40人の結婚式、自己負担はいくら?席次の例や成功のコツ

結婚式の準備で悩みどころとなるのが、結婚式に招待するゲストの人数です。今後の付き合いや予算の都合などを考えると、適当に済ませることはできません。

「ゲスト数が40人だと少ない?」「40人規模で予算はどれくらいになるの?」と気になっているプレ花嫁の皆さんに向けて、40人の結婚式で役立つ情報を紹介します。自己負担がいくらになるのか、席次レイアウトをどうすれば良いのか、といった点についても詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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40人規模の結婚式を選ぶカップルの割合とゲスト構成

どれくらいのカップルが40人規模の結婚式を選ぶのか、実際の割合とゲスト構成が気になる方も多いでしょう。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020によると、5.9%のカップルがゲスト30~40人未満の結婚式を選び、6.1%のカップルがゲスト40~50人未満の結婚式を選んでいることがわかります。
平均のゲスト数は66.3人ですので、40人規模の結婚式というのは、平均と比べるとやや小規模といえるでしょう。

ゲスト構成はカップルによって異なりますが、40人のゲストを呼ぶ場合、親や親族を招待したうえで、親しい友人を数人招くパターンが多いようです。職場の上司や同僚は招待せず、身内だけの結婚式とするカップルもいます。
ゲスト数が少なめである分、アットホームな雰囲気のなかでお祝いしてもらえるでしょう。

 

【40人規模の結婚式】費用目安はいくら?

続いては、40人規模の結婚式にかかる費用の目安を計算してみましょう。
ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べによると、結婚式の費用総額が平均362万3,000円で、ゲスト数が平均66.3人です。この数値をもとに以下のとおり計算すると、ゲスト一人あたりにかかる結婚式の費用目安は5万4,000円となることがわかります。

362万3,000円÷66.3人=5万4,000円 ※1円未満切り捨て

上記金額から、40人規模の結婚式の費用を算出できます。

5万4,000円×40人=216万円

このように、40人規模の結婚式を挙げる場合は、216万円程度の費用がかかることが予測できます。

 

【40人規模の結婚式】ご祝儀はいくらくらい期待できる?

40人規模の結婚式で、どのくらいのご祝儀を期待できるのか計算してみましょう。

ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020調べによると、ご祝儀総額は平均227万8,000円、平均ゲスト数は66.3人という結果が出ていました。ご祝儀総額の平均を平均ゲスト数で割るとおよそ3万4,000円となり、これが一般的なご祝儀の平均額と考えられます。

なお、結婚式を40人規模で考えた場合、以下の計算式からご祝儀総額の目安は136万円となることがわかります。

3万4,000円×40人=136万円

ただし、実際のご祝儀総額はゲストの構成によって変わることに注意しましょう。
40人規模の結婚式の場合、親族の占める割合が多くなる傾向にあります。親族の割合が多いとご祝儀の金額が高くなる傾向があるため、上記で示したご祝儀総額の目安よりも高めとなる可能性が高いです。

また、いただくご祝儀についてより詳細な目安を知りたい場合は、以下の関係性別のご祝儀平均額を参考にするとよいでしょう。

・友人・同僚:3万円
・上司:4万3,000円
・親族:7万円
・恩師:3万9,000円

自分たちの結婚式のゲスト構成に合わせて、ご祝儀総額を予想してみましょう。

 

【40人規模の結婚式】自己負担目安はいくら?

40人規模の結婚式を挙げる場合、新郎新婦はどれくらいの費用を自己負担することになるのでしょうか。ここでは、40人規模の結婚式を挙げる場合に必要となる自己負担額の目安を計算していきます。

自己負担額は、以下のように「結婚式の費用-ご祝儀=自己負担額」という計算式で求めることができます。これまでに算出した数値をもとに計算してみると、自己負担額の目安は82万1,160円となることがわかります。

216万円-136万円=80万円

さらに、親・親族からの援助が受けられるのであれば、上記から援助額を引いた金額が最終的な自己負担額となります。
なお、ゼクシィ 結婚トレンド調査 2020によると、実際に結婚式を挙げたカップルのうち、親・親族から援助を受けた割合と援助額の平均は、以下のとおりとなっています。こちらも参考にするとよいでしょう。

・親・親族から援助があった:71.3%
・援助の平均額:172万1,000円

親や親族からの援助額によっては、自己負担額が0円となるケースも考えられます。自己負担額の目安を計算する際には、結婚式の費用、ご祝儀額、援助額をなるべく正確に把握したうえで算出するとよいでしょう。

また、ゲスト数が変更になる、予想よりも援助額が少ない、演出を増やした分の費用が増えるなど、結婚式の準備を進めていくなかで状況が変わっていくことも多々あります。結婚式の予算をしっかりと立て、こまめに費用の内訳を確認しておきましょう。

 

40人規模の結婚式のメリット

40人規模というと平均よりもゲスト数が少なめとはなりますが、小規模な結婚式ならではのメリットも存在します。ここでは、40人規模の結婚式を挙げる際のメリットを4つ紹介します。

一般的な費用平均より安く結婚式を挙げることができる

40人という小規模な結婚式であれば、一般的にかかる費用よりも安く結婚式を挙げることができるでしょう。ゲスト一人ひとりと接することに重点を置き、華やかな演出を控えめにすることで、費用を抑えることができます。

なお、結婚式場によっては、少人数向けのお得なプランが用意されていることもあります。予算が気になる場合は、そのようなプランのある結婚式場に絞って選ぶとよいでしょう。

また、結婚式ではなく食事会というスタイルで結婚披露パーティーをおこなうカップルもいます。こういったパーティーでも、会食するだけではなくケーキ入刀やファーストバイトをおこなう、プロフィールムービーを上映するなどの演出が可能です。

ゲストと距離の近いアットホームな結婚式にできる

大人数の結婚式は華やかでゴージャスな雰囲気を作り上げられますが、ゲスト数が増えるほど、ゲスト一人ひとりと話す時間は少なくなるものです。演出の合間に高砂に来てもらうことはできますが、タイミングを逃してしまい、ゆっくりと話せないこともあるでしょう。

40人という少規模な結婚式であれば、新郎新婦が各ゲストテーブルを回れてゲストとゆっくり会話できるので、ゲストとの距離が自然と近くなります。写真を一緒に撮ったり、ゲストが参加できる余興を取り入れたりするなど、ゲストとの交流を中心としたアットホームな結婚式にできるでしょう。

ゲストに寄り添ったおもてなしができる

40人規模の結婚式では、親や親族、親しい友人だけを招くパターンが多いため、ゲスト一人ひとりに合わせたおもてなしができます。ゲストの好みに合わせて料理やドリンクを個別に用意したり、引出物を手渡したり、一人ひとりにドリンクを注いだりして、ゲストに寄り添ったおもてなしをしてみてはいかがでしょうか。

結婚式の準備が比較的楽である

小規模な結婚式ではゲスト数が少ない分、演出や余興を控えめにして、歓談の時間を多めに入れるパターンが多くあります。そのため、演出などに使うアイテムを準備する手間があまりかかりません。また、招待状や席次表などのペーパーアイテム、引出物・引菓子などはゲストの人数が少ないほど、時間や手間をかけずに準備できます。

仕事やプライベートで忙しく、結婚式の準備をする暇がないという方は、少人数での結婚式を検討してみてもよいでしょう。

 

40人規模の結婚式のデメリット

40人規模の結婚式にはメリットばかりではなく、デメリットもあります。
デメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

人数が少ない分、盛り上がりに欠ける可能性がある

人数が多ければ自然と場が華やぎますが、少人数の結婚式の場合は全体の盛り上がりに欠ける可能性があります。食事を楽しむだけでは間が持たず、静かな雰囲気となってしまうこともあるでしょう。そのため、ゲストに楽しんでもらえるよう、結婚式の進行には工夫を凝らすことが大切です。

場の盛り上がりが心配であるなら、プロの司会者に依頼して進行してもらうとよいでしょう。また、ケーキ入刀やゲストのスピーチなど、結婚式ならではの演出を取り入れてみることもおすすめです。

人数が少ない分、盛り上がりに欠ける可能性がある

人数が多ければ自然と場が華やぎますが、少人数の結婚式の場合は全体の盛り上がりに欠ける可能性があります。食事を楽しむだけでは間が持たず、静かな雰囲気となってしまうこともあるでしょう。そのため、ゲストに楽しんでもらえるよう、結婚式の進行には工夫を凝らすことが大切です。

場の盛り上がりが心配であるなら、プロの司会者に依頼して進行してもらうとよいでしょう。また、ケーキ入刀やゲストのスピーチなど、結婚式ならではの演出を取り入れてみることもおすすめです。

人数に合う会場が少ない

結婚式場によっては、大きめの挙式会場や披露宴会場しか用意されていない場合もあります。費用面で余裕があったとしても、利用可能な最低ゲスト数が決まっているケースもあるでしょう。

あまりに広すぎるところを予約してしまうと、全体が寂しい雰囲気になってしまいます。
なるべく招待する予定のゲスト数に合わせるか、少し多めの人数を収容できる挙式会場・披露宴会場を選ぶとよいでしょう。

かえって自己負担が増えるケースもある

少人数の結婚式では、料理やドリンク、招待状などのペーパーアイテム、引出物やプチギフトなど、ゲスト一人ひとりにかかる費用は少なめです。しかし、会場代や衣装代、演出代などの費用が大人数の場合とそれほど変わらず、かえって自己負担が増えるケースもあります。

また、ゲスト数が少ないということは、ご祝儀総額も少なくなるということです。結婚式場へ支払う費用にだけ注目するのではなく、ゲストからのご祝儀や親・親族からの援助など、新郎新婦のもとに入ってくるお金についても考慮しておきましょう。

 

【40人規模結婚式】披露宴の席次レイアウトはどうする?

ここからは、40人規模の結婚式で使われる席次レイアウトの例を紹介します。
自分たちの結婚式ではどの席次レイアウトがふさわしいか、以下の例を参考に考えてみましょう。

ただし、結婚式場によって、最初に紹介する一般的なレイアウト以外は対応できない可能性があります。結婚式場を決める前に、希望のレイアウトが実現できるか、必ず担当者に確認しておきましょう。

40人規模の席次:円卓をちらす一般的なレイアウト

この形は、一般的な席次レイアウトです。
ゲストテーブルを複数配置し、向かって左側が新郎側のゲスト、右側が新婦側のゲストとなるようバランス良く配置します。

結婚式の規模によってゲスト構成は変わりますが、40人であっても大人数であっても基本的なレイアウトは変わりません。一般的には、高砂から一番遠い場所に親や兄弟姉妹が座り、その手前に親戚、さらに近い場所に来賓(友人)、主賓(職場関係)という形で座ります。新郎新婦に近い場所が上座となるため、主賓が一番高砂に近い場所になっています。

ただし、基本ルールに従うばかりでなく、ゲスト同士の関係性にも配慮することが大切です。例えば、職場関係のゲストの席次は、基本的に役職や社歴をもとに上座から配置しますが、場合によってはゲストの居心地の良さを優先して、席次を入れ替えるケースもあります。

40人規模の席次:家族卓をメインテーブルの左右に配置する

両親に自分たちの姿を一番に見てほしいというカップルの場合、新郎新婦がいる高砂の両隣に、家族用のゲストテーブルを配置するパターンもあります。40人という少人数の結婚式であるからこそ、自分たちの希望するスタイルを実現しやすいともいえるでしょう。

40人規模の席次:新郎新婦と家族が中心に座る

あえて新郎新婦と家族が中心に座り、その周りをほかのゲストテーブルが取り囲むといった、少し変わった席次レイアウトもあります。

このように、一般的な席次レイアウトと異なる配置にしたい場合は、結婚式場の担当者に早めに相談しておきましょう。特にこの席次の場合は、親族席のゲストは新郎新婦の後ろ姿しか見られないため、式場からNGとされる可能性もあります。

席次レイアウトに特別なこだわりがある場合は、招待状に理由を記載するか、結婚式当日にゲスト全員に説明すると理解してもらいやすくなります。

40人規模の席次:メインテーブルの前に一本の道を作る

40人規模の結婚式であれば、長テーブルを左右に配置して、その間に道を作るスタイルもあります。メインテーブルの前に道があるので、入退場や演出のときにもゲストから見えやすくなるでしょう。

 

40人の結婚式を成功させるコツ

最後に、40人規模の結婚式を成功させるコツを紹介します。

会場のサイズ感に気をつける

ゲスト数が40人の結婚式では、最大60人ほど収容できる挙式会場・披露宴会場を選ぶのがおすすめです。せっかくの少人数の結婚式ですので、収容人数がギリギリの会場を選ぶのではなく、ある程度ゆとりのある会場を確保しておきましょう。

ただし前述の通り、スペースが広すぎるところを選んでしまうと、かえって物足りない印象を与えてしまうこともあります。また、挙式会場・披露宴会場によっては収容人数の定義が変わってくることにも注意しましょう。挙式会場・披露宴会場は、できるだけ事前に自分たちの目で確認することをおすすめします。

少人数ならではの距離感を大切にする

少人数の結婚式では、ゲストとの距離が近いことが大きなメリットです。ゲストへの感謝の気持ちを込めて、一人ひとりと話せる時間、写真を一緒に撮れる時間を設けましょう。

また、少人数だからこそ楽しめる演出を取り入れてみてください。例えば、両親へのサプライズとして、サンクスバイトをおこなってみるのもよいでしょう。ゲスト全員で楽しめるキャンドルリレーなどもおすすめです。

結婚式のイメージを事前に両家で共有しておく

近年は、さまざまなスタイルの結婚式があり、少人数の結婚式も盛んにおこなわれています。とはいえ、親や親戚など年齢層が高い方のなかには、結婚式は大規模で豪華におこなうイメージを持つ方もいます。

後々のトラブルを避けるためにも、なるべく早めに結婚式のイメージを両家で共有しておくことが大切です。場合によっては、両家で服装の雰囲気が異なり、どちらかが恥ずかしい思いをするケースも考えられます。一般的な結婚式と異なるスタイルにするのであれば、その旨を新郎新婦から両親に伝えておきましょう。

 

まとめ

40人規模の結婚式には、一般的な費用平均より安く済むこと、ゲスト一人ひとりに寄り添ったおもてなしができること、準備が比較的楽なことなど、多くのメリットがあります。

人数が少ない分、場を盛り上げるのが難しい側面もあるでしょう。しかし、ゲスト参加型の演出を取り入れるなど、新郎新婦の工夫次第で和気あいあいとした雰囲気の結婚式にすることが可能です。
今回の記事を参考に、ぜひ自分たちに合ったスタイルの結婚式を考えてみてください。

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