結婚式の準備。ドレス・小物・ヘアスタイルが決まり、ヘアメイクリハーサルが終わるといよいよ”お花”の打ち合わせです。お花の打ち合わせ前には何を準備しておくべきなのでしょうか。
今回は現役フラワーコーディネーターに「お花の打ち合わせマニュアル」を教えていただきました。
“お花のプロ”フラワーコーディネーター
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人物紹介 実家が花屋さん。小さい頃からお花に囲まれて育った。専門学校でお花の技術を学び、卒業から今まで6年間ずっとお花の仕事に従事。現在は営業、仕入れ、制作、配達とマルチに行っている。新郎新婦様の人生の大切な瞬間に携わらせていただいているという思いでやっています。お花の匂いなどを感じていただきながら素敵な一日になるよう、精一杯提案させていただきます。 |
お花の打ち合わせってどういう風に進んでいくの？
はじめに当社で用意している資料をご覧いただきながら「何かお花についてイメージされていますか？」、「今の時点でご希望のお花はありますか？」とヒアリングをさせていただきます。割りとみなさんお花の種類を知らない方がほとんどなので、ドレスのお写真を見せていただいたり、お好きな色や結婚式当日のテーマ、普段好きな雰囲気などを伺ったり、ちょっとずつ日常的な話を引き出し「こういうお花はどうですか？」と提案も交えながらイメージを伺っていきます。
他の場合だと、結婚式を行われる季節で用意できるお花の種類をお伝えし、その中から嫌いなもの・好きなものを聞いたりします。
細かく「このお花を使ってください！」と決まっているお客様はほとんどいらっしゃらないので、お打ち合わせでヒアリングをし、お二人に合わせたお花を提案させていただきます。
打ち合わせ前に2人で考えておくべきポイント
特に何も必要ありませんが、細かいお花の指定がない方は、インターネットを使って好きな結婚式の装花のパターンをいくつか見ておいてください。お打ち合わせの時に好きな装花パターンをいくつか教えていただけるだけで、大体お好みのテイストがわかります。そのテイストをもとに「もう少しピンクを入れたい」とか「ボリュームを大きくしてほしい」といったオリジナルなご希望をいただいたりします。一生に一度のお二人の結婚式なので、インターネットに出ているものとは違う、お二人だけのオリジナルの要素は必ず入れるようにご提案しています。
お客様の中にはボリューム重視という方もいらっしゃって、お花のひとつひとつが小さなものをたくさん集めて全体的に大きさを出してほしいという方もいらっしゃいますし、ハワイ挙式をして日本に帰ってきてから披露宴のみ行うという方だとハワイの雰囲気を出すために南国系のお花を提案したりします。
いつもとは違う雰囲気を楽しんでみる！
結婚式で使うお花なので、自身の意見やご希望もあるかと思うんですが、普段結婚式をプロデュースしているプロの意見を参考に、ご自身がいつも好む色味や種類とは違うお花を選んだりして、来ていただくゲストの方に、いつもとは違う特別な雰囲気の新郎新婦様を見て楽しんでもらうというのも良いと思います。いつも着ている私服に近い雰囲気のお花だと、しっくりと収まるとは思います。しかし、雰囲気をガラっと変えて登場するだけでゲストに向けたサプライズにもなります。いつもとは違う一面を見ていただけると、それはそれですごく思い出深い結婚式になりますよ。
【取材協力】
Art Green
TEL：03-6823-5874（本社）