結婚式のアルバムは式の写真や集合写真を終了後にまとめて、思い出を形に残すのが一般的。結婚式の日を思い出したり、出席でなかった人に見せたりという活用法です。
それだけでなく、色々なアルバムを結婚式の日に用意すると、盛り上がる場面が増えるかも。今回は、結婚式の間にも、役立つアルバムの活用術をお伝えします。
活用術１．前撮りのアルバムを飾ろう
ゲストが目にすることの多いウェルカムスペースに、前撮りアルバムを活用するのはおすすめのアルバム活用術。ウェルカムスペースはゲストが初めに目にする場所なので、前撮りのアルバムがあるとつい手に取りたくなるでしょう。受付から開場までの時間も有効活用できますし、これから始まる披露宴のワクワク感も高まります。
前撮りとは？
前撮りというのは、結婚式の前に、婚礼衣装で写真を撮ること。フォトウェディングとも言います。前撮りでは、プロカメラマンが撮るクオリティの高い写真のためにお金をかける人は少なくありません。二人きりでポーズを決めている写真は、たくさん撮影した中から厳選され、メイクやヘアセットも確認しながら撮影されているので、二人の理想的な姿。
屋外でロケーション撮影をしたり、スタジオで色々なアイテムを使ったり、凝った写真をまとめた前撮りアルバムを作るカップルも多くなります。二人の想いのこもった前撮りアルバムはぜひたくさんのゲストにも見てもらいたいですね。
また、結婚式が洋装の場合、和装で前撮りをしたアルバムなら結婚式で色直しをしなくても違った雰囲気の婚礼衣装をゲストに見てもらえるでしょう♪前撮りでカラードレスや形の違うドレスなど、当日とは違う衣装を選んでいれば、さらにバリエーションがお披露目できますよ。
さらに披露宴の前に、すでに海外挙式をすませている場合もあります。海外挙式の様子を集めたアルバムは目を引きますし、会場に海外の雰囲気が伝わり、おしゃれな演出になります。海外挙式の報告を兼ねて、アルバムを飾っておくのも良いですね。
前撮りのアルバムを作る方法
１．フォトウェディング会社に依頼する
２．会場で前撮りをしてアルバムを制作する
３．データを購入して自分たちで現像や製本する
４．データを購入してアルバムサイトで作成
活用術２．少人数結婚式なら回覧もできるお互いの生い立ちアルバム
両家の家族を呼んでの少人数の結婚式では、会食が中心になるケースが多く、その際に生い立ちアルバムが活用できます。少人数結婚式の場合、お互いの家族の距離が近く、新郎新婦を交えてリラックスして話をできるのが良いところ。ただ、改まって集合するのがちょっと照れ臭かったり、緊張してしまったりという場合は、会話のきっかけとして、新郎新婦の生い立ちをそれぞれにまとめたアルバムがあると良いでしょう。
せっかく身内だけの式なのですから、幼いころからの思い出話を語っても、気兼ねなく盛り上がれます。そしてパートナーの生い立ちアルバムを通した家族とのやり取りを見ているうちに、新郎新婦もお互いの新しい面を知ることができるでしょう。そして、両家が共通の話題を持つことで、その後の付き合いにも、その話題を反映できます。
生い立ちのアルバムは、食事の途中で回覧するのがおすすめのスタイル。自分の親から見てもらって、最後に相手の親に見てもらうとよいでしょう。式の最後に、自分の親に贈呈するセレモニーを入れ、お礼の手紙と一緒に渡すと感動アップです。
古い写真のデータを集めて現像したり、すでに印刷してある写真を複製したり、手作りでも素敵なアルバムは作れます。箱に入れる形のラッピングにすれば、包装紙をかけなくても良いので当日も回覧しても、すぐに戻せて贈呈する際に便利です。
生い立ちアルバムは、手作り感があってもかえって気持ちが伝わることもあり、業者に依頼するムービーに比べてかなりの節約にもなります。生い立ちアルバムは、喜んでもらえる上に費用が抑えられるので、少人数結婚式にはぴったりのアイテムです。
活用術３．同級生と盛り上がること必至の卒アルを準備
二次会や披露宴の途中に卒業アルバムを回覧するアルバム活用術です。同級生同士が同じ円卓に分かれていることも多いので、その場で盛り上がるイベントになります。色直しの中座中などに回覧することがおすすめです。
また、お互いの友人に過去の二人の初々しい姿を見てもらうことで、フォトラウンドの時などの会話のきっかけになり、盛り上がることも。ゲストは友人が結婚するパートナーについて知らないことが多いので、卒アルは情報を集めるのにも最適なツールです。
さらに、恩師を呼んでいれば、当時を懐かしく振り返るきっかけになるでしょう。結婚式の日はゲストとの接点や、ゲスト同士の接点を再確認することで絆を確認し合うこともできます。卒業アルバムを結婚式当日に持ち込むアイデアもアルバム活用術として考えてみてくださいね。
小学校、中学校……と、懐かしい友人を呼んでの二次会に持ち込んでも、それぞれに盛り上がるきっかけ作りにもなります。スライドショーやムービーの中で写真を使うことも多い卒アルですが、実物を手に取って回覧すると、それぞれの思い出話がでてきて盛り上がりますよ。
まとめ：
今回は、結婚式のムービーもいいけれど、ものを共有して一緒に楽しめるアルバム活用術を紹介しました。アルバムを飾ったり、披露宴中に見てもらったりすることで、二人の思い出の姿を共有し、話題提供につながります。今回紹介した活用術はこの3つです。
１．前撮りや海外挙式のアルバムも、色々なカットや当日とは違った衣装の婚礼写真を見てもらえ、きれいだねと言ってもらえるかも。
２．少人数の挙式では、両家の距離が近いので、生い立ちのアルバムが話のきっかけになりやすく和やかな雰囲気が作れます。
３．同級生にとっても卒アルは思い出の品。卒業後、会う機会が減っていても、アルバムをきっかけに仲の良いころに戻れそうです。
式が終わってからまとめるだけでなく、結婚式当日もアルバムを活用した演出を取り入れてみませんか。アイテムの持ち込み料やルールについてはあらかじめ会場に問い合わせるのを忘れずに、回覧するタイミングや飾っておく場所なども考えましょう。