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AIDMA理論を用いて、興味をグッとひく自己紹介をしよう
職場や学校などの「強制的に何回も会う」場においては、コミュニケーションを重ねることで、第一印象がその人の本質かかけ離れていると気づくケースがあります。
ところが、出会いの場所となるとそうは問屋が卸しません。「初めまして、こんにちは。」の瞬間の第一印象こそが、コミュニケーションが継続するかどうかを決める非常に大事な要素になります。
もしあなたが営業か広告、もしくはマーケティングのお仕事に携わったことがあるのであれば、「AIDMA理論」という言葉を聞いたことがあるでしょう。消費者が購入の意思決定をするまでのプロセスを、Attention（注意）・Interest（興味）・Desire（ニーズ喚起）・Memorise（記憶に残す）・Action（購入）の五つのフェーズに分けて考える、マーケティング理論です。
テレビCMや通販番組、ウェブサイトの商品ページに至るまで、多くの広告がこの理論を参考にして組み立てられています。そしてこの理論は、合コンやパーティーなどの出会いの場所でも通用する考え方なのです。
印象に残るためのInterestな自己紹介とは？
たくさんの異性と交流する場所において、お目当の人の連絡先をゲットするためには「印象に残ること」が重要になります。そのために「興味を引く」自己紹介は有力な武器になります。
興味を引く自己紹介とは、つまり「違和感」のある自己紹介です。人は足りないもの、欠けているもの、異なるものに反応するようにできています。違和感は解消されないと非常に気持ち悪いので、もっと話を聞いてみたい、という心理が働きます。
あなたのカラオケが趣味ならば、「趣味はカラオケです。仲良くなれたらカラオケに行きましょう！」という自己紹介には意味がありません。そんな人はいっぱいいるので、そこに違和感が生まれません。
でももしここで「最近、全く歌わないカラオケにはまっています。」と自己紹介されたとしたらどうでしょう？「それってどういうことですか？」って聞きたくなりませんか？相手が興味を持って「それってどういうことですか？」って聞いてくればIneterstが成功していると言えます。
思いっきり興味づけした後は、喋らないのがコツ
相手が興味を持ってくれた状態は、釣りでいえば針が魚の口に刺さった状態。その針のかかり具合を深めるためにある程度魚を泳がせる必要があります。
自己紹介においては、喋らない、という行為が相手のそれについて詳しく知りたい！というニーズを喚起する方法になります。
上記の例でいうなら、「友人に連れて行ったもらったんですけど、カラオケの常識が覆りましたね」とか、「こんなカラオケの使い方があるんだって初めて知りましたよ」とかうまくかわしながらその中身については触れないようにします。
さらに相手がカラオケが好きなことがわかったのなら「僕もカラオケ好きなんですけど、カラオケ好きな人ほどあれは絶対体験したほうがいいですよ！」などと言いながら、相手の知りたい気持ちを醸成させていきます。
そして相手が本当にかかったと思ったなら「ここで話すと長くなるので、カラオケ好き同士、今度ご飯でも行きながら話しましょうよ」と言いながら、連絡先交換に結びつけてしまいましょう。交換したら、その後は盛り上がらずに、さらっと別の子に話しかけに行ってしまうのがベターです。
合コンが終わった後、あなたからのラインをみた相手は「そう言えば、あの歌わないカラオケってなんだったんだ？」という違和感を解消するために、デートに行くのをOKする、というわけです。
現代はAIDMAの他にも「S」の要素が重要になってきている
最後に余談ですが、最近のマーケティングはAIDMAよりもAISASだと言われています。Attention・Interest・Actionは同じなのですが、Actionの前後にSearch（検索）とShare（シェア）があります。
恋愛市場ではシェアすることはあまりないですが、気をつけなくてはいけないのがSearch（検索）です。FacebookやTwitter、Instagramのアカウントが検索されてアカウントが見つかると、あなたの性格がバレてしまいます。
逆に、このSNS全盛時代においては、 SNSプロフィールを整えておくことは信用を生むための非常に重要な戦略になります。そこも冒頭の「見た目」に関する部分にもなりますので留意しておきたいポイントです。
以上、合コンでお目当ての相手の連絡先をGETするためのコツについてお話させていただきました。もし、見た目にも気をつけているのに成果が上がらないと悩んでいる人は、自己紹介を見直してみてくださいね。