ひと昔前と比べて、再婚は決して珍しいことではなくなりました。
「バツイチだから」と、引け目に感じる必要のない時代を迎えています。
バツイチであることは、むしろ強みになる――それは、一度上手くいかなかった経験があるからこその「優しさ」があるからなのです。
相手に求めるものも、初婚の時とは違いが出てきます。
今回は、男女別に再婚相手に求めることについて、まとめてみました。
目次
再婚相手に求めること ~男性編~
結婚と離婚を経験している男性は、再婚に非常に慎重になっています。
人生の痛みを知っている分優しい人が多く、失敗経験があることで必要以上に奥手になっているケースも。
そんな男性たちは、再婚相手に対してどのようなことを求めているのでしょうか。
一緒に「将来」を考えてくれること
人生設計を考えるというのは、自分の至らないところや自信がないところもオープンにする必要があります。
そういった弱い部分もさらけ出して、これからどうしたらいいかを一緒に考えてくれるかどうかが、再婚相手に求めるポイント。
また、出世や昇進を果たした時、一緒にこの喜びを分かち合ってくれる人にいて欲しいと思うようです。
「ふたり」でいる幸せを分かち合えること
一緒に夕飯を食べていたり、散歩をしていたり…男性が「この人と再婚したら、幸せな日常が待っているかもしれない」と感じる瞬間があると、男性は再婚を意識します。
特別なデートをしている時よりも、日常のささやかな幸せを分かち合っている瞬間。
一度、結婚を経験しているからこそ、さりげない日々にある幸せこそが大切なものであり、かけがいのないものだと知っているのです。
子どもを意識した時
周囲の友人たちに子どもが生まれ、自分にも家族が欲しいと感じた時、再婚を意識する男性も多いようです。
しかし、子どもに恵まれるためには、年齢という問題が立ちふさがっています。女性には閉経までのタイムリミットがあり、また、男性でも年齢を重ねるごとに不妊の傾向が強まるというデータがあります。
「俺はもう子どもは要らない」と思っていたとしても、ふとした時に自分の分身がいてくれたらと感じるもの。
自分たちの遺伝子を後世に残したい――そんな本能的な意識も働くのかもしれません。
体調が悪い時看病してくれること
都合のいい話のように思われるかも知れませんが、正直なところ、体調を崩して寝込んでいる時に男性は再婚を考えます。
「こんな時に支えてくれる人がいたら」と、弱っている時だからこそ自然とそんな思いが浮かぶのです。
そして、その願い通りに彼女が献身的に看病してくれると、再婚を意識するようになります。
精神的に甘えさせてくれること
離婚を経験している男性は、当たり前ですが一度は誰かを愛し、家庭を築いた経験があります。
そして離婚後は、新たなる人生を切り開こうと前向きに頑張っているもの。
そんな男性は落ち着いてコミュニケーションが図れる女性、そして自分の過去も丸ごと受け入れてくれる精神的に余裕ある女性を求めています。
再婚相手に求めること ~女性編~
再婚相手に対して、女性は男性にどのようなことを求めているのでしょうか。
経済力
現実的なこと過ぎて、夢がないように感じられるかもしれませんが、経済力は一緒に人生を歩んでいく上で重要なポイント。
将来、自分が仕事を辞めたとしても、家庭を守れるだけの経済力があるか。
子どもが生まれても、大丈夫か?
一度、辛い別れを経験しているからこそ、リアルな側面もしっかりと女性は見ています。
安心できる居場所を与えてくれること
一度、結婚に失敗している女性は、安らぎを求めています。
普段は一人で頑張っていても、やはり好きな男性には優しく包み込んで欲しいもの。
そんな女性の気持ちに上手に応えてくれる男性に、女性は惹かれます。
そして、いざという時には駆けつけてくれて、守ってくれる――そんな男性の姿を見た時に、女性は結婚を意識します。
父としての器
子どもがいる場合でも、いない場合でも、女性は男性に父親としての器があるかどうかをチェックしています。
「ふたりで、子どもを協力して育てていくことが出来るかどうか」が、大きなポイントとなるのです。
答えを急がずに待ってくれること
「結婚」がベストな答えかどうか――離婚を経験した女性は、慎重になります。
そんな女性の気持ちを理解し、急がずに傍にいて見守ってくれる男性の存在は、女性の心を強くしてくれるものなのです。
精神的に余裕があること
あらゆる意味で落ち着いていて、言動に余裕がある男性を女性は求めています。
少々のことは動じずに、対応してくれるだけの余裕が男性側にあると、女性側もしっかりと向き合うことが出来ると感じるようです。
新たな人生に向けて
再婚と言っても、男性側が初婚であるケース、女性側が初婚であるケースと、さまざまなスタイルがあります。
でも、どちらか一人が再婚の場合、それだけでも随分再婚後の生活が変わってくるもの。
それは、一度結婚生活が上手くいかなかった経験があるからこそ、結婚観が大きく変化しているからと言えるでしょう。
結婚に大きな夢を抱いて、新しい人生をスタートさせる初婚の時とは違い、一度結婚生活を経験していると、いい意味で多少のことには目をつむることができ、相手に期待し過ぎることがありません。
このように書いてしまうと「現実的過ぎる」と思われるかもしれませんが、そんなことはないのです。
「今度こそ、この人と添い遂げたい」そんな気持ちがあるからこそ、現実をよく見て、どうしたら上手くやっていけるかを考えるようになるということは、結婚生活においていい影響しか及ぼしません。
「バツイチはもてる」と言いますが、それもバツイチが故、優しく相手を認めることができるようになっているからと言えるでしょう。