためには、ご祝儀や親・親族からの援助についても把握しておく必要があります。

以下で、先輩カップルのご祝儀・援助・自己負担の目安を紹介しますので、参考にしてください。

ご祝儀

先輩カップルのご祝儀総額は227万8,000円が平均です(ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ)。結婚式に招待するゲスト人数は66.3人が平均なので、ゲスト一人あたりのご祝儀平均額は約3万4,000円と計算できます。

なお、ご祝儀は以下のように、新郎新婦との関係によって平均額が変わります。

・友人・同僚:3万円
・上司:4万3,000円
・親族:7万円
・恩師:3万9,000円
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べ

単純に「ゲスト人数×3.3万円(ご祝儀の平均額)」という計算式に当てはめるのではなく、上記の平均額の違いを参考にして、ご祝儀総額の目安を算出してみましょう。

親・親族からの援助

先輩カップルの71.3%が、親・親族から結婚式費用の援助を受けたと回答しています。
なお、援助を受けた方の援助総額は172万1,000円が平均です(ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べ)。

「結婚式の費用をすべて自分たちで負担した」というカップルから、「親や親族が用意してくれたので自己負担がゼロだった」というカップルまで、さまざまなパターンがあります。
お金に関する話なので、親や親族には相談しづらいと感じる方もいるかもしれませんが、結婚式にかかる費用は決して安いとはいえません。だからこそ、親・親族から援助してもらえるかどうかを、事前に確認・相談することが大切です。

自己負担

結婚式にかかる費用の自己負担額は154万6,000円が平均です(ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べ)。

ゲストからのご祝儀を期待できるとしても、結婚式の費用は前払いとなるケースが多く、自己負担分の貯金だけでは間に合わないことがあります。
上記の最終的な自己負担額分ではなく、結婚式場への前払いにも対応できる金額を貯金しておくと安心です。

 

結婚式に向けて効率良く貯金をする方法

結婚式にかかる費用の支払いで悩まないためにも、普段から地道に貯金をしておきたいものです。ここでは、結婚式を挙げる予定のカップルに向けて、効率良く貯金をするためのコツをご紹介します。

二人の共通の口座を作る

二人で協力してお金を貯めようとしても、どちらかが無駄遣いをしていたら、結婚式前にトラブルが起きてしまうでしょう。結婚式に向けて貯金する場合、別々の口座で管理するのではなく、二人の共通の口座を作るのがおすすめです。

共通の口座を作る際には、二人で貯金計画を立てるためにもお互いの状況を確認しておきましょう。お金をあまり無駄遣いしない方でも、車のローンや奨学金の返済を抱えている場合があります。

二人の収入と貯金額、ローンの残額などをお互いに把握しておくと、今後の計画も立てやすくなるでしょう。

明確な目標設定をする

結婚式に必要な金額を貯めるためには、貯金をスタートさせる段階での目標設定が重要です。先輩カップルの結婚式の費用や自己負担額などを参考にしつつ、どれくらいの貯金が必要なのかを早めに確認しておきましょう。

また、結婚式に向けてしっかりと貯金するためには、家計簿を使って管理するのも良い方法です。スマートフォンのアプリでも簡単に家計簿をつけられるので、試してみてはいかがでしょうか。

ルールを決めてコツコツ貯金する

確実にお金を貯めていきたい場合には、貯金のルールを決めておくとよいでしょう。
「生活費の残りを結婚式の費用に充てよう」と考えていると、欲しいものがあるときに衝動を抑えられず、ついお金を使ってしまうことがあります。

そうならないよう給料が入った段階で、結婚式の費用に充てる分として先に取り分けておくとよいでしょう。毎月○万円、ボーナスの○%などと、ルールを決めておくのがおすすめです。どちらかの負担が大きくなりすぎないよう配慮して、実現可能な金額を設定しましょう。

毎日の生活のなかで節約を心がける

結婚式に向けてできるだけ多く貯金するために、毎日の生活のなかで節約できるポイントがないかを探してみましょう。
例えば、以下のような節約方法が考えられます。

・外食を少なめにする
・ランチ用のお弁当を作る
・お菓子やドリンクを我慢する
・電気・ガス・水道を使い過ぎない
・クーポンやポイントカードを活用する
・スマートフォンの契約プランを見直す
・同棲して家賃を抑える

ただし、生活費を必要以上に抑えるとストレスが溜まってしまいます。その反動で無駄遣いしてしまう可能性もあるため、無理のない範囲で節約を心がけることが大切です。

 

それでも結婚式用のお金が貯まらない場合の対処法

さまざまな事情があり、これまで紹介した貯金方法を試してもお金がなかなか貯まらないという場合もあるでしょう。その場合には、結婚式の費用を当日払いや後払いにしてもらうか、費用の安い結婚式を検討するのがおすすめです。

お金が貯まらず悩んでいるカップルは、以下の対処法を参考にしてみてください。

当日払いや後払いが可能な結婚式場を探す

結婚式の費用は前払いとなることが多いですが、一部の結婚式場では当日払いや後払いに対応しています。ご祝儀をいただいたあとに支払いたいなら、当日払いや後払いのできる結婚式場を探してみるとよいでしょう。

また、当日払いや後払いに対応していない結婚式場であっても、クレジットカード払いには対応していることがあります。結婚式前にお金を用意できない場合には、クレジットカード払いのできる結婚式場を探してみてはいかがでしょうか。

ただし、結婚式の費用がクレジットカードの利用限度額を超える場合は注意が必要です。
この場合には、「利用限度額を一時的に増額する」「一部を現金で支払う」「複数のカードで支払う」などの方法で対処しましょう。

当日払いや後払いにしてもらえるよう個別に交渉する

結婚式にかかる費用の支払い方法は、希望の結婚式場にメールや電話で問い合わせたり、無料相談会に参加したり、結婚式場紹介デスクを利用することで確認することができます。
ですが、結婚式の費用は前払いとなることが多く、当日払い・後払いに対応している結婚式場は少ない傾向です。

条件に合う結婚式場がどうしても見つからない場合には、希望の結婚式場に交渉してみてはいかがでしょうか。当日払い・後払いをNGとしている結婚式場だとしても、プランナーとの交渉次第では対応してもらえる可能性があります。

格安結婚式のプロデュース会社を利用する

二人の貯金額が不足している場合は、結婚式の費用そのものを安くする方法を選ぶのが効果的でしょう。格安結婚式のプロデュース会社に依頼すれば、一般的な結婚式よりも結婚式費用を安く抑えられる場合があります。

スマ婚も低価格でありながら、新郎新婦の好みに合わせてクオリティの高いサービスを提供しています。衣装などの持ち込み料がかからず、後日精算も可能です。
「貯金額は少ないけれど、希望の結婚式を叶えたい」とお考えの方は、ぜひ以下のページをご覧ください。

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まとめ

結婚式前の貯金額は平均いくら?賢く貯めるコツと足りない場合の対処法

結婚式に向けてお金を貯めるのであれば、共通の口座を用意したり目標を設定したりと、ルールをしっかりと決めておく必要があります。食費や光熱費など、毎日の生活のなかで節約を心がけることも大切です。

二人の貯金額が少ない・お金がなかなか貯まらないといった場合は、当日払い・後払いの結婚式場を探してみるのもよいでしょう。もしくは、格安結婚式のプロデュース会社を利用してみるのもおすすめです。
費用面で余裕がない方も、上記の対処法を試してみてはいかがでしょうか。

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