一度、辛い別れを経験したけれど、その後また新しい出会いがあったら、誰しもが「再婚」を意識するのではないでしょうか。
ただ、女性に関しては、男性よりも注意しなくてはいけない点があることをご存知ですか?
それは「再婚禁止期間」というものが定められているから。
今回は、再婚禁止期間に関する情報を始め、女性が再婚するにあたり考えなくてはならない注意すべきポイントについて、ご紹介します。
再婚禁止期間とは?
「再婚禁止期間」という言葉を、テレビのニュースなどで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
再婚禁止期間とは、日本における民法733条の規定により、女性が前婚の解消または取り消し日から100日を過ぎなければ、再婚することが出来ないと定められている期間のことを言います。
これは、父性推定の混乱を防ぐ目的により、設定された制度です。
もともとは、再婚禁止期間は6ヶ月と設定されていましたが、平成28年6月1日、民法の一部を改正する法律が成立し、100日に短縮されるとともに、再婚禁止期間内であっても再婚可能なケースが認められることが明らかになりました。
女性が再婚するまでの期間から読み取れる特徴は?
では次に、女性が再婚するまでの期間を見ていきましょう。
女性が離婚後再婚するまでの期間について、厚生労働省が実施している人口動態調査(平成27年度版)をご紹介します。
女性が再婚するタイミングですが、1年未満が12.9%、1年~2年が12.5%、2年~3年が10.9%、3年~4年が9.3%、4年~5年が8.1%、5年~6年が6.8%、6年~7年が5.7%、7年~8年が4.8%、8年~9年が4%、9年~10年が3.7%となっています。
10年以上たってから再婚するパーセンテージは21.1%。
タイミングさえ見つけられれば、出来るだけ早いタイミングで再婚するケースが多いと言えるでしょう。
ちなみに、男性は離婚後1年未満が15.7%、1年~2年が12.8%、2年~3年が11.2%、3年~4年が9.4%と推移していきます。
再婚禁止期間がない分、離婚後割とすぐに新しいスタートを切るケースが多いようです。
(参考:厚生労働省「人口動態調査」2015年 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do)
出会いのきっかけはどこにある?
「きっかけなんて、ないよ!」とこぼしがちなバツイチ女性も多いのですが、実はそんなことはありません。
離婚をすると、多くの場合女性は仕事を始めます。
生きていく上で子どもがいても、子どもがいなくても、お金はどうしても必要なもの。
独身に戻った女性は、生活のために仕事をするのです。
そうすると、当然人との接点が増えていきます。
今まで家庭を中心としていた暮らしから仕事メインにシフトするわけですから、生活は大きく変わり、職場の人を始め、仕事上関わりある方が増えていきます。
そういった新しい出会いの中から、恋愛に発展するケースが多いようです。
ひたむきに仕事に邁進する女性を見て、男性は「自分がなんとかしてあげたい」と思うようケースも。
「子どもがいるから、そんなに簡単に話は進まない」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも実際に、お子さんがいて経済的にも厳しい中、一生懸命前を向こうとする女性の頼もしさや、頑張る姿に胸を打たれるようです。
頭から決めつけては、せっかくのチャンスも逃してしまいます。
「もう一度、新しい人生をスタートさせたい」そんな気持ちがあるなら、心を開いて過ごすことが重要なポイントとなるのです。
再婚女性が幸せをつかむために出来ることはある?
再婚したいと希望する女性が、幸せをつかむためには何が出来るでしょうか。
まず、世界を広げることが一番の近道。
積極的にいろいろな人に会いに行くことをおすすめします。
仕事関係を始め、友人に飲み会に行こうと誘われたら、多少億劫でも意識して出かけるようにしましょう。
離婚を経験すると自分に自信がなくなり、誰とも会いたくないという状況に陥る時期が出て来るもの。
でも、いつまでもそうしていても仕方がないことに気づくタイミングが必ずあります。
それは、本人が自分で気づかなければ、意味がありません。
その必要性に自分で気づき、新しい人生を切り開くために外に出ていくことが出来た時、それは幸せへの第一歩となるのです。