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【インタビュー連載⑦】全国で4回結婚式を挙げた松永さんに聞く! “愛”を維持する方法と家族についての想い

投稿日:2017年7月13日 更新日:

「大切な人を大切にする」をモットーに、奥様である友紀さんとともに、世界各地で二人のウェディング写真を撮影されているバックパックウェディングの松永真樹さん。

松永さんは、全国行脚で、1年に4回結婚式を挙げられました。

これまでのお話をお伺いして、“結婚式”のことはもちろんのこと、“結婚式”を通じて、パートナー(松永さんの場合は、友紀さん)との向き合い方、周囲との関係の築き方を考えるいいきっかけになった気がします。

さて第6弾、いよいよ最終回の今回は、松永さんが考える、夫婦とは、家族とは、何かを聞いてみました。とっても仲のいい松永さんと友紀さんの秘密を教えてくださいました。

好きを維持する方法とは?

離婚、不倫……穏やかではない話題は、ドラマやニュースの中だけにとどまらず、身近にもそんな経験がある人が少なくない時代になってきました。そんな中、松永さんのSNSを通じて、松永さんと友紀さんの仲の良さに憧れている方々もきっと多いはず。お二人が出会った頃の「大好き!」という気持ちを互いにずっと保ち続けている秘訣に迫ってみました。

好きという気持ちを「維持しよう」と思って、人を好きにはなれないと思うんですよね。もし明日、違う人を好きになったらそれまでじゃないですか。

そういう意味で、友紀(奥様)はすごいんです。僕に、惚れさせてくれるわけですよね、いつも。だから僕も友紀に毎日惚れてもらうような生き方をしたいと思っています。

僕の事をすごく理解してくれているし、すごく応援してくれています。そんなところが一番大きいですね。

愛情表現をすることは、自分の気持ちの確認時間

「大好きな人を理解し、応援したい」、誰もが思うその気持ちを、常に松永さんに感じさせるという友紀さん。愛情を感じるからこそ、さらに愛情が増す、この幸せのスパイラルが、今の松永さんの結婚、家族を生み出しているようです。具体的に友紀さんのどんな言動が、松永さんにそれを感じさせるのでしょう。

僕らは、日頃から思ったことを伝え合っているんです。ありがとう、ごめんね、あれが嬉しかった、これは嫌だった、など。なかなか言い出しにくいこともありますが、そんなときは、定期的に二人で開催している本音大会でお互いの心の内を明かします。あとは、友紀(奥様)からよくもらう手紙から想いをすごく感じますね。そのときどき感じた僕への想いを文章にしてくれているので、友紀がどんなことを感じてなにを思っていたかというのを手紙を通して再確認できます。僕が、友紀に誕生日やクリスマスに「何がほしい?」って聞いても、「手紙がほしい!」って言ってくれるので、その時に僕も手紙を書くんです。手紙を書くことは、僕にとって友紀への感謝やこれまでを振り返る場所になってるんですよね。

結婚しない人へ贈る…… “結婚”の魅力とは?

これまでのお話の中で、十分に松永さんと友紀さんの関係性や絆を感じました。実際に、結婚をして、結婚式をして、本当によかったという松永さんですが、“結婚”そのものに消極的な方に対して、何を思うのでしょうか。一生独身でいよう、という方も多い中、それに対して思うことはありますか。

その人の人生なんで、僕はどっちでもいいと思うんです。ただ結婚っていうのはすごくいいよって個人的には思ってる、とは言います。

“結婚”というのは言葉でしかないから、“結婚”がいいんじゃなくて、“一生一緒にいたいと思える人と巡り合って、その人から愛されて、ずっと愛し合える生き方が出来る”っていうのが、素敵やなと思っています。これがもし、みんなが定義する“結婚”と同じであれば、やっぱり、結婚って素敵やな、って。

人それぞれ“結婚の定義”は違うと思うんです。僕の中では、先ほどの“一生一緒にいたいと思える人と巡り合って、その人から愛されて、ずっと愛し合える生き方が出来る”というのが“結婚”なんですよ。そういう定義であれば、結婚したいと思う人は増えるかもしれませんね。

逆に、ある人から“結婚の定義”として、「結婚とは、小遣い制になってね……」って聞いていたら、僕は結婚したくない! って言います、多分(笑)。誰から“結婚の定義”を聞くか、自分がどういう“結婚の定義”を持ってるかで、結婚したいかどうかって決まると思うんですよね。

“入籍”って必要ですか?

結婚は、愛する人とともに人生を歩むことだ、とする松永さん。 “大好きな人と一緒に生活すること”、それに重きを置いて、世の中には、長年の同棲生活、事実婚をしているカップルも多いです。それは、松永さんが考える結婚の定義と似ているようにも思えますが、彼氏と夫・彼女と妻という立ち位置は、社会的には大きな隔たりがあります。松永さんと友紀さんは入籍されていますが、どうして入籍をしようと思われたのでしょうか。

僕は、友紀(奥様)と付き合った時から、一生一緒にいようって決めていました。

だから、僕自身は入籍すること、結婚することに対して強い想いはありませんでした。ただ、二人の子どもを授かれたらいいなあとも思っていたので、その話をしたときに、“子どもを授かるためには、結婚する必要がある”というのが友紀の想いだったので入籍しました。そして、入籍してより感じたのは、入籍前は何をするにも二人だけのことだったのが、結婚となると、両家の家族との付き合いになるということです。親戚の集まりに行ったり、みんなで田植えや畑仕事をしたり、そんな仲間に入れてもらえるようになってたくさんの楽しみや幸せが増えたので、入籍して良かったなあと思っています。

子供が生まれて変化はありましたか?

世界一大切な人と結婚して、4回の結婚式を経て、松永さんご夫妻はお子さまを授かりました。お子さまが生まれて、何か大きな変化はあったのでしょうか。また、松永さんが、これからお子さまへ何を望まれるのかも気になるところです。大切にしたい人が増えて、感じたことを聞いてみました。

前に友紀(奥様)が、「家族写真撮ろう!」って言ったんです。聞いた瞬間、僕はなんとも言えない感情になって。今まで僕は、友紀と“彼氏彼女”とか“カップル”っていう括りではあったんですけど、“家族”って思った事がなかったんです。でも、この子がおる事で、僕らは家族になったんや……って思って。そう気づいたときは、もの凄く衝撃でした。

子どもに望むこと……想いの部分では、これから先、子どもが大きくなって、一緒になって友紀の笑顔を守れる人間になってくれたらいいなっていうのはありますね。行動の部分では、世界中の教育を受けさせたらおもしろそう……。受けさせたいっていうか、僕が受けたいんですけど(笑)。世界を巡りながら、例えばカンボジアの青空教室で数学を学ぶとか、デンマーク行って国語を学ぶとか。僕も一緒に教室の中に入って学びたいです。いろいろな価値観に触れながら“正解”を自分の中から探してほしいな〜って。正解って結局はないと僕は思っているから、僕自身が言う事も、友紀が言う事も鵜呑みにしないで、自分で考えて自分自身で答えを導き出しながら進んで行くような人になってくれたらいいなって思っています。

これからの夢を教えて下さい。

全7回にわたり松永さんには、魅力的なお話をたくさん伺ってきました。松永さんは、お仕事にも、結婚式にも、奥様やお子さまやご家族にも、いつも熱い思いをもち、とても充実した毎日を送られているように思います。最後に、そんな松永さんの夢を訊ねてみました。

いつもその瞬間、瞬間を、ちゃんと楽しむことですね。そして、「大切な人を大切にする」というその哲学を持って、「自分が大切にしたい事」を大切にしながら生きていきたいなあと思っています。

一番そばにいる人を、一番幸せにしたい。
たったそれだけのこと。
でも、人生で一番大切なこと。
ぼくらの“大切な人を大切にする旅”は、今、始まったばかり。

これまでのインタビューののちに、改めてこのメッセージを読むと、以前よりも更に心に深く感じるものがあります。今回松永さんに、結婚式の魅力、結婚の魅力を存分に語っていただきました。これを読んだあなたが、結婚をしたとき、また結婚式をしたときには、ぜひあなた自身の結婚の定義を周りの皆さんに伝えてみてください。幸せなご夫婦がたくさん増えることを願うばかりです。

【書籍紹介】

BackpackWedding~世界の絶景でウェディング~

【取材協力/松永真樹さんプロフィール】
1982年4月9日生まれ 大阪出身。
全世界各地年間100回以上(大学&高校などでも)キャリアや進路などの講演をして回る講演家。
学生時代にバイクで日本一周、アメリカ留学、世界50カ国の旅に出る。 インドで爆破テロに合い、目の前で50人の死者を見る。 人間はいつ死ぬかわからない。であれば毎日毎日、この一瞬を大事に生きたい!そう強く思う。
大学卒業後は2年間人材教育会社にて、個人や組織の目標達成をサポートする仕事をする。その経験を生かし2年後、株式会社Globe設立。代表取締役に就任。
2012年には自身の処女作「やりたいことの見つけ方」出版。
「大切な人を大切にする」をモットーに、愛するゆきと365日地球を舞台に人生彩り中。インスタのフォロワー3万人目前。

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