結婚挨拶で相手の親から質問されそうなこと

結婚挨拶のときに初めて自分の子どもの結婚相手と顔を合わせた、というご両親も少なくありません。
本当に自分の子どもを預けて大丈夫なのか、二人でうまくやっていけるのか、やはり心配はつきまとうものです。
結婚挨拶の場では、ご両親からどんなことを聞かれるのでしょうか。

両親が知りたいことは決まっている

相手のご両親が知りたいことは決まっています。
一言で言うならば、「この先の人生を二人でやっていけるのか」です。

「二人でやっていけるのか」ということを基準に質問されることを考えてみると、収入面や生活の拠点といったことが中心になりそうですね。
まずは一般的な「知りたいこと」を押さえておいて、そのあとは相手に「どんなご両親で、どんなことを質問されそうか」などの傾向を確認しておきましょう。

相手の両親から質問されがちなこと

実際に結婚の挨拶に行ったカップルは、どんなことを聞かれているのでしょうか。

仕事について

この質問は、相手のご両親から必ずと言っていいほど出てくるかと思います。

親としては、大切に育ててきた子どもを預けるにあたって、どうしても相手の経済面が気になるものです。お金持ちであることまでは望まないにしても、この先の苦労が目に見えてしまうような結婚を簡単に認めるわけにもいかないですものね。

とは言え、さすがに「〇〇くんの収入はどのくらいあるの？」なんて直接的には聞きづらいはず…。

そこで、「どんな仕事に就いているの？」という質問になります。

職業を知ることで、「どの程度の収入があるのか」「この先長く安定して生活を支えられるのか」「どんな生活サイクルを送っているのか」ということはおおよそ見えてくるものです。

仕事の内容ややりがいを語ることで、頼りになる面や安定性も見せることができますので、自分の仕事に関しては堂々かつ謙虚な姿勢で話せるようにしておきましょう。また、仕事の説明をするときに、名刺などを持参するのもいいかと思います。

相手のご両親は、自分の子どもがこれから幸せに暮らせることを何よりも望んでいます。

事情があって現在安定した職業でない方は、今後の目標や計画などをしっかり具体的に話せるようにしておくと好印象ですよ。

二人が付き合った馴れ初め

もともと幼馴染だったり、学生時代の付き合いから結婚に発展したカップルさんでない限り、「どんなきっかけで出会って付き合い始めたのか」というのは、ご両親も知り得ない情報です。

出会いから交際に至るまでのすべてを事細やかに話す必要はありませんが、馴れ初めのエピソードを話しつつ「○○さんのこんなところが魅力的だと思いました」など、ちょっとのろけてみるのもいいかもしれません。

ご両親や本人を前にして褒めるのは少し照れてしまうかもしれませんが、子どもを褒められることはご両親にとっても嬉しいことのはず。頑張って伝えましょう。

今後どんな結婚生活を送る予定か

いつ入籍するのか、仕事を続けるのか家庭に入るのか、引っ越しをするタイミングや場所など、具体的にどんな生活を送るのかも親としては気になるはずです。

例えば、新郎の実家の家業を継ぐ予定がある、遠くへの転勤が決まっている・・・などの重要な事情があれば、忘れずに話すべきです。

大事なのは、「どんな環境になっても、娘さんを大切にします！」という新郎の決意です。誠心誠意伝わるよう話しましょう。

 

 

 

結婚式について

結婚式についても、おおよその日にち、規模や形式など決めてあることがあれば話しておきましょう。

基本的にはお互いのご両親には必ず出席してもらうものですから、予定を空けてもらわなくてはいけません。

ご両親の住まいと離れた場所で結婚式を挙げる場合や、海外挙式を考えているならそのことも相談しておくといいでしょう。

直接質問しなくても、人となりを判断している

色々質問されたと答える人がいる一方で、あまり質問はされなかったという人もいました。
確かに初対面の人に色々と質問するのは不躾ですし、言葉でならいくらでもいい繕えると考える人もいますので、その場ではこと細かに質問されないケースがあることもわかります。

しかしこの場合は、自分に直接質問しないで自分の子どもに結婚相手のことを色々と聞いているケースや、他愛もない話をする中で、その人の人となりや考え方を見極めようとしているケースが多いものです。
質問されないからと気を抜かずに、しっかり対応しましょう。

結婚の挨拶の際、相手のご両親が知りたいことは決まっています。
それが具体的に質問として出てくる場合もあれば、質問はされないが出方をうかがっているという場合もあります。
どんなときにも気を抜かないことが大切です。