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基本マナーにアイデアをプラスがおススメです
結婚式の招待状は、挙式日やプロローグを伝える大切なもの。基本的には「失礼のないように」することが大前提です。しかし、テンプレート通りの招待状では、満足できないという方もいるかもしれません。
そこで、基本的なマナーは押さえつつ、印象に残ったり、好感を持たれたりする招待状のポイントをご紹介します。ふたりの個性やアイデアをプラスした、素敵な招待状の参考にしてみてくださいね。
招待状の作成スケジュールと正しい送る時期
招待状作成スケジュール例
①挙式3~4か月前
・ゲストを決め、メッセージカードや招待状の文面を決める
・業者に依頼する場合はこの時期に発注を
②挙式2~3ケ月前
・校正&印刷後の完成した招待状を受け取る
・宛名書き、切手を購入
・発送完了
③挙式1~2ケ月前
・返信はがきの締め切り
・返信はがきを元に席次を決定
基本的に国内で挙式をする場合、招待状は挙式4ケ月前から準備を始めます。挙式2~3ケ月前には招待状を発送します。
もし海外で挙式するのであれば、ゲストのスケジュール調整も考えて、3ケ月前までには招待状を発送しておきたいところ。余裕をもって準備したいのであれば、1ケ月早い4ケ月前から準備を始めましょう。
招待状の基本①招待状の作り方は3パターン
招待状の作り方は、大きく分けて3つの方法があります。
会場が提携している招待状業者に依頼する
ウェディング業者に挙式を依頼している場合、提携業者を紹介されることがあります。提携業者に依頼する場合は、デザイン業者を探す手間が省けることや、業者によっては紹介特典などが利用できるので、比較的簡単、お得に招待状を作ることができます。
自分で業者を探して依頼する
提携業者ではなく、外部の業者を自分で探して依頼するという方法です。
外部の業者に依頼するメリットは、業者を比較検討できます。一方で、探す手間がかかってしまうというデメリットも。
もしこだわりを持っていたり、信頼している業者があったりするのであれば、外部の業者に依頼するのも良いでしょう。
すべて手作りする
招待状作成は基本的にプロに任せると安心ですが、手作りにするカップルも多いです。手作りは手間と時間がかかってしまいますが、思い出やふたりで一緒に作った満足感が得られます。また、オリジナル性があるというのもポイント。手作りの場合は、マナーやルールを確認した上で作成しましょう。
招待状の基本②招待状に同封するもの
必ず同封するもの
・招待状
結婚式の報告と共に、挙式参列のお願いや挙式時間・場所のご案内などを書きます。
・メッセージカード(付箋)
祝辞スピーチや余興の依頼状(付箋と呼ばれる小さなカード)などを入れます。スピーチや余興などは事前に口頭で依頼をし、その上で依頼状(付箋)を渡す、もしくは出すのがマナーです。
・返信用はがき
ゲストの出欠を確認するのに必須です。必ず同梱しましょう。
・会場案内地図
会場までの地図や、駐車場の案内、交通案内などを書き記しておきます。
必要に応じて同封するもの
・宿泊先を用意している場合は、宿泊の案内
・遠方ゲストに用意した交通チケット
・遠方ゲストのための交通案内や観光マップ
・二次会のご案内 など
招待状の基本③メッセージカードの書き方と文例
メッセージカード(付箋)には、スピーチや余興の依頼について書きます。事前に、口頭で承諾を得てから同封しましょう。
ここではメッセージカードの内容例をご紹介します。メッセージカードの内容は、送る相手によって文面を柔らかく変えても良いです。
主賓挨拶の依頼メッセージ例
この度は私たちの結婚式におきまして 主賓のあいさつをお引き受けいただき 誠にありがとうございます 何卒よろしくお願い致します
乾杯の依頼メッセージ例
この度はご多用中にも関わらず 乾杯のご挨拶のお引き受け頂き 誠にありがとうございます 当日はどうぞよろしくお願い致します
余興の依頼メッセージ例
この度は私たちのために 余興の依頼をお引き受け頂き 誠にありがとうございます 当日は何卒よろしくお願い致します
招待状の基本④宛名の書き方
宛名の書き方基本ルール
・毛筆や筆ペンの楷書で手書きが基本
・パソコンでの宛名書きは極力避ける
・宛名は基本縦書き(近年では横書きも可)
・切手は慶事用切手を使う
基本的に宛名は縦書きの方が丁寧とみなされるため、招待状は縦書きとされてきました。しかし近年では、横書きも一般化され招待状でも使用されるようになってきています。
宛名を書く際は、毛筆(筆ペン)で手書きが基本です。基本的にボールペンや油性マーカーはNGなので注意しましょう。
人数が多い場合、どうしても自筆に自信がない場合は、費用が掛かりますが、筆耕業者の利用や、PCの宛名シールを使うという方法もあります。PC作成の場合は宛名用のソフトや、家庭用プリンターのインクジェット用紙を用意しましょう。
招待状を手作りにしたい場合はどうすればいいの?
手作りをする場合は大きく2つのパターンに分かれます
デザインソフトやワープロなどを使い自分でデザインをする
デザインやPCのスキルがある場合は自分でデザインをして、家庭用インクジェットプリンターでプリントをします。印刷用の招待状、カードを購入しておけばプリントするだけで仕上がります。
手作りキットを使用する
手作りキット(テンプレートをダウンロードする)を利用して自分で入力し、プリントをします。余白を付けて、手書きメッセージの部分を加える、イラストやシールなど添えることでオリジナリティが出せます。
自宅でプリントするのに自信がない時は…
印刷を代行してくれる業者があります。手作りキットを販売している業者では、印刷代行サービスをしているので、スムーズに印刷依頼を出すことができます。
手作りで注意したいこと…
手作りで紙や印刷にこだわっているうちに、業者に依頼するよりも予算がオーバーしてしまうこともあります。思い出はお金に代えられませんが、予算の考慮は必須です。
こんな招待状が印象に残る!アイデア例
ゲストの返信はがきにメッセージスペースを
出欠確認用の返信はがきは、自由にメッセージや質問を記入してもらえるように、スペースを多めに作っておきましょう。お祝いの言葉や、メッセージが書かれた返信はがきは、結婚式の大切な思い出の品になること間違いなしです。
嬉しかった返信メッセージの紹介も、挙式中の人気演出の一つとしてあります。
ドレスコードを伝える
特に海外の挙式に多いのが、参列した時のゲストの服装に関する質問。招待状でドレスコードを「当日はピンクのものを身に着けてお越しください」などの文面で、事前に伝えることで、ゲストは服装で悩まずに済みますし、統一感が出て、より印象
的な結婚式になります。
ふたりの写真やロゴマークを
ふたりの写真を使ったオリジナルカードや、ふたりだけのロゴマークを作ってカードに使うことで、他にはない招待状になります。
招待状を手渡しする場合、切手欄のところに、切手風にデザインした二人の写真を貼るカップルもいます。
ミニカードを添えてメッセージを
招待状ではマナーや形式を守り、仲の良い友人や親族には、手書きのミニカードを添えるという方法です。
普段のお礼や、気遣いの言葉などのメッセージを記入しましょう。
結婚式の招待状作成のまとめ
大規模な結婚式の場合、目上の方や会社の上司に、失礼のないように招待状を作成しなければなりません。
しかし近年では、家族での結婚式や、親しい間柄の人たちだけの小規模婚、カジュアルなパーティー形式の結婚式を望むカップルもいます。そういった場合は、招待状のデザインで個性を出しても良いでしょう。
お互いのゲストとの付き合い方を考慮した上で、ぜひ納得のいく招待状を作成してくださいね。