結婚式準備の流れとは?まず押さえておきたい9つの重要項目

結婚式を挙げたいと考え始めたとき、まず浮かぶ疑問は「何から準備すれば良いの?」ということではないでしょうか。ふたりが理想とする結婚式についてじっくり考えるためにも、一般的な結婚式準備の全体像をイメージすることが大切です。

そこで今回は、結婚式準備全体のおおまかな流れをイメージできるよう、準備のなかでも特に重要な項目を順に解説していきます。「結婚式が決まったけれど、準備は一体何から着手すれば良いかわからない」「結婚式の準備で今後やるべきことやその流れをおおまかにつかんでおきたい」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

結婚式準備の流れ1:結婚式場を決定する

結婚式準備は、結婚式場を決めるところからスタートします。

はじめから「この結婚式場で挙げたい」という希望があるカップルは、少数派かもしれません。まっさらな状態から結婚式場を決めるためには、まずふたりが理想とする結婚式のイメージを明確にするのがポイントです。
どのような雰囲気の結婚式にしたいか、挙式のスタイルやふたりの衣装はどうしたいか、ゲストにはどうやって過ごしてほしいかなど、さまざまな観点から話し合ってみましょう。

結婚式のイメージが固まってきたら、ブライダルフェアに足を運び、実際に結婚式場を見学していきます。ブライダルフェアのなかには、料理の試食や衣装の試着ができるものもあります。

ブライダルフェアに参加して気になることが出てきたら、積極的にプランナーに相談するのがおすすめです。事前に「聞きたいことリスト」を作っておくと、より効率良く情報収集ができるでしょう。

お気に入りの会場を比較・検討して、ふたりの納得がいく結婚式場が見つかったら、予約が埋まってしまう前に早めに申し込みをしましょう。特に人気の結婚式場は、何ヵ月も前から予約でいっぱいということも珍しくありません。

結婚式準備の流れ2:招待状を手配する

結婚式場が決まったら、ゲストをリストアップしていきます。プランナーとの最初の打ち合わせまでに、招待するゲストを決めておくのが一般的です。

まずは、ふたりがそれぞれ結婚式に招待したいと思うゲストを書き出していきます。親族のうち誰を招待するかについては、家族に相談して決めるのがおすすめです。招待したいゲストをすべてリストアップできたら、主賓の方やスピーチ・乾杯の挨拶・受付をお願いしたい方を決めましょう。また、遠方からのゲストの交通費や宿泊費の負担なども話し合います。

それが完了したら、リストアップした方々に、結婚報告と結婚式参加の打診をおこないましょう。参加してくれるゲストが決まったら、招待状を準備して発送します。
各ゲストから出欠の返事が来たら、プランナーや家族とも相談しつつ、ゲストの席次を決めましょう。それと並行して、遠方からのゲストの交通チケットや宿泊先を手配していきます。

この招待状の手配が遅れてしまうと人数確定が遅れ、そのほかの項目の準備・手配に大きく影響します。結婚式を挙げることを決めたら、できるだけ早くゲストのリストアップを始めるよう心がけましょう。

結婚式準備の流れ3:衣装・ヘアメイクを決定する

結婚式準備のなかでも、特に衣装選びを楽しみにしているプレ花嫁は多いのではないでしょうか。どのようなウェディングドレスにしようか、ヘアメイクはどうしようか、などと考えるだけで気持ちが高揚してくるものです。

まずは、気に入ったウェディングドレスやタキシード、着物の写真などを集めましょう。そして、集めた写真から自分が理想とする衣装のイメージを固めていきます。このとき、結婚式でおこなうお色直しの回数についても、予算を考慮しながら話し合っておきましょう。

試着を重ねて衣装が決まったら、それに合わせてヘアメイクを決めます。ヘアメイク担当のスタッフと打ち合わせをしながら決めていきますが、このときも衣装と同様に、イメージをまとめておくのがおすすめです。理想のイメージに近い写真があれば、打ち合わせの際に持参しましょう。

ヘアメイクは、結婚式の直前にリハーサルをするケースも多いです。結婚式用の華やかなヘアメイクは、普段のヘアメイクとは大きく異なります。そのため、リハーサルしておかないと当日になって「イメージと全然違う……」と、残念な気持ちになることも少なくありません。

結婚式は人生の晴れ舞台ですから、少しでも不安がある場合は、ヘアメイクリハーサルを申し込んでおくことをおすすめします。

結婚式準備の流れ4:写真・ムービー撮影を検討、手配する

結婚式では、すてきな写真やムービーをたくさん撮ってもらい、一生の宝物にしたいという方もいれば、あまり多くの記録は残さず、ふたりの心のなかで大切にしたいという方もいるでしょう。

写真・ムービー撮影の検討と手配も、大切な結婚式準備の1つです。撮影というカテゴリのなかにも、集合写真やスナップ写真、前撮り、ムービーなどさまざまな項目があります。
まずは、自分たちが何を依頼したいのかを決定しましょう。

依頼したい内容が決まったら、次は依頼先を検討します。それぞれの撮影を結婚式場のカメラマンに依頼するか、結婚式場以外の業者のカメラマンに依頼するか、ゲストに撮ってもらうかを検討して決めましょう。

ただし、結婚式場以外の業者による撮影に制限を設けている結婚式場もあります。フリーランスなど外部業者のカメラマンに撮影を依頼したい場合には、カメラマンの持ち込みが可能かどうか、持ち込み料がかかるかどうか、撮影場所に制限はあるかどうかを、必ず事前に確認しておきましょう。

結婚式準備の流れ5:料理・ドリンクを決める

料理やドリンクは、ゲストが最も楽しみにしているものの1つです。

味はもちろん、ボリュームや見た目、費用を考慮して、ゲストに喜んでもらえるよう、じっくり検討しましょう。料理にこだわるなら、結婚式場が開催する試食会に参加してみるのもおすすめです。ウェディングケーキについても、ここで一緒に検討しておきましょう。

料理・ドリンクの準備で忘れてはいけないのが、ゲストのアレルギーの確認です。招待状の返信はがきに、アレルギーの有無を記入できる欄を設けておくとスムーズでしょう。
ゲストにお子さまや高齢の方がいる場合には、特別メニューを手配するなどの配慮も必要になることがあります。

結婚式準備の流れ6:装花・ブーケ・ウェディングアイテムを決める

結婚式場の装花やブーケ・ブートニアなどのアイテムを決定するのも、楽しい結婚準備の1つです。装花やブーケ・ブートニアは、衣装や結婚式場の雰囲気、結婚式のテーマに合わせて用意すると、一体感を演出できます。

装花やブーケ・ブートニアのほかにも、結婚式を彩るさまざまなアイテムがあります。席次表・席札・メニュー表などのペーパーアイテム、受付や入口に飾るウェルカムアイテム、結婚指輪を置くリングピロー、演出に用いる各種アイテムなどを用意していきます。
自由な発想で、ふたりらしさを演出できるとすてきでしょう。

一部の装花やウェディングアイテムについては、DIYや持ち込みが可能な場合もあるため、時間に余裕があるなら手作りにチャレンジしてみてもよいでしょう。ただし、カメラマンと同様に、持ち込みの可否と持ち込み料については、事前にしっかりと確認する必要があります。

結婚式準備の流れ7:演出・プログラムを決める

結婚式では、ゲストと一緒に楽しい時間を過ごせるよう、さまざまな演出をおこないます。友人の結婚式に参加した経験から、「ぜひやってみたい憧れの演出がある!」という方も少なくないでしょう。

定番の演出には、以下のようなものがあります。

・フラワーシャワー
・バルーンリリース
・ブーケトス
・テーブルラウンド
・キャンドルサービス
・歌・音楽の生演奏
・プロフィールムービー
・ゲストからのサプライズムービー
・エンディングムービー

定番演出やトレンドの演出、ふたりで考えたオリジナルの演出などから取り入れたいものをリストアップして、プランナーとも相談しながらプログラムに組み込んでいきます。

演出の決定に併せて、BGMも選んでいきましょう。シーンごとに使いたい曲を選んで、結婚式場に伝えます。ふたりの好きな曲や思い出の曲を使うと、よりいっそう感動的な結婚式になることでしょう。

結婚式準備の流れ8:引出物・プチギフトを決める

ゲストへの引出物・プチギフトも大切なアイテムです。

どういったものを贈るのかを早めに決めておき、招待状の返信が届いてゲストの人数が固まった時点で注文数を確定するとスムーズです。引出物については、地域ごとに特別な慣習がある場合も多いため、家族に相談して決めましょう。

最近では、ゲストによって引出物を贈り分けるケースもあります。親族・上司・友人など、新郎新婦との関係性によって、引出物の内容を変えるというものです。
世代や家族構成によってアイテムを変えるのもおすすめです。どういった基準で、いくつのパターンを用意するか、ふたりで話し合って決めましょう。

プチギフトは、小さなアイテムだからこそ、ふたりのセンスを表現できるものを選ぶのがポイントです。ミニサイズのお菓子や生活雑貨など、ゲストに喜ばれそうなものを選びましょう。

結婚式準備の流れ9:ブライダルエステを受ける

結婚式という晴れの日には「史上最高に美しい自分になりたい!」と、多くの卒花嫁もブライダルエステを受けてきました。

ブライダルエステには、1日プランから半年かけてじっくりケアするプランまで、さまざまな選択肢があります。お試しや体験の機会も含めて、早めに計画を立てておくとよいでしょう。

シェービング、ネイル、ヘアカラーなどは、最適なタイミングで必要な施術を受けることが大切です。特にシェービングは、「式の前日に念入りにおこなったら肌が赤くなり、ドレス姿が台無しになってしまった……」といった失敗談もよく聞かれるため、注意しましょう。

まとめ

今回の記事では、「結婚式を挙げたい」と考え始めたふたりに向けて、結婚式準備のおおまかな流れを解説しました。

結婚式を挙げるために準備すべきことは多岐にわたりますが、全体の流れをしっかり把握しておけば、スケジュールを立てるのも難しくはありません。

まずは理想の結婚式のイメージをふたりで膨らませるところから、すてきな結婚式への第一歩を踏み出しましょう。

この記事の著者

スマ婚編集部

スマ婚編集部

スマ婚編集部は、元プランナー、カウンセラーなどのメンバーにて、皆さんのパーティーや、結婚生活の役立つ情報や、最新情報をお届けいたします。InstagramやTwitterでも情報発信をしておりますので、ぜひぜひプレ花嫁さまと繋がれたら嬉しいです。

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