みなさん、結婚式で流れるウェディングムービー(ブライダルムービー)をご存知ですか? 新郎新婦の生い立ちをまとめたムービーや、結婚式当日の様子をまとめたムービーなどが有名でしょうか。
今回は、「50年後も、感動できる作品を。」というコンセプトをもとに、ウェディングムービー制作を数多く手がけている株式会社ポイント・ゼロの代表である宮路様に直接インタビューをし、その裏側や想いなどについて詳しく聞いてきました。さっそく、インタビュー内容へGO!
宮路さん:こちらこそ、よろしくお願いします。
宮路さんについて
宮路さん:株式会社ポイント・ゼロ代表の宮路と申します。弊社は、プロモーションビデオ、ミュージックビデオ、ブライダルムービーなど様々なジャンルの映像を手がける会社です。今年で創業12年になります。
宮路さん:正直にいうと、会社を創業する気はありませんでしたし、社長になろうという野望も全くありませんでした。前職がウェディングの映像会社でして、映像について1〜2年間必死に学んでいたのですが、「
宮路さん:ほとんどが人の繋がりになります。前職の仲間からの紹介だったり、飲み屋で名刺を渡した人だったり、地元の友達だったり、本当に人に恵まれました。
宮路さん:個人で仕事を受けていたので、映像会社に頼むよりは格段に安いですし、会社に依頼するのは面倒だと考える方もいるので、それなら知り合い経由で映像作成できる人を探し、少しでも価格も抑えたいという方々からの依頼が増えたのだと思います。安価で、ある程度高いクオリティーの映像を提供できていたというのも要因のひとつかもしれません。
印象に残っている出来事
宮路さん:前職でとあるフェアにブース出展することになり、その際に、私が会社の紹介ムービーを作成しました。フェアで作成したムービーを流していたところ、とある著名なデザイナーの方が偶然そのムービーを見て、褒めてくださり、名刺も頂戴しました。まさかの出来事でしたし、とても嬉しかったのを覚えています。
宮路さん:本当にそうですね。その数か月後、実際にお仕事の依頼がきたんです。本当に驚きましたし、その仕事は死ぬほど緊張しました(笑)。
会社(ポイント・ゼロ)について
宮路さん:TVCM、WEB CM、イベント記録、
宮路さん:はい。弊社の場合、演出映像・記録映像の2カテゴリーに分けております。
演出映像
- オープニングムービー(式のオープニングに流すもの)
- 生い立ちムービー(式の半ばで新郎新婦様を紹介するもの)
- サプライズムービー(式の半ばで、新郎新婦様やご両親への贈り物として流すもの)
- エンディングムービー(当日の挙式披露宴の様子を撮影し、披露宴の最後に流すもの)
記念映像
- 挙式披露宴記録(1日の様子をまとめたもの)
- シネマ作品(お二人のインタビュー映像と式披露宴の映像を、ドキュメンタリー映画として仕上げる作品)
上記のようになっております。
宮路さん:はい。コンセプトとして「50年後も、感動できる作品を。」を掲げています。結婚式は、ゴールでもあり、スタートでもあると考えています。1つの大きな人生の区切りになるので、今までの人生を表現したような作品に仕上げることを強く意識しています。そして、その作品が歳をとった時に見ても感動できるようなものになればいいな、と考えております。「happy!幸せ!」という部分だけを映像にするのではなく、新郎新婦の深い部分まで映像に落とし込み、人生を振り返る映画のようなムービーづくりをし、新郎新婦は勿論、結婚式に出席している皆様の心に印象強く残り続ける作品にしたいです。
宮路さん:打ち合わせの際にかなり細かく新郎新婦にヒアリングするようにしています。どこで出会ったか、印象に残っているエピソード、各々の家庭について、子供の頃について、お互いのどこに惹かれたかなど細かい部分まで聞いています。この情報がそのままムービーをつくるためのパーツになるので、徹底するようにしています。その他にも、ブライダルムービー以外の幅広いジャンルのムービーで培った技術を応用し、ありきたりのムービーではなく、オリジナル性を追求しています。
また、カメラワークにとても気を配っています。結婚式でカメラをまわしている際に、「どこを撮れば、感動するムービーになるだろう」と意識し、新郎新婦や参列者が着目しない部分をカメラに収めることで、ムービーを見た時に、「お父さん手紙の時に泣いてくれてたんだ」「○○さん、あの場面でこんな表情してたんだ!」など、映像だからこそ収めることできる表情や様子を撮ることが感動するムービーにつながると考えています。
今後について
宮路さん:まず、1つ目は、映像の質をもっとあげていきたいです。質があがることで、ご依頼いただいた新郎新婦様にもっと満足していただけると思うので、こだわりを持ってやっていきたいです。
2つ目は、海外進出です。時々、海外でお仕事をさせていただくこともあるのですが、日本の映像文化と全く異なり、非常に興味深いです。我々の映像技術を海外に発信したいのもありますし、海外の映像技術を学び、取り入れることでさらにレベルアップできると考えています。
本日は、長い時間ご協力いただき、誠にありがとうございました!
宮路さん:こちらこそ、ありがとうございました。
[取材のご協力]
会社名:株式会社ポイント・ゼロ
会社HP:http://www.point-zero.jp/
ウェディングムービーcEE専用HP:http://www.cee.point-zero.jp