ジューンブライドと聞けば、“憧れの結婚月は6月!”とイメージできますが、日本においては、シトシト、ジメジメの梅雨……足元は悪くゲストに申し訳ないし、屋外での演出は難しいと悪いイメージが先行してしまいます。
しかし、梅雨の結婚式にもメリットはたくさんあります。
6月は、なんといってもジューンブライド
梅雨時の6月は、なんといってもジューンブライドです。
ジューンブライドの由来は諸説ありますが、もっとも有力で、有名なのは、ローマ神話の女神Junoのお話しです。Junoは、天界の王妃であり、婚姻の神、子どもと女性の守護神と呼ばれていました。婚姻の神、子どもと女性の守護神が守るJunoが守る月それが6月なのです。そこから、6月に結婚すると、Junoに守ってもらえるため、「6月の花嫁」は幸せになれると言われるようになったのです。
Juno(ユノ)は、英語名でジュノーになります。6月June(ジューン)は、Juno(ジュノー)の守っている月が由来となっていることを考えても、Junoがジューンブライドの由来となっていることがうかがえます。
そう、6月は婚姻の神、子どもと女性の守護神が守ってくれている月なのです。6月に結婚すれば、幸せになれそうな気がしますよね。
これ以上のメリットはありません。
雨降って地固まる
雨降って地固まるということわざもあります。雨天の結婚式の祝辞でも、よく聞くフレーズです。
もともとは、人は雨天を嫌がるが、雨が降った後というのは、地面が固くひきしまり、良い土地になることから、もめ事の後は、かえって良い結果を生み、安定した状態になることのたとえとして使われていることわざなのですが、雨天の結婚式の祝辞で使われる際は、「今日は、雨ですが、雨が降って地面が固まり、若い2人が歩きやすい道となるでしょう。また、ひきしまって良くなった土地にしっかりとした家庭が築けることでしょう。」とか、「長い結婚生活の中で、けんかすることもあるでしょう。そんな時、今日の雨を思い出してください。雨降って地固まると申します。けんかの後には、きっと2人の絆がさらに強固なものとなり、より良き結婚生活がおくれることでしょう。」などのように使われます。
祝辞をしてくれるゲストにとって、話題にしやすく、祝辞の手助けをしてくれると考えると、メリットの一つと言えそうです。
また、恵みの雨ともいいますよね。作物を育てるには、雨は欠かせない存在です。2人の愛も健やかに育ちそうですね。
梅雨には梅雨の演出を楽しめる
梅雨だからこそ楽しめる演出もあります。
あいあい傘での新郎新婦入場や、あいあい傘での記念撮影など、季節感あふれる演出を楽しむことができます。
ちょっと冒険するなら、足元をかわいいレインブーツにしてみてはいかがでしょうか?より季節感がでて、楽しい気分になりそうです。
また、会場の装飾も、あじさいの花やかわいい傘、レインブーツ、てるてる坊主などを使って、かわいく仕上げ、季節感あふれる装飾を楽しむことができます。
考えただけでも楽しくなってきませんか?
また、6月には父の日もあります。父の日のプレゼントや手紙の演出をとり入れれば、感動がさらに高まることでしょう。
お父さんの感動の涙、確定ですね。
お得に結婚式ができる
梅雨時の結婚式は、全てではありませんが、お得にできることが多いです。
6月の日のいい日は、「ジューンブライド」で人気があるようですが、一般的には、雨が多い梅雨時から暑い夏は、あまり人気がないようです。このため、結婚式場は、集客のため、お得なプランやキャンペーンを用意していることが多いです。
お得に結婚式ができるということは、立派なメリットですよね。
思いきって海外ウェディング
ちょっと話が飛躍しますが、招待するゲストが少ない結婚式なら、梅雨を回避するために、一気に海外ウェディング!梅雨が海外ウェディングの口実になります。
招待状に、「ジメジメした日本を脱出!」の一言を添えるとシャレが効いていますね。
さらに、本当の身内だけでこじんまりと結婚式をしたいと考えている場合に、招待しない人に対する言い訳として「ジメジメした日本を離れて結婚式をしたいから、海外でこじんまりと内々で結婚式をするんだ。」なんて言えます。
梅雨の結婚式で気をつけたいこと
梅雨の結婚式をするのに、気をつけたいことがあります。
当日、雨が降らなければ問題ないのですが、雨であれば、駅前、駅横でない限り、駅からの送迎バスなどを手配しておきましょう。天気が良ければ気にならない距離であっても、足元が悪い中歩くのは負担になるものです。また、実際、足元が濡れてしまいます。
さらに、濡れてしまったゲストに対する心づかいとして、着替えができる部屋やパウダールームを用意し、タオル、ストッキング、ティッシュ、ウェットティッシュ、コットン、ドライヤー、ヘアアイロン、ヘアスプレーなどヘアメイク直しに必要なものを備えておくと良いでしょう。
自分たちが雨の日の結婚式に呼ばれていると想定し、実際に、雨の日に結婚式場まで歩いてみると、何を用意しておけばいいのかがわかると思います。
しっかりと雨の日のおもてなしができていれば、ゲストからよく気がつくと、2人の株も上がることでしょう。
雨を逆手に、メリットにできるかもしれません。
まとめ
ジューンブライド……婚姻の神、子どもと女性の守護神が守る6月に結婚すれば、女神Junoに守られ、幸せになれそうな気がします。
また、イヤな雨と考えるのか?恵みの雨と考えるのか?
何事も考え方一つでメリットになり得ると思います。
これから始まる長い結婚生活においても同じことが言えると思います。
ピンチをチャンスに変えるではないですが、何か困ったことが起こった時に、視点を変え、それをプラスに考えたり、なんとかプラスにしていくことを考える発想が重要です。
2人で力を合わせて、幸せな家庭を築いていってください!
また、お集まりいただくゲストに対しては、最高のおもてなしの気持ちを忘れずに接しましょう。2人のおもてなしの気持ちが伝われば、お集まりいただいたゲストの皆様も、2人をより祝福してくれることでしょう。
ピンチをチャンスに……です。