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もう諦めた方が良い……?高学歴女子が婚活に失敗する理由

投稿日:2017年2月26日 更新日:

恋愛&婚活心理コンサルタントの北乃ゆきです。
一生懸命婚活しているのに、なぜか、うまくいかない。そんな方に読んでいただきたい、新しい婚活準備のカタチ。実際のカウンセリングに来ていただいたお客さまの事例からご説明していきます。
<個人特定ができないよう一部設定を変更しています>

高学歴女子が陥りやすい婚活の落とし穴

お客さまは、Mさん、30歳。Mさんは、医療関係職。有名大学ご出身で、まさに高学歴・ハイキャリア女子。
Mさんのお悩みは、自分のキャリアや学歴について話すと、相手が引いてしまい、うまくいかないということでした。合コンやパーティに行けば、当然、お仕事や過去の学歴の話になることもあるでしょう。Mさんは、そんな時に、相手の学歴や会社規模、年収が自分より低かったらどうしよう……男性だったら気にするはず、そう思いためらいが生じるものの、相手から聞かれた質問には答えなくては、と、答えると、相手は、その後、意気消沈してしまっているように見える。このままでは、いつまでたっても婚活がうまくいかない。いっそ、ウソをつくべきですか?というご質問をいただきました。

本当に問題なのは、相手ではなく自分なのです

ここでの問題はお相手ではなく、Mさん自身なのです。
実は、お相手の方が学歴や年収に対してコンプレックスがあるのではなく、Mさん自身がコンプレックスを持っているのです。心理学的にいうと、これは「投影」と言われる心の仕組みです。
投影とは、自分で思っていることを相手が思っているかのように「思い込んでいる」状態。つまり、相手のどこを見るか=自分のどこを見ているか、なのです。
「投影」は大抵、コンプレックスとなっている部分が現れます。つまり、Mさんは、ご自身の学歴コンプレックスを相手に投影しているのです。十分な学歴やお仕事、年収を持っている女性にこそ多いのが、この学歴コンプレックス。逆説的ですが、学歴にコンプレックスを持っている人だからこそ、学歴にこだわって、他人がうらやむ学歴を得たのです。
そして、もうお分かりのように、学歴コンプレックスがあると、その投影として、相手を「学歴(仕事)」という"ラベル"で見てしまうことがあります。
Mさんの例でいうと、Mさん自身が「学歴や仕事」で判断してほしくないと思いながら、潜在意識では、ご自身が「学歴や仕事」で相手を判断しているのです。

"ラベル"で見てほしかったら、まず自分が"ラベル"への執着を捨てること

長い結婚生活の中で一番重要なのは、お互いの「中身」。にも関わらず、Mさんは表面的な学歴・仕事に目を奪われてしまい、肝心の「中身」を見ようとしなかったため、いつも相手との距離を縮めることができず、困っていたのでした。
実際、私のお客様の中には、高学歴・ハイキャリアでも全くそのことを意に介していない女性もいます。彼女は、Mさんのような悩みを持っていませんし、彼女に聞いても、相手から学歴・仕事をラベル化されて嫌な思いをした経験はないとおっしゃるのです。
もちろん、世の中には、学歴や仕事へコンプレックスを持った男性もいますが、女性側が気にしているから、そういう男性に目がいく、気になってしまうということもありますね。高学歴・ハイキャリアの女性で、相手が引いてしまうと思っている人は、本当は、ご自身のコンプレックスがゆえに無意識に相手をバカにしてしまっていることに早く気づいた方がいいですね。相手が引くのは、あなたが彼をバカにしてることを感じるから。あなただって「学歴・仕事」といったラベルでなく、本当の自分を見て欲しいように、相手の男性も同じなのです。

この件のMさん、ご自身のコンプレックスを気付かされて、最初は驚きつつも、思い当たることは沢山ある、と納得していらっしゃいました。
気づいたところから、人は変われる。元々、魅力的なMさんの婚活がうまくいくのもきっともうすぐでしょう。

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