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【結婚式実例】ゲームが趣味の新郎新婦が行った「ゲームウェディング」

投稿日:2017年8月2日 更新日:

こんな結婚式がしたい、とSNSやスクリーンショットの保存画面を見せてくださるお客様がいる一方で、自分らしい結婚式を模索されている方も少なくありません。今日は、新郎新婦様の趣味を披露宴に反映した、流行とは真逆の個性的なウェディング実例をご紹介します。

「おしゃれな結婚式は、私たちらしくない」

披露宴のご相談をしている際、新郎新婦様は揃って、なんの項目に対しても「普通のものでいいです」を繰り返されていました。不思議に思って、お好きな物やイメージがあれば、ぜひ聞かせてくださいね、とお伝えしたところ、思わぬ答えが返ってきたのです。

「雑誌やSNSで見るようなおしゃれな結婚式は、私たちらしくないから」と。

具体的にお伺いしていくと、海外の結婚式を切り取ったような素敵なウェディングに憧れはあるけれど、なんだか自分たちらしくなく、逆にとってつけたような感じがするから、無難なものでいい、とのことなのです。

共通の趣味はゲームだった

ちなみに、おふたりの共通の趣味は、ゲームとアニメ。特にゲーム歴とゲームへの愛情の注ぎ方は相当なもので、金曜日の夜は、週末どこへも出かけなくてもいいように入念に下準備をし、週末2日間はおふたりで終日ゲームに明け暮れるという徹底ぶり。

ゲームにハマるきっかけはなんだったのか、ゲームのどんな所が好きなのか、ゲーム上に登場するキャラクター設定の秀逸さ、など、話し出したら、先程の打ち合わせとは打って変わって、嬉々としてこちらが口を挟む間もなくお話しいただきました。

この日から、おふたりの披露宴は「ゲーム」を取り入れた内容に変更することになりました。

“ゲーム”を結婚式に取り入れる!?

ゲーム好きのお仲間にも、ゲームには疎いゲストの方にも楽しんでもらえるよう、分かりやすいものにする、それでいて、おふたりがゲームの中にいるようないつものふたりらしい笑って過ごせる楽しい日にしたいというのが、おふたりの結婚式に対して思っていた本音だったのです。

披露宴でおふたりが登場する際のオープニング映像で、「ゲーム“ウェディング”」は始まりました。一人の勇者(新郎様)と一人の姫(新婦様)が、出会った所からゲームがスタートします。

たくさんの仲間たち(ゲストの方々)の応援により、ゲームで定められたポイントを得ることができれば、ふたりは無事に結婚できるというわけです。

ふたりが無事に結婚できるかどうかは、披露宴に参加したゲスト一人一人にかかっています。

主賓の方の挨拶で◯ポイント、乾杯のご発声で◯ポイント、スピーチや乾杯挨拶が終わるたびに、♪ピロリーン(ゲーム音)と音がなって、ポイントが追加されていきます。

途中、新郎様のご友人が企画された余興では、目隠しをした新郎様が、たくさんの女性の手の中から無事に新婦様の手を当てられるか、というゲームが催され、新郎様が無事に成功して高得点をとる、などのお手柄をあげられた場面もありました。

“ふたりらしさ”にルールはない

披露宴全体が、全員で規定のポイントを目指す、という目標に向かって進みました。普段であれば、友人の余興中、同僚や親族の方々の中には遠巻きに見ている方が出てくるような場面でも、微塵もそんな雰囲気がなく、一体感すら感じられるようでした。普段、おふたりでゲームを楽しまれているときのその心持ちとこれはきっと同じなのだろうなと感じたことを覚えています。

最後の親御様のご挨拶と、新郎様の謝辞が高ポイントを叩き出し、途中のゲストの皆様の頑張りもあり、無事に披露宴の最後、ゲーム規定のポイントをクリアすることができました。

結婚式は、ゲストへのおもてなしのため、ゲストに楽しんでもらう場所、でももちろんありますが、そのゲストの方々は、新郎新婦のおふたりが、おふたりらしく思いっきり幸せそうである様子をご覧になりたいと思われているはずです。おしゃれじゃなくてもいい、カッコよくなくてもいい、結婚式に決まりやルールはありません。おふたりがイメージする、自分たちがしたい結婚式をぜひ実現させてくださいね。

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