結婚が決まり、今まさにどこの式場で結婚式を挙げようか悩んでいるカップルに、ぜひ行ってほしいのが”模擬披露宴”です。
「友達の結婚式に何回も言っているから必要ない」「行けば、申し込みを迫られそうで不安」
そんな意見もあると思いますが、まずは気軽に行ってみてください。友達目線を外して見る披露宴では、冷静にいろいろなことが見えてきます。ただ会場を見て回るだけの会場見学よりも、多くの情報を得ることができますよ。
また、多数の参加者がいる模擬披露宴では、その場で申込みを迫るようなことはまずありません。普通の披露宴と同じように、開宴の時間までに集合し、終わればそのまま帰れます。観劇に行く感覚で、デートの1つに加えてみましょう。
今回は、そんな”模擬披露宴”に行くときの注意ポイント4つを紹介します。
Point1.たくさん見に行く
“いつまでに結婚する“という制約がないのであれば、とにかくたくさん行きましょう。ある程度行くと、披露宴のパターンが分かってきます。
披露宴の食事を試食できるタイプのものだと、有料のものがあります。ランチ気分で行くと、高めの価格に感じますが、参加した方が断然お得です。模擬披露宴用に食事をかなりお安く出してくれていることもお得ですが、食事をすることで、スタッフの動きを確認できることが1番お得な部分です。
Point2.当日の服装
“披露宴参加”という名目で、服装を悩む方も多いと思います。ですが、あくまでも“模擬披露宴”なので、全く気にせずに普段着で大丈夫です。もちろん、おしゃれをして行けば、披露宴に参加している実感で、より招待客の気持ちで考えられてプラスになります。
しかし、あえてここでは、マナー違反にならない程度のラフな格好で行くことをオススメします。それで、スタッフのレベルが分かる可能性があるからです。
ベテランのスタッフになれば成程、服装の差で明らかな対応差をつけるようなことはしません。ですが、アルバイトが多かったり、経験の少ないスタッフがいると、服装を見て対応をされてしまうこともあります。(筆者自身、クローゼット係の対応に不信感を抱き、選択の候補から外した経験があります)
一流のスタッフはお客様に恥をかかせません。レストランにスニーカーで行ったとしても、笑顔で対応し、奥の目につかないテーブルに案内するのがプロです。プロのいる会場で結婚式や披露宴が出来れば最高です。
Point3.確認ポイント
せっかく行くのであれば、なんとなく参加するよりも、”ここを見ておこう”というポイントを押さえておきましょう!つい注目しがちな“演出部分”は、パターンがあるので、招待客目線で見ているだけで大丈夫です。
大事なのは、
- 会場の設備・・・招待客目線でのトイレの導線、クロークやフィッティングルーム
- 場所の利便性・・・実際に駅から歩いてみること
- スタッフの接客態度・・・気持ちよいおもてなしをしてくれるかの確認
この3点は、実際に行ってみないと確認できないポイントです。しっかり確認しておきましょう。
Point4.持ち帰ってから……
当日、感動した演出や気になったことがあれば、忘れないうちにもらったパンフレット類に付箋などでメモをつけておきましょう。そして、予算に関係なく、まず一通りにやりたいことを考えましょう。
ウェディング会場で最初に出される予算は、あくまでも最低額です。それを踏まえて、挙式・披露宴がなるべくお得にできるように動きましょう。
申し込む窓口が違うだけで、同じ会場でも金額がかなり違います。会社によっては福利厚生で割引が使えるホテルや会場もありますし、総合窓口的な会社を通しての予約でも割安に使うことができます。
”やりたいこと”と”招待客から見て楽しめるもの”の違いを感じていたら、ウェディング上級者です。みなさんが、自分も周りも幸せな気持ちになれる披露宴を執り行えることを願っています。