1.5次会(いってんごじかい)とは、披露宴よりもカジュアルで、2次会ほどくだけていない結婚式のことです。
海外挙式後のお披露目パーティーや、費用を抑えたカジュアルな結婚式をしたいカップルにおすすめのスタイル。
一般的な結婚式よりもリーズナブルだと言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?
全体の費用やゲストの会費など、1.5次会のお金について詳しく紹介します。
【1】1.5次会の平均費用額は?
一般的な結婚式が350万円程度なのに対し、
1.5次会の費用は50~150万円程度。
プログラムの融通もきかせやすく自由度が高いため、ゲストの人数と会場、どんなパーティーのスタイルかで費用が大きく異なります。
会場や料理スタイルで費用に違いがでる
会場はホテルや結婚式専門会場より
レストランのほうが費用をおさえられます。
料理はコース料理よりもビュッフェスタイルの方がかかる金額が低めです。
ですがビュッフェスタイルはかなりカジュアルな印象になるので、
親戚や年配の上司を招待する場合はコース料理を選んだほうがいいでしょう。
ゲスト人数別費用例
会場やプランによって費用が異なりますが、例として「1.5次会婚」のホームページで紹介されている基本プランで、ゲスト人数が30人、40人、50人、60人の場合の費用例をご紹介します。(すべて税抜)
プラン料金 15,000円
+
人数 × コース料金 19,000円(一人あたり)
この基本プラン料金で計算した、ゲスト人数30~60人の場合の費用がこちらです。
ゲスト40人 775,000円
ゲスト50人 965,000円
ゲスト60人 1,155,000円
会場によって費用は異なるので、あくまで一例ですが、平均350万円かかるといわれている一般的な結婚式よりかなりリーズナブルですよね。
プラン内容を確認しよう
ちなみに、この「1.5次会婚」の基本プランには新郎新婦衣装が入っていないので、ドレス・タキシード代が別途かかります。
新郎新婦衣装のレンタル代は数万円~30万円程度。「1.5次会婚」なら「持ち込み料無料」なので、着たい衣装を自由に持ち込むことができます。
サービス会社のプランによって、含まれる内容が異なりますので注意しましょう。
会費制にする?ご祝儀制にする?
1.5次会は会費制が一般的です。ですが、プランによってはご祝儀制にすることも可能です。
会費制の場合
ゲストの会費は1万円~1万5千円が相場です。
お祝いの席とはいえ、3万円のご祝儀を負担に感じるゲストは多いもの。1.5次会はゲストのお財布にも優しいパーティーなのです。
会費制にするときは、そのことを招待状などに必ず明記しましょう。
また、会費制とあらかじめ伝えておいても、ご祝儀をくださるゲストもいます。その方には後日、半額程度の内祝いを贈るようにしましょう。
ご祝儀制の場合
例えば高齢の親族や会社の上司など、目上の方をたくさん招待するような場合には、ご祝儀制にして普通の披露宴と同じ感覚でゲストをおもてなしする、という方法もあります。
ご祝儀制にする場合は、料理はコース料理にして引出物を用意しましょう。
自己負担額は30~50万円
自己負担額とは、総費用から親からの援助金や会費(ご祝儀)を引いた、実際におふたりが払う金額のこと。
一般的な結婚式は自己負担額が150万円程度なのに対し、1.5次会の自己負担金は30~50万円程度。半額程度で済むのは助かりますよね。
「1.5次会婚」の基本プランの、ゲスト50人・会費15,000円の場合の、自己負担額の例をご紹介します。
ゲスト50人・会費15,000円の自己負担額例
965,000円 ー 会費 750,000円(15,000円 × 50人)
= 自己負担額 215,000円
自己負担が20万円代に抑えられると新婚生活への負担も少なくて済みそうですよね。
最後に
1.5次会はカジュアルなパーティーや結婚式を安く挙げたいカップルにぴったりのプランです。
ただ、自由度が高い分、オプションをたくさんつけると一般的な結婚式とかわらない金額になってしまいます。
最初に自分たちが結婚式で何を重要視するかを決めておくと、無駄な費用をかけずにお得な1.5次会をあげるとこができるでしょう。