結婚式はペーパーアイテムで上手に節約!相場や節約方法とは
結婚式は何かとお金がかかるものです。「予算内でゲストに喜んでもらうにはどうすればよいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、結婚式費用を節約できるポイントの一つとして、ペーパーアイテムを工夫してみませんか。さまざまな種類があるペーパーアイテムの費用の相場や、コストを抑えながら作成する方法などをご紹介します。
「上手に節約しながらも、ゲストに感謝の気持ちをきちんと伝えたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
結婚式で必要なペーパーアイテムとは?
まずは、結婚式で必要となるペーパーアイテムにはどのようなものがあるのか、確認しておきましょう。
招待状
結婚式の招待状は、ゲストに結婚式の開催と、その詳細な情報をお知らせするための案内状です。招待状には、封筒・本状・返信はがき・会場までの地図などが含まれています。
また、返信はがきの切手も新郎新婦が用意するのが一般的です。
席次表
結婚式の席次表は、披露宴会場でゲストの座る席を記した一覧表のことです。
家族や親族だけの結婚式では用意しないこともありますが、20名以上が参加する場合は必須アイテムともいえます。席次表には、ゲスト一人ひとりの名前と肩書(新郎新婦との関係)を記載するのが一般的です。
席札
結婚式の席札は、ゲストテーブルのそれぞれの席に置いておく、ゲスト一人ひとりの名前が書かれた紙の札です。披露宴会場の雰囲気に合わせたデザインを選べば、テーブルコーディネートのアクセントにもなるでしょう。最近は、席札の裏に手書きのメッセージを添える方も多くなってきています。
プロフィールブック
結婚式のプロフィールブックは、席次表やメニュー表などのアイテムに新郎新婦のプロフィール紹介を加えて1冊にまとめたものです。どのような内容にするかは二人次第ですが、ゲストへの挨拶文や二人の馴れ初め、新居の案内などを記載するのが一般的です。
メニュー表
結婚式のメニュー表は、当日提供する料理の内容を記載したものです。
料理は、ゲストが楽しみにしているものの一つですので、さらに期待を膨らませるようなメニュー表を用意したいものです。メニュー表と席札が一体となったデザインもありますので、二人の好みに合わせて選びましょう。
サンキュータグ(希望する場合)
結婚式のサンキュータグは、ゲストのお見送りの時に渡すプチギフトへ結び付けるラッピングアイテムです。ちょっとしたお菓子も、サンキュータグによって特別感あふれるギフトになります。
オリジナル感を演出しつつ、ゲストに感謝の気持ちを伝えたいカップルにおすすめです。
メッセージカード(希望する場合)
結婚式にはメッセージカードを用意して、ゲストに感謝の気持ちを伝えることもできます。
披露宴会場の雰囲気やほかのペーパーアイテムに合わせたデザインにすると、統一感が出ておしゃれになります。縁起の良いモチーフが描かれているカードを選ぶのもよいでしょう。
結婚式のペーパーアイテムの相場は?
結婚式場に依頼した場合、各ペーパーアイテムの作成費用一部あたりの相場は以下のとおりです。
・招待状:400円程度(筆耕を頼むと+200円程度)
・席次表:400円程度
・席札:100円~200円
・プロフィールブック:300円程度
・メニュー表:300円程度
結婚式場ですべてのペーパーアイテムを作成すると、ゲスト一人あたり合計1,500円程度がかかることがわかります。50名のゲストが参加する場合には、ペーパーアイテムだけで合計7万5,000円程度の費用がかかることになります。
少しでも費用を抑えたいカップルにとっては、決して小さい出費とはいえません。
ペーパーアイテムの用意は結婚式場に依頼する以外にも、二人で手作りする方法や、外部の業者に依頼する方法もあります。このような工夫をすることで、結婚式場に依頼するよりも費用を抑えられる場合があります。
ここからは、ペーパーアイテムの費用を節約する4つの方法を紹介します。少しでも結婚式の費用を抑えたいという方はぜひ参考にしてください。
ペーパーアイテムの節約方法:作成キットを使う
最近では、結婚式のペーパーアイテム専用の作成キットが販売されています。このキットを使えば、ペーパーアイテムの費用を節約することが可能です。
一般的な作成キットでは、印刷用紙と併せて、Wordなどで作成された印刷用テンプレートが用意されています。そのテンプレートに内容を入力して自宅で印刷すれば、ペーパーアイテムが作れるという仕組みです。
作成キットを使う場合のメリットとデメリットを解説します。
作成キットを使うメリット
例えば、結婚式の招待状の作成キットの場合、招待状の本状・コメントカード・返信用はがき・封筒など、必要なアイテムがセットになっています。一つずつ買いそろえる必要がないため、手間を省けるのは大きなメリットです。多くの作成キットは10部や20部単位でセット販売されていますので、必要な枚数より少し余裕を持って購入するとよいでしょう。
デザインテンプレートがあるため、初心者・経験がない方でも本格的なペーパーアイテムが作れます。なかには、自分で用意するのが難しいほどすてきなデザインもあるので、ペーパーアイテムにもこだわりたいカップルにぴったりです。
またデザインと同様に、文章のテンプレートが用意されているものが多いこともポイントです。結婚式のための文章は、普段とは異なるルールがあるため戸惑う方も多いですが、文章テンプレートがあることで思わぬ失敗を防ぐことができます。
作成キットを使うデメリット
作成キットを使うデメリットは、会場への地図が含まれていないことです。ゲストのことを考えるのであれば、結婚式場に地図のデータをもらうなどして、別途用意するのがよいでしょう。
また、乾杯の挨拶や受付などをお願いする方には、その旨を記載した紙を招待状に入れて案内するのが一般的ですが、このようなお願いの紙も別途用意する必要があります。
ペーパーアイテムの節約方法:無料テンプレートを使う
インターネット上で配布されている無料テンプレートを活用すれば、ペーパーアイテムの作成費用を節約することが可能です。この方法では、好きなテンプレートをダウンロードして内容を記入し、自分で用意した印刷用紙に印刷することになります。
無料テンプレートを使う場合のメリット・デメリットは次のとおりです。
無料テンプレートを使うメリット
無料テンプレートを使う場合にかかる費用は、用紙代とインク代、切手代(招待状の場合)だけなので、費用を最低限に抑えてペーパーアイテムを作成できます。数ある方法のなかでも、無料テンプレートの活用は最も安くペーパーアイテムを作成できる方法だといえるでしょう。
シンプルなものから華やかなものまで、豊富なデザインのテンプレートが配布されているので、好きなデザインを見つけやすいのもメリットの一つです。また、無料テンプレートの多くは自分好みにアレンジしやすいのも魅力的なポイントだといえます。
無料テンプレートを使うデメリット
無料テンプレートは、ペーパーアイテムを最も安く作れる一方、手間も一番多くかかってしまいます。ペーパーアイテムの作成にあまり時間を割けない場合は、無料テンプレート以外の方法で用意するほうがよいでしょう。
また、こういったアイテムの作成に慣れていないと、不格好になってしまう可能性も否めません。用紙選びを間違えたり、プリンターの性能が良くなかったりすると、印刷のずれやインクのかすれなどが出ることもあります。
ペーパーアイテムの節約方法:業者に依頼する
結婚式場と提携している業者ではなく、外部の業者にペーパーアイテムの作成を依頼することで費用を抑える方法もあります。
業者に依頼するといっても「既存のデザインから好きなものを選び、内容を入力して依頼する」「有料のテンプレートを少しアレンジして印刷を依頼する」「デザインは自分で作り、印刷のみを依頼する」など、さまざまなパターンがあります。二人のスケジュールやスキルに合わせて、柔軟に利用するとよいでしょう。
外部の業者に依頼する場合のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
業者に依頼するメリット
結婚式場を介さない分、トータルの費用を抑えることができます。また、自分でデザインを作成して印刷だけを業者に依頼することもでき、この場合はさらにコストを下げることが可能です。作成キットや無料テンプレートと異なり、多くの部数を依頼すると単価が下がることが多いのもメリットの1つでしょう。
さらに、印刷業者では家庭用とは異なる仕組みのプリンターを使っているため、仕上がりがきれいという利点もあります。いくつかのデザインから好きなものを選んで依頼できる業者もあるので、忙しい方や手作りに慣れていない方でも安心です。
業者に依頼するデメリット
業者に依頼するデメリットは、決められた納期に間に合わせなければならないことです。納期に遅れると、希望の日までにペーパーアイテムを受け取ることができません。
そのため、スケジュールをしっかり管理し、余裕を持って早めに仕上げる必要があります。
ペーパーアイテムの節約方法:宛名を印刷する
招待状の宛名は1枚ずつ手書きするため、きれいな字を書く自信のない方は業者に依頼する必要があるというイメージがあるかもしれませんが、宛名は印刷でも問題ありません。
インターネット上で配布されている封筒のテンプレートなどを利用して、自宅のプリンターで印刷しましょう。この場合、楷書体や行書体などの手書きに近いフォントを選ぶのがおすすめです。
なお、宛名を印刷するメリット・デメリットには、以下のようなものがあります。
宛名を印刷するメリット
筆耕業者に宛名書きを依頼すると1部あたり200円程度の費用がかかりますが、宛名を印刷するとその分の費用を節約できます。宛名用の印刷データを作っておけば、結婚報告はがきや年賀状、暑中見舞いはがきなどにも使えて便利です。
宛名を印刷するデメリット
印刷用のデータを作成するのは、意外と手間がかかります。印刷にも時間がかかるので、スケジュールに余裕を持って進める必要があるでしょう。
また、印刷での宛名書きでは、手書きに比べると気持ちが伝わりにくいという考え方もあります。宛名以外の部分で、ゲストへの感謝の気持ちを伝えられるような工夫をしましょう。
まとめ
結婚式のペーパーアイテムは、工夫次第で作成費用を節約できます。具体的には、作成キットや無料テンプレートを使用する方法、外部の業者に依頼する方法、招待状の宛名を印刷する方法などがあります。
それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、二人のこだわりを実現できる最適な方法を選びましょう。
この記事の著者
スマ婚編集部
スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。