さまざまな理由で挙式のみの結婚式を選んだ場合、気になるのはご祝儀のこと。
通常通りいただいていいのか、それとも辞退すべきなのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、挙式のみの結婚式におけるご祝儀の扱いについてご紹介します。
目次
挙式だけの場合、ご祝儀は遠慮するのが一般的
挙式のみの結婚式の場合、所要時間はおおむね30分、長くても1時間程度です。
短時間の結婚式のためだけに用意をして、交通費を掛けてでも駆けつけてくれるゲストに対して、ご祝儀までいただくのは心苦しいもの。ご祝儀は遠慮するのが一般的です。
招待状にもご祝儀は不要と記載
招待状や招待ハガキを送付する際には、一言「ご祝儀は遠慮いたします」と書き添えましょう。
「挙式のみの結婚式に招待されたけれど、ご祝儀は必要?」と、招待された側は悩んでしまいます。挙式のみの結婚式に招待する場合は、そういった心配をゲストにさせない心遣いが大切です。
事前に分かりやすくお断りを入れることが、相手への心遣いとなります。
引菓子とプチギフトは用意して
ご祝儀をいただかないなら引出物も不要では?と考えがちですが、忙しい中時間を作って駆けつけてくれたゲストに対して、お礼の気持ちを形で表すのはとても大切なことです。
挙式だけの結婚式には、1,000~1,500円程度の引菓子と、お見送りの際に渡すプチギフトを用意するといいでしょう。
引菓子にこだわらず、ゲストに合う品物をプレゼントしてもいいですね。
ご祝儀をいただいてしまった場合はどうする?
招待状などでご祝儀を遠慮する旨を伝えても、ご祝儀をいただいてしまうケースが多々あります。
「お祝い事だから」「親族間での決め事だから」「自分や子供の結婚式でご祝儀をもらったから」などの理由から、遠慮されてもご祝儀は渡すべきと考えるゲストも少なくないのです。また、結婚式前に親戚からお祝い金をいただくこともあります。
ちなみに「食事とご祝儀で2万円、お祝いで1万円」という考え方があることから、ご祝儀の金額は、挙式のみの場合1万円ほどであることが多いようです。
ご祝儀をいただいた場合、頑なに断るのも失礼にあたります。丁重にお礼を言って、ありがたく受け取りましょう。
受け取り方に気遣いを
ご祝儀を持参した人がいた場合にスムーズに受け取れるようにと、あらかじめ受付を用意してしまうのはNG。案内通りご祝儀を持参しなかったゲストに対する配慮に欠けます。
受付は設けずに、控室などで両親がご祝儀を受け取れるようにしておきましょう。
ご祝儀やお祝いをいただいたら、お返しを贈ろう
ご祝儀やお祝い金をいただいた場合、後日、半額程度の内祝いをお返しします。
品物はタオルセットやスイーツギフトなどが定番ですが、近年ではカタログギフトやギフトカードも喜ばれるようです。受け取り手が好きなものを選べるので、好みを外す心配もなく、渡す側も安心感があります。
内祝いはお礼の手紙を添えて送るのもいいですが、可能であれば直接訪問して手渡しするとより丁寧な印象を与えられるでしょう。
まとめ
ふたりの新たな人生の幕開けとなる結婚式。
主役であるふたりはもちろん、ふたりを祝福するために駆け付けてくれるゲストにとっても特別なひとときです。
ゲストにとっても素敵な思い出となるように、出来る限りの心配りができたらいいですね。