恋人が異性の友達と遊びに行ったり、飲みに行ったりするのを極端に嫌がる人がいます。いわゆる「束縛気質」な人のことですが、程度にもよるのでどこまでが束縛で、どこまでが束縛じゃないかを判断するのは難しいと言えます。
それゆえ、恋人が「友達と遊びに行くと伝えてると嫌な顔をする」程度の人だと、束縛されれいるわけでもないし、別れるまでにも至らない、という状態が存在します。しかし、ここではあえて断言します。
あなたの友好関係を大事にできない人が、あなたの恋人であっていいはずがない、と。
なぜ、恋人の友好関係に口を挟みたくなるのか?
理由は2つあります。あなたが信用されていない、もしくは、恋人が自分に自信を持っていない、のどちらかです。前者は信用されるように頑張りましょう、としか言えないのですが、問題は後者の理由の場合です。
嫉妬、という感情の源泉は「自分のものだと思っていた人が、自分のものじゃなくなる=自分を認めてくれる存在が自分の元から離れて行く恐怖」です。そしてその恐怖こそ、自分の存在価値に自信がない人が抱く感情なのです。
自分に自信がない人は、その自信のなさゆえに自分の大切な恋人が、自分よりも魅力的な人が現れて持って行ってしまうんじゃないか? という不安にかられているのです。そしてここで厳しいことを言うようですが、「どうやったら安心させられるのか?」を考える意味はあまりありません。
根本的には本人が自己肯定感を持つまで辛抱しなくてはならないので、あなたは友人との時間と、恋人との時間を常に天秤にかける生活を強いられてしまうのです。
信用しているなら、浮気しているかもという可能性すら思い浮かばない
以前に筆者はデート中に、妻の当時の職場の後輩のT君の話を聞かされたことがありました。妻はデート中にも関わらず、そのT君と二人でディズニーランドに行った時の話をしていたのですが、今思い返せば筆者はここで嫉妬に狂って、「他の男とディズニーに行っただと!?」と怒ってもよかったのですがそうはなりませんでした。
なぜか? 一つはT君の事前情報は前から聞いており、憎めないアホだということを聞いていたから(筆者は一度も会ったことがありません)。もう一つは、「そもそも彼女が浮気する可能性を微塵も疑っていなかったから」です。
むしろT君の憎めないアホっぷりエピソードにほんわかしており「いつか会ってみたいなT君」と思っていたぐらいです。自分で言うのもなんですが、信用している状態って「そもそも浮気の可能性すら頭の中にない」状態なのではないかと思うのです。
あなたの恋人があなたのことを本当に好きで、本当に信用しているなら、いつどこで誰と何をしていようがいい意味で「知ったこっちゃない」のです。そう思うからこそ、あなたの友好関係を大事にできない人が、あなたの恋人であっていいはずがない、と主張したいのです。
まとめ
まとめたいと思います。
もし、あなたの恋人が、あなたの友好関係に文句を言ってくるのであれば、あなたがどんなに誠実に振舞っていたとしても、恋人から信用されていないのだと認識していただいて間違いありません。
あなたが恋人に自信を取り戻させてあげるために、自分の友好関係を犠牲にして、長きに渡る忍耐と共に無償の愛情を注げ続けられるのなら、そちらを選択するのもありでしょう。
もしそれが難しいのであれば、あなたはあなたのために、恋人との関係を考え直さなくてはいけません。パトーナーに信用されてないパートナーシップほど辛いものはないのですから。