広がる猫との結婚

2017年2月22日、ニャンニャンニャンの猫の日、東京都が世界で初めて、猫と人間の婚姻届を受理したというニュースが話題になりました。今までも、猫二匹と結婚した女性や、猫と結婚式をあげた男性が話題になりましたが、行政が法的に猫との結婚を認めたのは東京都がはじめてです。

この話題は世界中にシェアされ、世界中の愛猫家から「これぞクールジャパン！」「私も日本に生まれたかった」「ついに猫の尻に敷かれる人間が誕生した」などの声が相継ぎました。

日本ペット結婚推進協会（*1）が、日本人の猫を飼っている男女3,000人に、「今飼っている猫と結婚したいと思うかどうか」のアンケート調査を行ったところ、「結婚したい」が87.3%、「結婚したくない」が9.6%、「わからない」が2.8%と圧倒的に猫と結婚したいと思っている人が多いという事実がわかりました。

猫と結婚したいと思う理由は様々で

• 自分が好きな時に素直に甘えられる
• 自分の時間は自分でコントロールしてくれる
• 気分が凹んだ時に寄り添ってくれそう
• ちょうど良い距離感を保ってくれる
• 一年中もふもふしていられる

などの意見が多く集まったようです。確かに、理想の恋人像に近いですよね。

実際に結婚された男性にインタビュー！

実際に猫との結婚に踏み切った佐藤和夫さん（仮）に今回お話を伺うことができました。

「彼女との出会いは友人の紹介でした」と出会いについて語り始める佐藤さん。

佐藤さん

一目惚れでしたね。出会った瞬間にこの子だと思いました。ただ最初は打ち解けるまでに時間がかかったんです。僕も元々コミュニケーションは得意ではなかったのですが、言葉ではないコミュニケーションを重ねることが必要でした。

対人関係で悩みを抱えていたという佐藤さん。人間の女性との付き合いがなかったわけでもありませんでしたが、衝突が絶えず些細なことですぐに別れてしまうことが多かったとか。ご両親に報告した時のことを伺うと、

佐藤さん

小さい頃から近所の猫と遊んでばっかりの子供でしたからね。家族の間でもその話はよく出ていましたし、最初そこ驚かれましたけど、まぁ和夫ならしょうがないか、という感じに徐々になっていきましたね

とのことでした。なんと、ご両親も納得させるほどの猫好きとのこと。

結婚相手のクリスちゃん。なかなかの美人です。

佐藤さん

確かに、周囲からの視線は冷ややかなものでした。ですが、僕は本当に彼女のことが好きだったので、周囲のネガティブな反応は気になりませんでした。友達に、人間を好きになる気持ちも猫を好きになる気持ちも根本的には変わらないと思う、と言われたのが結婚を決めたきっかけにもなりました。

同性間同士の結婚も世界的に認められてきている現代にあっては、人間と動物との結婚もアリといえばアリなのかもしれません。佐藤さんにアンケート結果を見せたところ、

佐藤さん

本当にこの通りだと思います。猫は理想の結婚相手の条件を満たしていると思います。やっぱり安心感が違いますね。

そんなことが本当になればいいのに

と、

いうわけで、、、

恋するすべての猫好きな皆さん、エイプリルフールいかがお過ごしでしょうか。本当に猫と結婚できるような時代になったらいいですよね。なお写真に写っているのは筆者であり、筆者の実家にいる猫（♂）です。

記載されている内容は、実際の筆者の思考を反映したものではありません。女性が好きです。悪しからず。

（*1）実際には存在しない団体です。