一生懸命婚活しているのに、なぜか、うまくいかない。
そんな方に読んでいただきたい、新しい婚活準備のカタチ。
心理カウンセリングに来ていただいたお客さまの事例からご説明していきます。
<個人特定ができないよう一部設定を変更しています>
婚活がうまくいかない人の落とし穴。結婚したい!だけど、本当の気持ちは・・・
お客さまは、Kさん、37歳。
公務員として働いているキャリアウーマンの方でした。
婚活しているけれど、なぜか上手くいかないということで、カウンセリングにいらっしゃいました。そして、カウンセリングの結果、実は、Kさんは、結婚はしたいけれど、それとは矛盾した、男性は苦手・怖いという男性への恐怖心を抱えていることが分かりました。
この矛盾した気持ちがあると、残念ながら、いくら頑張っても婚活は上手くいきません。
何故うまくいかないか?
それには、顕在意識と潜在意識のお話をしなければなりません。
普段、私達が認知できる意識の部分は顕在意識と呼ばれ、脳のたった5%に過ぎないと言われています。Kさんの場合では、「結婚したい」というのが顕在意識です。
そして、逆に私達が普段、意識していない部分は潜在意識と呼ばれ、脳の95%を占有しています。Kさんの男性が苦手・怖いという恐怖心は、95%の潜在意識にあたり、彼女の現実は、潜在意識に引きずられていたのです。
この状態は、例えると、5:95の綱引きをしているようなもの。圧倒的に潜在意識に軍配が上がってしまいます。
思考は現実化すると言われますが、Kさんの場合の思考は、男性への恐怖心から「結婚したくない」が圧倒的であったために、婚活がうまくいかなかったのです。
カウンセリングで取り除く、婚活を邪魔する潜在意識
そこで、Kさんのような方は、カウンセリングで、男性は怖いもの、苦手なものという思い込みを取り除いていく必要があります。
Kさんの場合、子供の頃、お父様が厳しい方で、毎日のようにお説教をされていて、いつもお父様への恐怖心を抱えていたことから、男の人が苦手になってしまいました。
それに加えて、高校生の時に、男子生徒からいじめにもあっていたことが、さらに、ダメ押しとなっていました。
過去にさかのぼっていきながら、彼女と一緒に、お父様はなぜ、大事な愛娘である彼女に対して、連日のようにお説教していたのか?を紐解いていくと、「自分のような大人になって欲しくない。」「こうやって、厳しく伝えることが愛娘Kさんのためだ。」というお父様からの愛が見えてきました。
当然、私自身は、お父様とはお会いしたことはありません。
なので、この結論はセッションを進めていく中で、彼女が自ら導き出したものです。
愛を受け取れるようになると、現実が動く
幼い彼女は、お父様の愛に対して「怖い・イヤだ」と、心を閉ざしていましたが、大人の彼女がお父様の目線で物事を見ていくと、初めて見えてくる世界があるのです。
Kさんが望んでいる愛の「カタチ」ではなかったけれど、「恐怖」の思い出が、実は、愛の記憶だったと、遅ればせながら受け止められるようになると、彼女が認識していた「男性=怖い・苦手」という思考が変化してきました。
そして、男性嫌いのダメ押しとなった高校時代を、改めて振り返ってみると、別の現実が見えてきました。彼女は、男性が苦手だったために、話しかけてくれた男子生徒を先に無視。つまり、その男子生徒がKさんをいじめていたのは、拒否された寂しさからだったのです。
Kさんは、カウンセリングにより、これまで自分が欲しい愛しか受け取っていなかったこと、思い込みの世界に生きていたこと、そして、なぜ、これまで婚活がうまくいかなかったかについて、ようやく納得することができたのです。
現在、Kさんは、お見合いで知り合った彼と順調に交際をしています。きっと、幸せなご報告が聞けるのももうすぐでしょう。