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現役ウェディングプランナー兼キャプテンに聞いた「結婚式当日を迎える前に、新郎新婦様に知っておいてほしいこと」

投稿日:2017年4月25日 更新日:

新郎新婦様にとって初めての結婚式、分からないことだらけだと思います。プランナーさんに質問し、ネットで調べ、結婚式を経験した友人に聞いて……いろんなところから情報収集をしていると思います。しかし、ネットにも本にも書いていない、結婚式当日に進行を司るキャプテンだからこそ知っている情報があります。

そこで今回は、結婚式のプランニングを行うウェディングプランナー兼、当日結婚式の進行を司るキャプテンも行っており、過去に約500件の結婚式を見てきた、まさに“結婚式のプロ”である髙柳氏に「結婚式当日を迎える前に、新郎新婦様に知っておいてほしいポイント3つ」を教えていただきました。

“結婚式のプロ”ウェディングプランナー兼キャプテン

人物紹介
髙柳 征弘(たかやなぎ ゆきひろ)
ホテル イースト21東京 ブライダル予約課 支配人

1992年9月のホテル開業の年に入社。宴会サービス課に配属。結婚式のキャプテンもプランナーも行いつつ、主にマーケティング部のブライダル予約課の支配人としてブライダルに携わっている。

Point1.打ち合わせ内容を事前にゲストに伝えておく

結婚式の打ち合わせの内容は、伝える必要があるゲストには必ず事前に伝えるようにしておきましょう。お二人からすると「当日伝えよう!」と思うような小さなことでも、ゲストにとっては実はとても大切なことで、事前に伝えていないことで当日トラブルになってしまうこともあります。

Case1.親族紹介

当日親族紹介をすることが親御様に伝わっておらず「聞いてない!どうなっているんだ!」とお父様が怒ってしまう……。

Case2.親御様衣装

お二人が親御様の衣装を用意されたときに、シャツはお父様のご持参であることが伝わっておらず、当日になって「シャツがない!」と慌てることに……。

Case3.席順

会社関係の方の席順が、正しく役職順に並んでおらず、当日初めて席順を見たゲストが「なんだこの席順は!入れ替えてくれ!」とその場で急いで引き出物や席札など全て席を入れ替えることになる……。

Case4.料理

アレルギーをお持ちの方だけ特別に料理を変更していたが、ゲストはそのことを知らなかったため「なんで自分だけ他の人とメニューが違うの?」と不快になってしまう……。

新郎新婦はゲストのことを思って行ったことでも、事前に本人に伝えておかないことでゲストを不快にさせてしまったり、「後で伝えよう」と思っていたことを伝え忘れてしまい、当日大きなトラブルになることもあります。小さなことでも、ゲストに関わる情報は、事前にゲストに伝えておくと良いと思いますよ。

Point2.両家顔合わせを済ませておく

新郎新婦の実家が遠いがゆえに、両家顔合わせができておらず、結婚式当日「初めまして」と挨拶をされているご両家がいらっしゃいます。私に対して新郎が「新婦のお父さんってどんな人か知っていますか?」と質問をされるのです(笑)。「あちらの方が新婦様のお父様ですよ。」とお答えしましたが、正直初めてそのような場面に遭遇したときにはとても驚きました。しかし、両家顔合わせができていないお客様は1組だけではなく何組もいらっしゃるのです。

新郎新婦お互いが地方出身の方で、共働きをされていらっしゃると、事前に会うことはひじょうに難しいと思いますが、結婚式ではお互いの親族がより絆を深め、親御様が新郎新婦様がお世話になったゲストの方々に感謝の気持ちを伝える場でもあります。両家顔合わせを事前にされていることで、結婚式当日にお互いの親族の絆をより深めることができ、ゲストの方々と関わっていくことができるように思います。

より絆が深まる素敵な結婚式当日を迎えていただくためにも、事前に両家顔合わせを行っていただくと良いと思います。

Point3.挨拶が苦手な方は紙に書き起こしておく

結婚式では、新郎様の挨拶で最後を締めくくることになります。そんな大切な場面ですので、緊張される新郎様は多く、挨拶の要所要所で噛んでしまい、新婦様に何度もつっこまれ、どんどん新郎様が小さくなってしまう……なんていう場面を目にすることもあります。

挨拶が苦手な新郎様は、暗記したものを考えながら話すのではなく、事前に紙に書き起こしたものを読み上げることをおすすめいたします。

挨拶が苦手な新郎様は、結婚式準備のときから挨拶のことばかりを考えてしまい、初めて新婦様のドレス姿を見たときも何も言わず、ただひたすら原稿を覚えることに必死になられてしまう新郎様もいらっしゃいます。原稿を覚えることに必死で、新婦様の素敵なドレス姿に反応ができなかったり、結婚式自体を楽しめなくなってしまうのはひじょうにもったいないように思います。
また、前日の夜に新郎様が遅い時間まで挨拶の原稿を作っている横で、新婦様が寝ていたことでけんかになり、結婚式当日一言も話さず進行が進んでいく……なんてお客様もいらっしゃいます……。

結婚式当日を思いっきり楽しむためにも、人前で話すのが苦手、暗記が苦手、な新郎様は「僕は挨拶が苦手なので、今日は紙に書いてきました。読みます。」と、挨拶が苦手であることを皆様の前で素直にお伝えし、紙を読み上げてみてはいかがでしょうか。

【新郎様限定】新婦様に興味を持ち、とにかく褒める!

新郎様限定のお話になってしまうのですが、結婚式準備中は新婦様に興味を持ち、褒めるようにすると良いと思いますよ。

衣装合わせのときなど、結婚式準備に関しては待ち時間が1~2時間かかる場面は多くあります。そこで不機嫌な顔をしてしまうと、新婦様は悲しい思いをされてしまいます。カーテンが開いた瞬間、カメラを構えて待っているくらい、新郎様も結婚式に前向きな姿勢を見せていただくと、新婦様はとても嬉しいと思います。

結婚式準備中はどうしても新婦様が主役となり、長時間待つことや、興味のない話を長時間聞かなければならない場面もあるかと思います。しかし、結婚式は女性にとって一生に一度のとても大切な日。興味を持ち、「かわいいね!」「似合うね!」とぜひ褒めてあげてくださいね。

結婚式会場を”まとめて一度に見学したい”

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【取材協力】
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ホテル イースト21東京
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