幼なじみのグループだったり、サークル仲間だったり、会社の同僚だったり、いろんなケースが考えられますが、もしも、元カレや元カノと友達としてのつきあいが続いていたとしたら……
元カレ・元カノを結婚式に呼んでもいいのでしょうか?それとも、呼ばない方がいいのでしょうか?
逆に、もしも自分が元カレ・元カノの結婚式に呼ばれたら、あなたならどうしますか?
難しい問題ですが、一緒に考えてみましょう。
目次
友達の立場で考えると……
友達の立場で考えると、つきあっていたのは昔の話で、今はグループの中の友達の一人なんだから、友達として結婚式に呼ぶのは、自然な流れのような気がします。今や、男、女を意識しない間柄なんだから、結婚相手にちゃんと説明すれば問題ないんじゃないの?という考え方があると思います。
でも、ただつきあっているのとは、話が違います。結婚式となると、相手だけではなく、相手の親、親戚も出席します。これらの人たちにどう紹介しますか?「元カレ・元カノの○○さんです。」なんて、口が裂けても言えません。相手の親、親戚に“こいつは、どんな奴なんだ?”“何を考えているんだ!”とあらぬ疑いの気持ちや不快な気持ちを与えてしまいます。まとめて「友達です。」と紹介すれば、わからないかもしれませんが、相手の親、親戚が、“ん?異性の友達を呼んでいるのか?”と不審に感じることは免れないことでしょう。「あの人はどういう関係の人なんだ?」と結婚相手に問いかけてくるかもしれません。その時の結婚相手の気持ちを察してみてください。
そして何より、結婚相手にはもちろん、結婚相手の親、親戚にも失礼な気がしませんか?
もちろん、あなたと元カレ・元カノとはお互いに何の感情も無く、今は、本当にただの友達なのかもしれません。でも、人の心の中を確認することはできません。どちらか一方に多少の気持ちがあって、それを隠していたとして、いつか、何かの拍子に気持ちを隠せなくなってしまったら……100%ない!とは言えません。自分の気持ちはわかっても、相手の心の中をのぞくことはできないのですから。
結婚相手の立場に立つと……
結婚相手の立場に立てば、もちろんNGです。
もちろん、相手に聞けば、「いいよ。」と言ってくれると思います。でも、それは本心でしょうか?愛する人のため、我慢しているのではないでしょうか?
程度の差こそあれ、大抵の場合、良くは思っていないと思います。少なくとも、結婚相手が、心から“相手の元カレ・元カノに来て欲しい!”とは思ってないでしょう。相手の希望であれば、自分が我慢すればいいかと考えていると推測するのが自然です。
相手の立場に立ってみてください。あなたの結婚相手が、「元カレ・元カノを呼びたい!」と申しでれば、「いいよ!」とは答えるでしょう。しかし、その時、心の中では、“イヤだけど、しょうがないか~”と考えるハズです。
つきあいの程度にもよる
もちろん、つきあいの程度にもよると思います。
元カレ・元カノとは言っても、遠い昔の話で、子どものつきあいだったのであれば、相手もそんなに気にすることもないでしょう。
また、ほんの一瞬だけのつきあいだったのであれば、こちらも気にはならないでしょう。
しかし、長くつきあっていて、しかも大人のつきあいだったとなると、今は、何もないただの友達とはいえ、やはり少し引っかかるものがあるのではないのでしょうか?
自分の気持ちを取るか?相手を思いやるか?
最終的な判断は、結婚式に招待するあなたにかかっています。
自分の“友達だから呼びたい”という気持ちを取るのか?相手が少しでもイヤな気持ちをするのなら、“やっぱり呼ぶのはやめておこう”と、相手を思いやる気持ちを天秤にかけてみてください。
一つだけアドバイスするとしたら、結婚生活において、相手への思いやりは、最も大事な気持ちの一つだと思います。これから始まる長い結婚生活のスタートで、相手に我慢からスタートさせるのはいかがなものでしょうか?
自分が相手の立場に立って考えると、友達である元カレ・元カノには、「やっぱり相手が良い気はしないだろうから呼ばない。」と、正直に話をすればいいと思います。それでも、あなたの結婚を元カレ・元カノが祝いたいというのなら、そのグループで、別の機会に飲み会でもセッティングすれば良いと思います。
やはり、一番大事にしなければいけないのは、結婚相手で、そして、相手を思いやる気持ちです。
正式には異性の友人を招待するのは良くない
結婚式も、様々な形があり、今や自由なスタイルで結婚式を行えますが、正式には、元カレ・元カノではないただの異性の友人でも、異性の友人を招待すること自体NGで、控えた方が良いのです。原則、親族以外で招待しても良い異性は、仕事でのつきあいの人とご近所さんだけなのです。常識で考えると納得できますよね。
二次会ならアリ?
結婚式の二次会であれば、正式な結婚式から外れますし、結婚相手の親や親戚も出席することは考えにくいので、良いかもしれません。
しかし、この場合でも、結婚相手のことを考えると、呼ばない方が無難ではないでしょうか?
自分がされてあまりいい気がしないことは、やはり控えた方が良い気がします。
もし、どうしても呼びたいのであれば、包み隠さず結婚相手に話をして、結婚相手が、快くOKしてくれたら良いと思いますが、少しでも考えるそぶりを見せれば、やめた方が良いでしょう。少しでも考えるそぶりを見せるということは、絶対にどこか引っかかる気持ちがあるということです。
万が一、結婚相手の了承が得られ、二次会に元カレ・元カノを呼んだとしても、あなたは、決して、結婚相手のそばから離れず、元カレ・元カノとは、当たり障りのないあいさつ程度の会話にとどめておいた方が良いでしょう。愛する結婚相手に、変な不安を抱かせない思いやりです。
ただ、そこまでして元カレ・元カノを呼ぶ必要があるのか?疑問です。
また、そんな二次会なら楽しくないですよね。
自分が元カレ・元カノの結婚式に呼ばれたらどうする?
逆に、自分が元カレ・元カノの結婚式に呼ばれたら、どうしたらいいのでしょうか?
これは、元カレ・元カノの結婚相手の立場に立って考えてみましょう。
もし、自分の結婚相手が元カレ・元カノを結婚式に呼ぶとなったら、イヤだと思います。自分がされてイヤなことは、やめた方がいいというのが、結論です。
これから始まる幸せな結婚生活のスタートの日に、あなたのせいで、元カレ・元カノの結婚相手の気持ちを曇らせてしまうなんて、良くないことだと思いませんか?
ここは「用事があるから、出られない。」と、きっぱり断った方が無難でしょう。
まとめ
結婚式は、これから始まる長い結婚生活のスタートの日です。
結婚生活において、最も大事な気持ちの一つに相手を思いやる気持ちがあります。自分の元カレ・元カノを結婚式に呼びたいという気持ちだけで、相手に不快な気持ちをさせたり、不安な気持ちを抱かせたりするのは、結婚相手に対する思いやりに欠ける態度だと思います。
あなたとこれから長い人生の道のりを一緒に歩いていくのは、目の前にいるあなたの結婚相手です。元カレ・元カノではないのです。あなたの結婚相手を第一に考え、思いやることが最重要事項でしょう。
相手の笑顔を絶やすことなく、2人で幸せな結婚生活を送っていってください。
末永くお幸せに!