「この人と一生一緒にいたい」「一緒にいるとドキドキする」そんな気持ちで結婚したカップルでも、10年、20年と長年にわたる結婚生活を過ごしていく中で、相手への“ドキドキする気持ち”は段々と無くなっていくもの。「離婚や不倫を考えているわけではないけど、恋愛中の“ドキドキ”を味わいたい……」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、結婚や出産後も仕事を頑張りたいと考えている女性に特化した婚活サービス『キャリ婚』の運営者であり“性のプロ”である二村ヒトシさんに相談してみました。ぜひ、結婚中の方も、恋愛中の方も、パートナーに“ドキドキ”しなくなってしまった方は、参考にしてみてください。
インタビュアー:マリアル
“どんな人生を選ぶのか”はっきりする
旦那さんのことを愛しているけれど、旦那さんだけでは飽きてしまう。もう少しだけドキドキしたいけど、気持ちの折り合いのつけ方がわからない……。旦那さんを苦しめたくない……。そんな女性はどうすれば良いのでしょうか。
それは、その方が“どんな人生を選ぶのか”ということをはっきりするべきですね。“ドキドキ”を味わいたいなら、不倫をすれば良いと思います。しかし、不倫を犯すのは自由だけれど、そのリスクを負えないのならやめるべきでしょう。
なるほど……ドキドキしたいなら、不倫をすれば良い。でも、不倫のリスクを負うことができないなら、気持ちの折り合いをつけるしかない、ということですね。
そうですね。どちらかはっきりするべきでしょう。そこで勘違いしてほしくないのは、“1人の人をずっと愛し続けられる人が正しいというわけではない”ということです。中には、子供をつくらずに離婚・結婚を定期的に繰り返す、恋愛主義の人もいます。ずっと“ドキドキ”し続けたいのであれば、それも選択肢のひとつかもしれませんね。
離婚・結婚を定期的に繰り返す方もいらっしゃるのですね……!たった1人の人に添い遂げるのも、色んな人と結婚生活を味わうのも、どちらも当事者にとっては幸せな選択なわけですもんね、そこに正解・不正解はないですよね。
はい。自分が幸せに感じることを考え、“どんな人生を選ぶのか”を考えてみると良いと思いますよ。
“ドキドキ”の素となる「自分の欲望」を明確にする
“ドキドキ”にも色んな種類があり、人によって求める“ドキドキ”が異なります。ですので、まずはドキドキの素となる「自分の欲望」が何かを明確にすると良いかもしれません。
はい。例えば“SEX”なのか、それとも“男性にチヤホヤされること”なのか、「自分が何に興奮するのか」を考えてみてください。
もし“SEX”に興奮するのであれば、不倫に走るしかないのかもしれません。しかし、“男性にチヤホヤされること”に興奮するのであれば、男性も女性もいる習い事の場などに行くことで、旦那さんを傷つけることなく、“ドキドキ”を体験することができるかもしれませんね。
確かに、習い事を始めるくらいなら“不倫”にはならないですし、“男性にチヤホヤされること”に興奮する女性にとっては良い選択かもしれませんね!
快楽を味わい尽くす方法”を見つける
旦那さんにばれないように、上手く不倫ができれば全て解決する気がしますが、それが難しいんですよね。
うんうん。去年はテレビでも多くの不倫報道がありましたしね……。
そうですね……(笑)。
しかし、「旦那さんを苦しめたくない」を優先してはいけません。
なぜなら、あなた自身の人生だからです。自分のためにどうしたいのか考えて答えを出すべきでしょう。自分のためを考えた結果、「旦那を苦しめないことを選ぶ」という考えがでると理想的ですよね。
たしかに、旦那さんの人生ではなく、“自分の人生”ですもんね。
そうなんです。せっかくの“あなたの人生”なんですから、楽しまないともったいないですよ。
人は全てのことを自分の快楽のためにしている。快楽を味わい尽くす方法は、あなた自身にしかわからない。だから、明確にこの方法が良いとここでは言えません。だけど、自分の気持ちに正直になって考えれば答えは自ずと見つかるはずです。ぜひ、自分の気持ちに正直に向き合い、“快楽を味わい尽くす方法”を見つけてください。
【二村ヒトシ プロフィール】
アダルトビデオ監督。1964年六本木生まれ。慶應大学文学部中退。ソフトオンデマンドほか、複数のAVレーベルで監督作品を発売する。一方で著書『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(共にイースト・プレス)の2冊が、恋愛本の決定版として話題に。
その他共著に『日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』(幻冬舎)、『モテと非モテの境界線』(講談社)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)、『男ノ作法 人生と肉体を変革させる性交法則』(徳間書店)がある。 昨年からは川崎貴子と共に婚活サイト「キャリ婚」に携わっている。
キャリ婚
働く女性に、納得の出会いを。