親が持ち家だと「二世帯同居の計画」が持ち上がることはありませんか?いま住んでいる自宅を建替えて一緒に暮らせる家にしましょう!そんなケースです。
二世帯同居のメリットは、「みんなで賑やかに暮らせる」「住まいにかかるお金の負担を軽減できる」「子供が生まれたら面倒をみてもらえる」などが挙げられますが、もちろんいいことだけではありませんよね。
うまくいかないことも想定の範囲としておく
同居をスタートしてほんの数カ月でも「親世帯」と「子世帯」の関係がうまくいかなくなるケースは発生します。子供世帯が出て行ってしまい、大きな家に親世帯しか住んでいない…。そうなった場合には、子供たちが住んでいた部分を賃貸にしよう!と思っていませんか?ちょっと待ってください。玄関がひとつしかないなど「完全二世帯の間取り」ではなかったがために、賃貸にすることも困難になってしまっているケースがあります。もしものときのために、例えば玄関を2つ作るべきかもしれません。もっとひどいケースもあります。子世帯が離婚した場合です。子供達が組んだ住宅ローンを、仕方なく親が肩代わりして支払っているケースもあります。しかし、親たちがその支払いができない場合には自宅を売却せざるを得なくなります。長年住み慣れた場所を不本意にも処分しなければならないのは、親世帯にとってはとても気の毒なことです。
悲劇のシナリオをさけるためには
妻側の親との同居(いわゆるマスオさん)のケースでは、比較的うまくいくようですね。なぜなら、妻が家にいても独身時代と同じような状況のため、大きな違和感はないからのようです。それに対して、夫の親との同居では、妻は一度も一緒に暮らしたことがない人たちとの同居生活に疎外感や強い違和感を感じることが多いようです。二世帯同居を考えるときには、計画段階でお互いの認識を確認しあうようにしましょう。例えば夫の両親との場合はこんなことです。
親たちのこころ構え
・‘一緒に住んでもらっている’という感謝の気持ちを忘れない
・土地を提供してあげていると‘恩を着せしない’
・お嫁さんに‘イヤミっぽい事’は言わない
・家事用事を気軽に申し付けない、自分のやり方を押し付けない
・子育ては手伝っても‘口は出さない’
・自分の時と比べない(わたしのときはこうだったのよ・・・などと言わない)
・嫁として足りないと思うところを息子に言わない(もちろん本人にも言わない)
子供たちのこころ構え
・支援してもらっている感謝の気持ちを忘れない
・たまには親世帯を含めたイベントを楽しむ
・気軽にお金の普請をしない
・親たちは自分と仲良くしたいと思う
・夫には親の事を悪く言わない(言いたくなったら他の人に聞いてもらう)
それぞれの世帯でこのような「認識」や「お約束事」を共有し続けていければ、それぞれの世帯にドラマのような「かけがえのない二世帯同居生活」が現実となるでしょう。
最後に……ホントの意味で最悪のシナリオとは
親の資産を相続する権利がある兄弟がいる場合は要注意です。将来、親が亡くなった後には「住んでいるその土地は兄弟との共有」になります。兄弟にお金を支払えば一件落着しますが、支払うお金がないと住んでいる家を売却してお金にするしかありません。兄弟がいる場合には、将来のお金の亊‘相続’まで見据えてしっかりと話し合っておきましょう。
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