数年前から話題になっているフォトウェディングは、フォト婚とも呼ばれ、最近では新しい結婚のスタイルとしてメジャーになりつつあります。
ただ、このフォトウェディングを、前撮りや挙式・披露宴時の写真撮影であるウェディングフォトと勘違いしている人も少なくありません。
そこで今回は、フォトウェディングの特徴とそのメリットについてご紹介します。
フォトウェディングとは?
フォトウェディングとは挙式や披露宴を行わずに、衣装を着て記念撮影だけを行うスタイルの結婚式のことです。
参列者は呼ばずにカップルだけで行うことがほとんどで、従来の挙式や披露宴に見られるプログラムや演出もありません。
そのため、フォトウェディングは「写真だけの結婚式」と呼ばれることもあります。
フォトウェディングはどういう人に人気?
フォトウェディングは、二人の晴れの姿を残したいけれど挙式や披露宴にはこだわらないというカップルに人気です。
たとえば、結婚式の費用を抑えて新生活の費用へまわしたいという人や、再婚カップルなのでゲストを呼んでの結婚式は控えたいという人、新婦が妊娠中で体への負担を最小限にしたい人などを中心によく利用されている傾向があります。
また、事情があって結婚式を挙げられずに入籍だけをしたという夫婦が、「当時を振り返ってやはり記念を残しておきたい」と考え、生活が落ち着いてからフォトウェディングを行うケースもあります。
結婚してから時間が経過した後だと、ゲストを呼んでの盛大な結婚式はやりにくい部分もありますが、フォトウェディングであれば気軽に二人のタイミングで式を挙げることができるのが人気の理由の一つです。
フォトウェディングのメリットは?デメリットは?
フォトウェディングの最大のメリットは、タイミングを選ばないということです。
通常の結婚式を挙げるためには事前に数か月間の準備期間が必要になります。
しかし、フォトウェディングは衣装選びや簡単な打ち合わせ程度しか必要なく、思い立ったらすぐに挙げることが可能です。
そのため、時間がない忙しいカップルには特におすすめできる結婚式のスタイルです。
フォトウェディングのデメリットはほとんどありませんが、失敗談の中には写真写りに関しての不満がちらほら見られます。
ロケーションにこだわって海外やリゾート地で撮影した場合、当日の天候や現地スタッフとのコミュニケーション不足などを理由に、満足できる写真を撮ることができなかったというケースもありますから、その点は十分注意が必要です。