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自分をブスだと思っている人、 自分次第で美人になれますよ!

投稿日:2017年6月16日 更新日:

「自分に自信がない」「自分をブスだと思っている」「美人をひがんでいる」というあなた、自分を好きになって、美人になりたくありませんか?

『「美人は性格が悪い」って本当!? ブスが美人に憧れて人生が変わった話。』の著者であるフジコさんに、人生が変わったきっかけや、自分を好きになる方法を教えていただきました。

「変わりたい!」と思っている女性のみなさんの後押しになるような記事になると幸いです。

現在のフジコさんについて

Twitterで話題騒然だったという『「美人は性格が悪い」って本当!? ブスが美人に憧れて人生が変わった話。』の著者フジコさんの、今のお仕事について簡単に教えてください。

作家やブロガー、ライターと思われることが多いのですが、現在は、猫雑貨とハンドメイドの店『cat time』というお店の代表をしています。ちなみにこのお店を始める前は公務員をしていました。

根暗だった小学生~中学生時代

元々公務員をされており、現在はお店の代表をされていらっしゃるフジコさん。とても話しやすく明るい方で、順風満帆な人生を送っているように思いますが、学生時代は今とは全く違ったそうです。フジコさんの人生を時系列をおって教えていただきました。まずは小中学生の頃のお話から。

小中学生の頃はかなり根暗で、友達も少なかったです。友達が少なかった理由としては、自分からは絶対に話しかけにいきませんでしたし、他人からのアプローチもシャットダウンしていたからです。話しかけるなオーラを放っていましたね(笑)。教室の隅っこで、誰にも注目されずに生活したいという思いがありました。

しかし、私は学校にぬいぐるみを持っていっていたので、「おかしな子」と思われて目立ってしまいました。人からの視線を全く気にしなかったので、自分が変だとは思わなかったのです。中学生時代という多感な時期は、他の人とは少し違う変わった子がいじめの対象になってしまうもの。私は変なあだ名をつけられたり、「ブス」「デブ」などの暴言を浴びるようになりました。静かにひっそり生活したかったんですけどね……。

初めて自分が「変わっている」ことを自覚したきっかけ

現在のフジコさんからは想像できないようなエピソードでした。フジコさんにとって中学生時代は、とても辛い時期だったかと思います。しかし、ある日、そんな状況を変える救世主が登場したそうです。

そんなある日、美人でクラスの人気者である女の子が、「そうゆうのやめなよ。おもしろいつもりかもしれないけど、さむいから」と私をいじめる男子陣に向かって言い放ったのです。はっきり物を言う子だったので、私を助けたというよりは、男子の行動に嫌気が差したのだと思いますが、私にとっては救世主でした。

その女の子にお礼を言いに行くと、「男子のやることなんか放っといたらいいよ。でも、フジコちゃんも学校にぬいぐるみ持ってきたりするの目立つからやめなよ。変わった子と思われるよ。」と言われました。その時に初めて「私って目立ってるんだ。変なんだ。」と自覚しましたね。この事件をきっかけに、ぬいぐるみを学校に持っていくのをやめ、人と同じことをして、目立たないようにしようという気持ちが強くなりました。

スタートダッシュに失敗した高校生時代

クラスメイトに言われて初めて、自分が目立っていることに気づいたフジコさん。人と同じことをして目立たないようにしようという気持ちが強くなったフジコさんは、その後高校生になります。

中学校での経験があったので、自分の見た目が良くないことは分かっていました。なのでせめて中身は、まともで普通だと思ってもらおうと考えていたのですが、高校に入学して最初の自己紹介で「好きなものは、おでんの糸こんにゃくです。」と言ったことをきっかけに、「天然」と呼ばれるようになってしまいました。

天然キャラに認定されてしまったので、天然が求められていると感じ、“元気で明るい天然ブスキャラ”を自分に課してしまいました。この出来事もあり、「天然」という言葉は今でも好きではありません。

そのキャラを毎日演じるのがしんどくなってきていた頃、留学生募集のポスターが目に入りました。現状を変えたいという気持ちが強かったため、突然のことではありましたが、アメリカに留学することにしたのです。アメリカに行く直前は、とてつもない不安にかられましたが、行ってみるととても快適でした。アメリカの文化なのか分かりませんが、向こうの方はあまり他人に関心を持たないので、私のことも放っておいてくれるのです。その環境は、私にとって天国でした。

地味に生きた大学生〜社会人時代

突然アメリカに留学されたフジコさん。アメリカの文化が合っていたそうで、とても快適な留学生活を送られたとのこと。しかし、大学生になるタイミングで日本に帰って来られました。

そのまま海外に残ることも考えたのですが、日本が少し恋しくなったのと、日本文化にもっと触れたい気持ちもあり、関西の大学へ進学しました。大学生活は、新歓で誘われたサークルに流れに身を任せるように入り、平凡にある程度楽しく過ごしました。社会人になってからは、新卒で民間企業に入社したのですが、結構ハードな環境で、通勤中に吐血して、やめました。

その後違う企業に勤め、公務員を経験し、今のショップオーナーに至ります。職場では、地味なキャラでした。誰とも必要以上に喋ることなく、お菓子ばかり食べていましたね。

自分を変えたオフ会

大学生、社会人になると、中学生時代の頃のようないじめはなかったものの、周りと必要以上に関わることはなかったフジコさん。そんなフジコさんを大きく変えたのはある時参加した「オフ会」でした。

私はアニメがとても好きだったので、ネットで知り合ったアニメ好きの友人と、ある日オフ会をすることになりました。知らない人に会うという点で少し不安はありましたが、アニメという共通の趣味がありましたし、オフ会をする人は私のような地味な人だろうと勝手に思っていたので、お洒落もしないで良いし、いつもの普段着で行けるし、と気軽な気持ちで参加してみました。

しかし、実際にオフ会に行くと、私のような地味な人だろうと思っていたオフ会メンバーは、みんなお洒落で上品だったのです。行った瞬間「オワタw」と思いました(笑)。自分とは違う「美人な人達」を相手にとまどいましたが、共通の趣味を持っているため、会話が弾み、本当に楽しい時間を過ごすことができました。

今まで美人と話す機会もなく、遠い存在だったのですが、実際に話してみると「あれ?外見も美人だけど、性格もとても良い!」と感じたのです。「どうせ、ブスを見下しているんだろ!」と勝手に思い込んでいましたが、違いました……。間違っていたのは、穿った見方をしていた私のほうでした。

「一緒の趣味を持っているのに、私とこんな違うなんて……」と愕然とし、「私も変わりたい!」という思いが少し芽生え始めました。しかし、いきなり全てを変えるというのは難しいと思ったので、その美人達のファッションや立ち振る舞いを真似することから始めました。具体的に言うと「お礼をいう」「人を褒める」「自分に手間をかける」の3つを真似しました。慣れないことだったので、初めはかなりしんどかったですね……。

真似をしていくうちに、「今までこんなこともできていなかったのか……」と過去の自分を振り返って恥ずかしくなってきました。しかし、真似をし始めると「職場で話しかけられる」「お洒落な服を着こなしたいから、ダイエットをする」「外出意欲は高まる」などといった様々な変化が見え始め、事態は好転していったのです。

今も、自分のことを美人だとは全く思っていませんが、過去の自分と比べると成長した点は多いのかな、と思います。

最後に一言

性格が悪いと思っていた美人が、実は性格が良かったことに驚き、自分の考え方を見直すようになったフジコさん。自分が間違っていたことに気づいても、実際に行動に移すことはとても大変なことだと思います。フジコさんは「変わりたい!」と思ったことをきっかけに、自分で努力したからこそ、変わることができたのですね。それでは最後に、昔のフジコさんのように、自分に自信を持てない女性に向けてメッセージをお願いいたします。

自分をブスだと思っている方は、自分を好きになれていない状態だと思います。自分を好きになれない点を挙げてみて、1つ1つ改善していくことが大事なのではないかな、と思います。世の中には、“100%美人”も“100%ブス”もいません。誰の中にも“美人”と“ブス”は存在し、自分次第で、美人にもブスにもなれるものだと思います。こんな偉そうに話している私も、毎日、自分の中の嫌な部分と向き合って喧嘩をしています。私も頑張るので、みなさん、一緒に頑張りましょう!

[書籍紹介]

「美人は性格が悪い」って本当!? ブスが美人に憧れて人生が変わった話。

[フジコさんプロフィール]
北海道出身。関西在住。コーヒーと寿司をこよなく愛す、ツイッターが大好きな一般人。2016年9月に著書ツイッター@ogoogoyakitoriにて公開した『ブスが美人に憧れた話』が「自分にも当てはまる!」「大切なことに気付かされた」「勇気がわいてきた」など反響、本著の執筆に至る。大学卒業後、職を転々とし、現在雑貨店を経営。座右の名は、「裁かずに生きる」。

[Twitter]
@ogoogoyakitori

[ブログ]
http://ameblo.jp/fujikodapyon

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