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エンドロールとは?
結婚式のエンドロールとは、結婚式の締めくくりとして、新郎新婦が退出した後に流す映像です。お世話になったゲストやプランナーの名前を映画のエンドロールのように流します。結婚式のエンドロールは、ただ名前を流すだけではなく、普段言えない感謝の言葉を入れたり、お世話になった方が感動できるように工夫をこらしたりするなど、力を入れる人が多いです。業者に頼んで作ってもらうこともできますが、自作をするカップルもいます。
自作・業者どちらが良いの?
エンドロールは、自作か業者に依頼するのか、どちらが良いのでしょうか? それぞれにメリット・デメリットがあるため、詳しく紹介していきます。
自作のメリット・デメリット
【メリット】
・費用が安い
・自分たちらしいこだわりの映像が作れる
費用面は、自作をする上で一番のメリットといえるでしょう。動画の編集ソフトを持っている場合、製作費用は0円で収まることもあります。
動画編集ソフトを駆使すれば、プロのような映像を作ることも可能です。また、業者ではできないような、自作ならではの気持ちのこもった演出ができるのも、自作をするメリットです。
【デメリット】
・時間がかかる
・クオリティーが心配
どのような映像にしていくのか、どのような写真を使用するのかというプランニングと同時に、映像制作に慣れていない人は、編集作業の手順などを勉強しなければいけません。全く知識がない状態だと数日~数週間は、エンドロールの作成に時間がとられる覚悟が必要です。また、思っていたような映像に仕上がらないなど、クオリティーの心配もあります。
業者に依頼するメリット・デメリット
【メリット】
・手間がかからない
・クオリティーの高い映像が作れる
業者に依頼する場合、手間がかからないことがメリットでしょう。ある程度の枠組みを決めたら、あとは業者が作成してくれるため、作成に時間がとられることはありません。また、映像のプロが作成してくれるため、クオリティーの高い映像が作れます。
【デメリット】
・オリジナリティがない
・値段が高い
デメリットはオリジナリティがないこと、そしてお金がかかることです。業者に依頼する場合、ある程度決まったテンプレートの中で、どのようなエンドロールにするかを決めていきます。そのため、オリジナリティが出せず、細かな演出の変更などもできない場合が多いです。また、自作の場合、お金はほぼかかりませんが、業者に頼むと一本の映像で約1万円後半~数十万円の費用が必要になります。業者に依頼する場合の平均は、約2万円~7万円です。自作と業者どちらにもメリット・デメリットはあります。どのような映像にしていきたいのか、費用や時間とも相談しながら選びましょう。
業者に依頼する時の3つのポイント
いざ「業者に依頼しよう!」と思っても、いろいろな業者があったり、制作費用もバラバラだったりと、どこに依頼すれば良いのかわからない方も多いですよね。そこで、確認しておきたい、業者に依頼するときのポイントを3つ紹介します。
結婚式が多い時期でも編集者やカメラマンを用意できるかどうか
結婚式やイベントの多い時期は、業者に依頼が殺到します。編集者などの用意が十分でないと、「サンプル映像よりもクオリティーが低い!」ということにもなりかねません。結婚式が多い時期や、カメラマンが不足しがちな時期に依頼をする場合は、エンドロールをきちんと作ってくれるのか、十分な編集者やカメラマンがいるのかを確認しておきましょう。
希望・要望を反映してくれるかどうか
業者に依頼する場合、決まった型どおりの映像になりがちです。エフェクトや演出が気に入らなくて変えてほしいという場合も、対応できない場合があります。テンプレートが決まっていても、変更したい場合、希望を入れてくれるかどうかも確認しておきましょう。
サンプルを見て、クオリティーを把握しておく
カメラマンによって撮影の方法や技術が異なる場合があります。希望に合った撮影や編集をしてくれるのか、事前にサンプルをみて確認しておきましょう。
これは避けたい!エンドロールにありがちなトラブル
結婚式の最後を飾るエンドロールですが、何かとトラブルが起こりやすい部分でもあります。ではどのようなトラブルが起こりやすいのでしょうか。エンドロールにありがちなトラブルを紹介します。原因を知って、対策を立てておきましょう。
編集ミス
エンドロールを流してみたら、「ゲストの名前が間違っていた!」「別に依頼していた夫婦のものが混ざっている…」というトラブルがあります。事前に映像をみて、名前は正しいか、全員の名前があるかなどを細かく確認しておきましょう。
編集が間に合わない!?「撮って出し」のトラブル
披露宴中に撮影した映像を編集してエンドロールとして流す、という「撮って出し」のサービスが人気で、利用するカップルが多くなっています。しかし、当日に撮影して、編集をして……という作業は、突然のトラブルが発生する場合が多いです。編集作業が間に合わず、「予定していた映像を少しカットした」「披露宴の時間を伸ばしてもらった」ということもあります。どこまでトラブルに対応してくれるのか、トラブルがあった場合、補償はあるのかなどを確認しておきましょう。
映像が流れない……マシントラブル
マシントラブルが起きて、映像が流れないというトラブルもあります。当日映像を用意するなどスケジュールに余裕がない場合は、トラブル対策に、簡単なエンドロールをもうひとつ用意しておくと安心です。事前に起こり得るトラブルを考えて対策を取っておきましょう。
少し変わったユニークエンドロールを紹介!
「どんなエンドロールを作ろうかな」「ちょっと変わったものにしたいんだけど…」と悩んでいる方のために、少し変わった、ユニークなエンドロールを紹介します。
黒板を使ったエンドロール
黒板にゲストの名前を書いていく、手作り感満載のエンドロールです。似顔絵を描いたり、写真を黒板に張り付けたりとアレンジも簡単。手軽にオリジナリティを出せるのが魅力な方法です。
前撮りシーンやオフショットを入れる
エンドロールに、映画やドラマでみるようなオフショットを入れる方法です。エンドロールの最後にオフショットを入れると、映像がグッとおしゃれになりますよ。
写真を現在から過去へ
過去から現在へと成長していく演出はよく見られますが、あえて現在から過去へ、タイムスリップをするような映像もユニークで面白い演出になります。最後に両親への感謝のメッセージを入れるなど、サプライズを入れるのもおすすめです。現在から過去へ、思い出を振り返りながらエンドロールを作りましょう。
写真を現在から過去へ
タイムラプスとはパラパラ漫画のように、映像をコマ送りにする方法です。難しそうですが、アプリやスマートフォンなどで簡単に撮影ができます。少し変わったエンドロールを求めている人おすすめの演出方法です。
感謝を込めた最高のエンドロールを作ろう!
自作・業者の違いやトラブル対策、業者選びのポイントまで、エンドロールについて紹介しました。エンドロールは結婚式の最後を飾る映像。そして、ゲストに感謝を伝える映像でもあります。結婚式の最後に、感謝を込めた最高のエンドロールを流しましょう!