節約できて盛り上がる!結婚式・披露宴の演出アイデア10選

結婚式の費用はできるだけ節約したくても、あまり地味な雰囲気になると寂しくなってしまいますね。
節約しながら盛り上がる結婚式の演出やアイデアがあれば、上手に活用したいところです。

費用をかけなくても結婚式がぐんと盛り上がる、結婚式の演出の節約アイデアをご紹介します。
「節約しているな」とは気づかれずに楽しめるアイデアばかりをピックアップしていますので、結婚式の演出に困った際に取り入れてみてくださいね。

結婚式の演出ではどこに費用がかかるのか

まずは、結婚式でおこなわれる一般的な演出の中で、どのような部分に費用がかかるのか、結婚式の演出ごとのポイントや演出費用の相場についてご紹介します。

バルーンリリース

ゲストに一人ずつバルーンを渡し、全員で同時に空へと飛ばすバルーンリリース。新郎新婦の幸せが天へ届くようにという願いが込められ、空に舞うたくさんのバルーンを眺めるのもすてきな演出です。

一見風船を飛ばすだけのシンプルなイベントのようですが、人数に応じてバルーンを用意する必要があるため、大勢のゲストを招待する結婚式では意外とバルーンの費用がかかってしまうことがあります。
バルーンの費用は、デザインにもよりますが一つあたり500円~1,000円が相場となり、50人ゲストがいる場合には2万5,000円~5万円程度かかります。

フラワーシャワー

フラワーシャワーは、チャペル入り口の両脇にゲストが花びらを持って並び、退場する新郎新婦へ花びらをシャワーのように降らせる結婚式の演出です。
ゲストに渡す花びらは、生花を使う場合には一人あたり300円~500円が相場となり、ゲストが50人いる場合は2万円程度の費用がかかります。このほか、結婚式場によってはフラワーシャワー後の掃除代などが必要になることもあります。

カメラマン

前撮りやアルバム作成の費用以外に、結婚式当日の写真を撮影するカメラマンの手配にも費用がかかります。
なお、挙式と披露宴の撮影でかかる費用は、10万円~25万円が相場です。

ムービーの制作

結婚式のオープニングや新郎新婦のプロフィール、エンディングなどでムービーを上映する結婚式の演出も人気があります。

ムービー制作は、結婚式場のプランによっては提携している制作会社が対応することもあります。なお、それ以外のところへ依頼した場合は1本につき2万円~5万円が相場となり、結婚式当日の様子を撮影・編集してその場で上映するスタイルのムービーでは10万円~30万円が相場となります。

一般的に結婚式場へ依頼するより、それ以外のところへ依頼したほうが費用は安くなりますが、持ち込み料や音響・映像設備使用料などが別途かかる場合もあります。そのため、ムービーの制作代はこれらの費用をトータルで比較することをおすすめします。

キャンドルサービス

新郎新婦が各ゲストテーブルをまわり、セットしたキャンドルへ点火したあと、高砂近くのメインキャンドルへと点火するキャンドルサービス。

ゲストテーブルのキャンドルは2,000円~4,000円が相場となり、ゲストテーブルが10卓の場合は2万円~4万円程度かかります。大きなメインキャンドルの費用は大きさによっても異なりますが、2万円程度が相場です。

ウェディングケーキ

ウェディングケーキは、すべて食べられる生ケーキの場合、大きさやデザインにもよりますが、5万円~7万円が相場です。また、ケーキ台やケーキカットをする際のナイフに装飾をする場合には、その分の費用もかかります。

以上が、代表的な結婚式演出にかかる費用の相場です。「結婚式は盛り上がる演出にしたいけど、こんなに費用がかかるならできないかも……」と考えてしまうかもしれませんが、ちょっとしたアイデアで演出の費用を抑えることができます。

挙式や披露宴で費用を節約しても盛り上がる結婚式の演出をご紹介します。

結婚式の演出アイデア:リングリレー

リングリレーとは、長いリボンをゲスト全員に渡し、リボンに通した結婚指輪を新郎新婦のところまでリレーで手繰り寄せる演出です。

長いリボンが1本あればOK

リボンが一本あればできる演出ですので、費用はかなり抑えられます。そのうえ、リング交換にリレーの形でゲストも参加できるため盛り上がります。

人数が多い場合は一部のゲストに参加してもらう方法も

ゲストの人数が多い場合はリレーに時間がかかったり、リボンの長さが足りなくなったりする場合もあります。そういった場合は、バージンロードに近い席のゲストにだけ参加してもらうとよいでしょう。

結婚式の演出アイデア:造花のフラワーシャワー

チャペルから退場するときの演出としておこなうフラワーシャワーを、生花でなく造花にすることで費用を節約できます。

生花よりも格安でフラワーシャワーができる

先述のとおり、生花の場合は50人程度のゲストで2万円程度の費用がかかります。ですが造花にすれば、通販サイトなどを利用することで、費用を10分の1以下に抑えることが可能です。

造花のほうがキレイなことも?選び方次第で安っぽくない演出も可能

造花といっても最近は品質の高いものも多く、シャワー用にカットされたものもあるため、造花のほうがキレイに舞いやすくなっています。
また、造花にプラスしてフェザーや小さくカットしたペーパーなどをミックスする方法や、お米を使ってライスシャワーにする方法を取り入れてみてもよいでしょう。

挙式の演出アイデア:バブルシャワー

フラワーシャワーやライスシャワーのほかに、シャボン玉を使ったバブルシャワーもおすすめです。

バブルシャワー用のシャボン玉は通販サイトでも購入可能

バブルシャワー用のスティックタイプのシャボン玉であれば、通販サイトで手軽に購入できます。費用も1人あたり100円程度と、非常にリーズナブル。フラワーシャワーよりもフワフワと空中に留まる時間の長いシャボン玉が、幻想的な雰囲気づくりをしてくれます。

電動式バブルによる演出も

電動式で大量のシャボン玉が連射できるタイプのものも1,000円程度で購入できるため、演出としてシャボン玉を飛ばす際にも活用できます。ゲストに高齢の方や目上の方が多い場合は、各自でシャボン玉を吹いてもらうバブルシャワーより、電動バブルのほうがよいかもしれませんね。

結婚式の演出節約アイデア:リボンワンズ

ゲストがリボンのついた杖を振って新郎新婦を迎えるリボンワンズも、チャペルから退場するときの演出として人気があります。

リボンワンズとして販売しているものを購入する方法もありますが、費用を節約したいなら自分で作ってしまうのもおすすめです。
以下で作り方の一例をご紹介しますので、手作りしたい方は参考にしてみてくださいね。

リボンワンズの材料

まず、リボンワンズの材料として以下のアイテムを用意します。

・カラーストロー

100円ショップなどで、数十本入りのストローが購入できます。プラスチック製のほか、ペーパーストローを使ってもよいでしょう。

・リボン

100円ショップなどで、自分好みの素材や色のリボンを数種類選びます。細めでしなやかなリボンだと、振ったときに動きが出やすいのでおすすめです。
1人あたり40~50センチほどのリボンが3~4本必要となるため、50人分ならリボン1種類につき30メートルほど用意しておくとよいでしょう。

・手芸用のアクセサリー

パール風のビーズやステッカー、ボンボンなど、ストローとリボンのつなぎ目にアクセントとして使います。小さな鈴を付けると、振ったときに音が鳴ってにぎやかな雰囲気になりますよ。

・接着剤またはグルーガン

アクセサリーやリボンを付ける際に使います。手芸用ボンドやマスキングテープなども使えますが、グルーガンがあると早くキレイに仕上げられます。

リボンワンズの作り方

ストローの穴の部分に接着剤またはグルーガンを付け、1人分の長さにカットしたリボンを差し込みます。グルーガンを使う場合は、グルーが熱いうちにおこなうのがポイント。やけどに注意しながら、素早くリボンを付けていきましょう。
リボンを接着できたら、ストローとリボンのつなぎ目にもグルーを付けて、アクセサリーを付ければ完成です。

ストローを挟むようにシールを貼ったり、「Happy Wedding」や新郎新婦の名前、結婚式の日付などを書いた紙を旗のように貼り付けたり、アイデア次第でオリジナルのリボンワンズが作れます。

結婚式の演出節約アイデア:プロフィールムービーなどを自作

披露宴での演出アイデアとして人気のムービーは、制作会社へ依頼せず自分で作る方法もあります。プロフィールムービーやオープニング、エンディングで上映するムービーを作るのは少し手間と時間がかかりますが、動画編集ソフトなどを使えば、ほとんど無料で作ることができます。

結婚の記念として、ふたりでこだわって編集してみてはいかがでしょうか。

ムービー作成時のコツ

ムービーを自作する際、どこから始めてよいかわからないときは、参考になりそうな動画をチェックしてみましょう。YouTubeやInstagramなどで検索すれば、卒花嫁のプロフィール動画投稿が見られます。いろいろと楽しんで見ていくうちに、作りたいムービーのイメージも固まってくるはず。

大体のイメージがつかめたら一度全体の構成を書き起こし、必要な画像や音楽を選んだり、撮りたいシーンを撮影したりして素材を集めていきましょう。

おすすめの無料動画編集ソフト

ムービーの自作に必須となるのが、動画編集ソフトです。無料で使えるおすすめソフトには、以下のようなものがあります。

・ムービーメーカー

バージョンにもよりますが、Windowsのパソコンに元々入っているソフトです。分割やトリミング、キャプションの挿入、モノクロ変換など、基本的な作業ならムービーメーカーだけでも編集可能です。

・iMovie

Macのパソコンに入っている動画編集ソフトです。iPhoneの場合は、無料でアプリをダウンロードすれば使えます。こちらもトリミングや、音声データと画像を重ねるといった基本作業が可能です。

・VideoPad

無料でありながら、エフェクト機能やズーム、再生速度変更など、ムービー作成に必要な機能が豊富な動画編集ソフトです。操作性もシンプルでWebカメラにも対応しているので、動画編集が初めての方でも比較的簡単に扱えます。

こういった無料ソフトを駆使して、スマートフォンやWebカメラで撮ったムービーに画像のスライドやキャプションなどを組み合わせれば、高価な機材を買わなくてもムービーの自作が可能です。プロが作成したものとは違う手作り感や、自分たちのキャラクターが感じられる暖かみを出せるところも、自作ムービーのよいところですね。

結婚式の演出節約アイデア:ウェディングケーキにラッキードラジェを仕込む

ラッキードラジェとは、ウェディングケーキの中にドラジェと呼ばれる砂糖菓子をしのばせる演出です。海外に古くから伝わる風習で、ドラジェが当たった人は幸せになれるとされています。

ドラジェだけで手軽に盛り上げられる

ラッキードラジェを使って、ドラジェが当たったゲストにプレゼントを渡すといった演出ができます。ドラジェとプレゼントを用意するだけなので、リーズナブルでありながらゲスト全員で盛り上がれます。

ドラジェを入手する方法

ドラジェは通販サイトなどから低価格で購入できるほか、結婚式場によっては用意してくれるところもあります。一部のゲストのお皿に仕込むだけなので、数人分のドラジェを用意するだけで、みんなが楽しめるすてきなイベントにできますよ。

結婚式の演出節約アイデア:新郎新婦のケーキサーブ

少人数制の結婚式なら、新郎新婦がゲスト一人ひとりに切り分けたウェディングケーキを配る、ケーキサーブの演出もおすすめです。

ウェディングケーキをゲストへ渡すだけ

ケーキ入刀後、分けられたケーキを会場スタッフがカートに乗せて回るときに新郎新婦も同行し、ゲストテーブルへ到着したら新郎新婦が各ゲストにケーキを渡します。
特に必要なアイテムもなく費用が抑えられるうえ、ゲストも新郎新婦と触れ合えるので喜ばれる演出です。

ケーキ入刀をしない場合のサーブ方法

ケーキ入刀をしない場合は、料理終盤で出されるデザートを配る方法もあります。このときもウェディングケーキのサーブと同様に、会場スタッフが配るタイミングでテーブルを回り、デザートをゲストに1つずつ手渡ししましょう。

結婚式の演出節約アイデア:ケーキバイト

ウェディングケーキを食べる際に、新郎新婦がお互いに食べさせ合うケーキバイトも盛り上がる演出の1つです。

ファーストバイトで夫婦になった幸せをアピール

新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う「ファーストバイト」。新郎から新婦へのファーストバイトは「一生食べるものに困らせない」、新婦から新郎へのファーストバイトは「一生おいしいものを作ります」という意味合いがあります。

最初の共同作業であるケーキ入刀と合わせて、夫婦になったことを愛情いっぱいにアピールできる演出ですので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

ケーキバイトを応用!さまざまなバイトで盛り上がろう

ケーキバイトは、上記のファーストバイトが一般的ですが、そのほかにもさまざまな演出方法があります。

例えば、お互いの両親から食べさせてもらう「ラストバイト」、すでに結婚している夫婦をピックアップしてケーキを食べてもらう「お手本バイト」、お誕生日が近いゲストに食べてもらう「サプライズバイト」など、アイデア次第でさまざまなケーキバイトが楽しめますよ。

結婚式の演出節約アイデア:ウェディングケーキを一部イミテーションにする

大きなウェディングケーキは、すべてを生ケーキにすると費用が高くなってしまうため、ウェディングケーキの一部をイミテーションにする方法もあります。

入刀部分だけを生ケーキにするため割安に

イミテーションケーキは「セレモニーケーキ」とも呼ばれ、ナイフを入刀する部分だけに生クリームとスポンジを使い、あとはイミテーションの素材を使って仕上げます。
すべてを生ケーキにした場合の相場が5万円~7万円なのに対し、イミテーションケーキを使った場合は4万円程度が相場となり、やや割安です。

こだわりがなければおすすめの演出

イミテーションの種類には限りがあるため、見た目のバリエーションが少ないことや、ウェディングケーキをゲストにサーブできないなどのデメリットはあります。ですが、そういったこだわりがなければ、イミテーションケーキにしてしまうのもよいでしょう。

結婚式の演出節約アイデア:フォトラウンド

披露宴での演出アイデアとして、新郎新婦がゲストテーブルをまわって一緒に写真を撮るフォトラウンドも、節約しつつ楽しめる人気の演出です。

スナップ撮影ならカメラマンが無料で対応してくれることが多い

結婚式場のカメラマンにスナップ撮影を依頼する場合、フォトラウンドなら追加費用なしで対応してくれる場合が多くあります。また、カメラマンの持ち込みが可能なら、知人に撮影を依頼すればさらに費用が抑えられるでしょう。

フォトラウンドで活用できるアイデア

あらかじめポーズを決めておき、全員同じポーズを決めて撮影するほか、パーティーグッズなどのアイテムなどを使えば、手軽に楽しい雰囲気の写真を撮ることができます。

かわいいフォトプロップスの作り方

フォトプロップスとは、棒にヒゲなどのイラストを付けて、顔の前にかざすだけで変装できるアイテムのこと。市販のものもよいですが、手作りフォトプロップスならさらにかわいく、フォトラウンドが楽しめます。

フォトプロップスを手作りする場合、画用紙にイラストを描いてストローに貼り付ければ完成です。ヒゲやセクシーな唇のほか、マンガの吹き出しのような形に「Congratulations」などの文字を入れたものなど、持つだけでかわいくなるアイテムを作ってみましょう。

結婚式の演出節約アイデア:新郎の手紙

披露宴で、新婦が両親に向けて書いた手紙を読み上げる演出がありますが、これを新婦だけでなく新郎もおこなうのもおすすめです。

新郎の気持ちを伝えてより感動的に

両親にあてた手紙を読むシーンは、披露宴のなかでも感動的な演出の1つ。新婦からは両親へ育ててくれた感謝や思い出を語ることが多いですが、新郎からは二人でしっかりと家庭を築く決意表明や、新婦とその両親への感謝なども手紙にしたためるとよいでしょう。

新郎が手紙を読むケースは新婦よりも少ないため、手紙を書こうと思った経緯について触れたり、将来の夢や新婦とのエピソードを入れたりするのもおすすめです。

新郎が読む手紙の書き方

新郎が読む手紙の書き方は、以下の構成を参考にしてみてください。

・読み始め

ゲストへの挨拶と感謝から始まり、手紙を書こうと思った経緯などを説明します。

・本文

自分の両親に対する思い出や感謝、苦労をかけたことに対する言葉などを書いていきます。お世話になった友人や職場の上司、新婦との思い出などを盛り込んでもよいでしょう。

・結びの文

将来の抱負や夢を伝えたり、新婦の両親やゲストにあらためて感謝を伝えたりして締めくくります。

文章のボリュームは原稿用紙2枚程度にし、表現などが気になる場合は司会者やプランナーに相談してもよいでしょう。自分で読むのが恥ずかしい場合は、司会者から代読してもらう方法もあります。

工夫次第で思い出に残る結婚式に

多くの費用をかけなくても、楽しく感動的な結婚式にすることはアイデア次第で可能です。今回ご紹介したアイデアなどを参考に、自分たちのこだわりも盛り込みながら演出を決めていきましょう。

なお、ここでご紹介したいずれのアイデアも、実行可能かどうか、持ち込みの可否や持ち込み料がかかるかといった点は結婚式場によって異なります。節約術を使って結婚式を演出したい場合は、必ず事前にプランナーへ確認してから準備に入りましょう。

この記事の著者

スマ婚編集部

スマ婚編集部

スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。

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