ドレスにする?和装にする?カラードレスは着る?など、「どんな衣装を何着着るか?」は、特に新婦様の関心の高いテーマの一つです。
衣装やお色直し回数を決める前に新婦様に知っておいてほしいことをまとめました。
衣装のことだけを考えて選ぶとたくさん予約してしまう
結婚式場が決まると、具体的な打ち合わせの前にまず、衣装店へ行き、衣装を決めてくるように言われることが多いです。衣装店へ行くと、可愛らしいものや大人っぽいもの、素敵な色やドレス、和装など、衣装だけでたくさんの選択肢があることに驚かれるはず。「衣装」のみにポイントが絞られるため、初めにたくさんの衣装を見て、陥りがちなのは“結婚式全体のことを忘れて何着も衣装を予約してしまうこと”です。
披露宴時間をどう過ごしたいか?を考えておこう
結婚式の衣装を考えるにあたって、当日の時間配分とお色直しの時間を知っておくことは、実はとても大切です。披露宴は、2時間半ですから、その中で上司からの祝辞をもらい、お色直しをし、ご友人に余興をお願いし、そして歓談時間をとって、ゲストと写真をとったりします。以下の当日の時間配分を参考に、披露宴の限られた時間の中で、その時間をどう過ごしたいか、を考えておくことも、実は衣装選びに欠かせない要素です。
式・披露宴の時間配分
一般に、”結婚式”は、いわゆる”式”と”披露宴”の二つから成り立っています。時間配分は、概ね以下の通りです。
挙式
挙式セレモニー・・・15~20分
フラワーシャワー・記念撮影・・・10~15分
移動・ヘアメイク直し・・・15~30分
披露宴
披露宴・・・2時間30分
着付け・ヘアメイクにかかる時間を知っておこう
「お色直し」と一言で言っても、「衣装」は和装・洋装、「ヘアメイク」はカツラ・日本髪・洋髪など、実は、幅広いパターンがあります。もちろんそれぞれ時間配分も変わります。以下に花嫁様の衣装・ヘアメイクに関する時間を示しました。
1回のお色直しの目安の時間
・洋装・洋髪 → 洋装・洋髪・・・20~30分
・和装・洋髪 → 洋装・洋髪・・・20~30分
・和装・カツラ → 洋装・洋髪・・・30分
・洋装・洋髪 → 和装・洋髪・・・30~40分
さらに、プロカメラマンをお願いしている場合は、上記お色直し時間の後に「写真撮影約7分前後」が追加されます。挙式衣装のままで、披露宴前半を過ごし、披露宴中にお色直しを1回する、というのが、最も多いパターンです。
披露宴中にお色直しを2回したい、という場合は、上記のお色直し目安時間を見ていただくとわかりやすいですが、2時間半の披露宴の中で、約1時間~1時間20分程度中座をして、不在となります。お色直しを2回した場合、衣装を着ている時間は、1着約20分程度なので、この場合は、テーブルラウンドイベントは、お勧めできません。
2回お色直しをしたい場合は、(和装へチェンジするのではない限り)挙式後、披露宴前、にお色直しをして、披露宴中に1回お色直しをするというパターンが個人的には、オススメです。(スタッフさんは、少し大変ですが。)「雰囲気を変化させたい」という理由だけであれば、衣装を変えなくても、ヘアメイクを変えたり、ブーケを変えるだけでも随分変わりますので、ぜひプランナーに相談してみてくださいね。
※結婚式といっても、式のみ、披露宴のみ、式は別日に、式は神社で同日に披露宴はレストランで、などいろいろパターンがあります。
今回は、式と披露宴を同日同場所で行うパターンで解説しています。会場やプロデュール会社によっては、必ず当てはまるとは限りませんので、ご自身のパターンは、必ず担当者さんへご確認くださいね。